愛する2人の共同作業、それは極上のホワイトチョコレート作り

――2月14日。

世の中の男性が少しだけソワソワし、コンビニやデパートがピンク色に染まる日。そんな休日の朝、遅めの朝食を終えてリビングでコーヒーを飲んでいると、向かいに座るキャンドルガイストの恋人たるコーデリアが唐突に切り出した。

「私の伴侶様、今日はバレンタインデーですね」

「うん、そうだね」

彼女の頭上の炎が、チロチロと期待の色で揺らめいている。普段はクールな彼女だが、こういうイベント事は大切にするタイプだ。僕はコーヒーカップを置き、居住まいを正して彼女を見つめた。

「正直に言うとね・・・コーデリアから貰えるチョコレートに、もの凄く期待してるんだ」

隠しても仕方ない。料理上手で、僕の好みを完璧に把握しているコーデリアが作るチョコだ。美味しいに決まっているし、何よりコーデリアからの貰えるのだ・・・嬉しいに決まっているのだ。

そんな僕の直球な言葉に、コーデリアは嬉しそうに目を細め、ふふっと笑った。

「ご安心くださいませ。今年は気合を入れて『ザッハトルテ』を焼き上げました。今、冷蔵庫でしっとりと冷やして熟成させているところです」

「ザッハトルテ!うわぁ、最高だ・・・!あのチョコが濃厚なやつだよね?楽しみすぎるよ」

想像しただけで口の中に甘い記憶が蘇る。午後のティータイムが待ち遠しい。にやける顔を抑えきれずにいると、コーデリアが少しだけ身を乗り出して言った。

「・・・それはそうと、私の伴侶様?私『も』、チョコレートが欲しいのです」

「えっ?あ、そっか!逆チョコってやつだね」

僕は慌てて立ち上がろうとした。しまった、貰うことばかり考えていて、彼女への用意を失念していたのだ。

「ごめん、気が利かなくて!じゃあ今から買いに行こうか?駅前のデパートなら、まだいいのが売ってるはず・・・」

「いいえ、ご心配には及びませんよ」

コーデリアが静かに首を横に振る。そして、立ち上がろうとした僕の肩をトン、と押し、ソファへと押し戻した。

「買いに行く必要などございません。・・・私が欲しいのは、市販のチョコなどではないのですから」

彼女はゆっくりと、僕の股間へと視線を落とした。その瞳が、熱っぽく、そしてねっとりと潤む。

「私が欲しいのは・・・私の伴侶様が作り出す・・・温かくて、甘くて、とろとろの『ホワイトチョコレート』なのです
#9829;」

――ドキン。

心臓が早鐘を打つ。

なんてベタな、しかし男なら誰もが一度は夢見る殺し文句だろうか。コーデリアの言う「ホワイトチョコレート」の意味を理解できないほど、僕は子供じゃない。ましてや、インキュバス化して精力が有り余っている今の僕にとっては、それは挑発以外の何物でもなかった。

「コ、コーデリア・・・それって・・・」

「ええ。ですが・・・ただ出すだけではいけませんよ?」

コーデリアは僕の手を取り、強引に立たせた。そして、誘うように寝室の方へと視線を向ける。頭の炎の熱気が僕を包み込む。

「ザッハトルテに負けないくらいの・・・濃厚で、ドロドロの『特濃ホワイトチョコレート』にしていただかないと
#9829;」

「特濃・・・・・・っっ」

「そのためには・・・そうですね。激しくピストンするのではなく、ゆっくりと、じっくりと煮詰める必要があります」

コーデリアに手を引かれ、僕は寝室のベッドサイドへと連れて行かれた。ここまであからさまに挑発されたのだ、指一本たりとも触れられずとも、ズボンの上からでも分かるほど、僕のモノは既に期待でカチカチに反り返っていた。

「今日は・・・私のこのおっぱいで、ゆったりと、ねちっこく・・・気持ちよくなっていただきますね?」

トンッ。

僕は抗うこともできず、そのままふかふかのベッドに押し倒されてしまう。一気に上着を脱ぎ棄てるコーデリア・・・頭の炎と同じオレンジ色のブラジャーが僕の心を、欲望を狂おしく掻き立てる。

「ふふふっ・・・
#10084;なんて熱く・・・イヤらしい目つき・・・
#10084;」

不躾な視線もなんのその、目の前でブラジャーを外し取り、脇に置いたコーデリア。視界いっぱいに広がるのは、コーデリアの慈愛に満ちた笑顔と、キメ細やかで、艶やかな肌ツヤさえ放って見せる、豊満な爆乳。

「さあ・・・調理の開始です。最高のチョコを・・・一緒に作ってまいりましょうね
#9829;」

器用な指先がズボンの金具を外し、下着ごと一気に引き下ろす。あっという間に僕の下半身は丸裸にされ、冷たい空気に触れた・・・はずなのに、熱い視線と期待感で燃え上がるように熱い。

「ふふっ、まぁ・・・
#9829;今か今かと待ちわびて・・・可愛らしく武者震いをしておりますね」

コーデリアの言葉通り、解放された僕の肉棒は、ビクッ、ビクンッと期待に打ち震え
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