―――――アルヴィスさん、診察室へどうぞ
僕がオートマトンの女の子ハルルと出会ってから1か月と少し経った。定期的に早漏治療の経過観察を行うことが本治療における決まり事なので、僕は以前受診した早漏治療の病院・・・エミリア男性機能クリニックへと訪れているわけだ。
「ふむふむ・・・初日から今日まできちんと毎日2、3回は早漏治療を行っているようですね、とても関心です。継続的に治療を行うことが重要なので今後も継続して治療を行ってゆきましょうね」
「エミリア先生、アルヴィスは積極的かつ協力的に治療へ励んでいるであります、おかげで初日は1分12秒での射精だったタイムも平均として1分41秒まで改善の傾向がみられるであります」
「一度あたりの射精量の平均も4.98ml・・・大変素晴らしい・・・治療は相当気持ちが良いようですから今後も楽しく継続してゆけそうですね」
「当然であります!アルヴィスのおちんちんは逞しく立派ですが少々敏感すぎる気質がありますゆえ、先生の進める通り甘々早漏治療モードが最適でありました。そのおかげでアルヴィスのおちんちんは私のおまんこ無しでは生きては行けない程にメロメロにしてあげたであります!!」
「嬉しそうで何よりですわハルル、私もこの治療法を進めた甲斐があったというものです」
サキュバスの女医であるエミリア先生とハルルの会話に言葉による羞恥責めを食らい続けながらもどうにか話の間に割り込んで聞きたかったことを尋ねる
「先生、ちょっと聞きたいことがあるのですが」
「ああ、すいませんね二人で盛り上がってしまって・・・どうぞ?」
「この治療って・・・早漏が完治したと認められたら終了してしまうのですか?」
現状自分が最も恐れている事・・・それはハルルと引き離されてしまう事だ。早漏の治療のために治療機器を貸与されている形はずだから早漏が完治してしまえばどうなるか・・・
「あぁ・・・私としたことが・・・不安にさせてしまい申し訳ありません、まずはきっぱりと申し上げますがハルルはもう貴方が正式なマスターに設定されていますから、早漏が完治しようとも関係なくずっと一緒にいられますよ」
「何という事でしょう・・・アルヴィスの不安に自分は気が付くことができなかったなんて・・・!!!」
「だ、大丈夫だよハルル!そんな深く気にしてなかったというか・・・ついさっき思い付いたくらいなんだからさ」
落ち込むハルルを励ましていると今度は先生が申し訳なさそうに質問を返してきた。
「アルヴィスさん、実は折り入って協力してほしいことがあるのですが・・・もう少しお時間はよろしいですか?」
「ええ、大丈夫ですけれど・・・なんでしょう?」
「実はこの早漏治療法を行う患者さんが貴方が世界で初めてなんです、なので・・・学会に発表する資料が欲しくて・・・その・・・アルヴィスさんさえよろしければ・・・」
―――――早漏治療を行っている様子をモニタリングさせてほしいのです
「協力してくださるのならば今後の治療費は無料で構いませんし、もちろん無理強いするつもりもありませんので・・・如何でしょうか?」
「なるほど・・・」
「5分ほど席を外しますから、二人で話し合ってください・・・それではまた後程」
そう言ってエミリア先生は診察室を出て行った。改めて一度ハルルと向かい合いなおす。ハルルはこの件をどう思っているのだろうか・・・
「私はアルヴィスの決定に従うであります・・・本音を言えばアルヴィスとめぐり合わせてもらったエミリア先生に協力してあげて欲しいでありますが・・・」
「ふふふ、だよねハルル・・・僕も同じ気持ち・・・ちょっと、いやかなり恥ずかしいけれど・・・協力してあげようか!」
程なくして先生が部屋へと戻ってきた。協力させてほしい旨を伝えるとぱぁっと明るい表情に変わる・・・少々お待ちくださいね、すぐに準備しますから!そういってバタバタと部屋の外へ駆け抜けて行き受付の人に今日はもうこれで閉めていいよだとかあれこれ機材の準備をよろしくだとかが聞こえてきた。
そして診察室にいくつかの大きなケースを抱えて先生やナースさんが入ってきてモニタリングの準備を始めるのだった・・・が、これはどう見ても動画撮影にしか見えないカメラやら照明やら・・・今更嫌だともいう気はないが少し気おされてしまう。最後にアルヴィスへ頭や手にひんやりとした謎の装置を取り付けられて準備はすべて完了したようだ。
「今取り付けた器具はアルヴィスさんの脳波を計測するための装置です、きつかったり痛みはありませんか?」
「大丈夫です」
「では、モニタリングの大まかな流れを説明しますね。最初に精力剤を服用していただき、その後薬効が現れるまでにいくつか質問をさせていただきます、薬効が現れておちんちん
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