そのなな

人生でここに座る機会なんてないと思っていたのだが……
どうしてこうなった。

俺は教国の支配者だけが腰を置くことを許されていた場所に
そわそわしながら座っていた。あそこを駄々漏れにして、なめくじの魔物みたいに
汁を滴らせながら歩くマリナ達の後について、俺は数ヶ月前のように
あの玉座の間へと足を運んだのだった。
その入口で一歩踏み出しては二歩下がるを数回繰り返してたら
痺れを切らしたデルエラにケツを蹴りとばされ「こないだのおかえしよ」と
冷たく微笑まれたのには自業自得とはいえむかついたが今はそれどころじゃねえ。
「にゅふふ〜〜〜」
デルエラとさほど大差ないボンデージ姿のマリナが
変な笑い方しながらしなだれかかってきた。
「やっとエッチできるね。ねえ、もう離さないからね。
いっぱい気持ちよくなって、いっぱい快楽に溺れるんだから…」

困った。
といっても、ヤリたくないわけではない。
実は、インキュバス化するとき衝動を全力で押さえ込んだせいなのか
俺は性欲を抑えることに異常に長けるようになった。
ジパングへの逃亡のさなかに山奥で出会ったある老人いわく、
『今のお主は神仙に近い魔物じゃよ』とのことらしい。
魔物にとって最も強く激しい欲望である、肉への欲望。
それに完全に手綱をつけてるのがその証拠だとか。すげえ俺。
けど俺は魔物じゃねえんだよジジイ!!
…それはともかくとして、俺はあくまで『抑えて』いるだけであって
性欲ないわけでも、マリナ達に劣情していないわけでもない。
けど手綱取ったら俺ってガラっと豹変しそうでなあ。
つーかこれまで抑えてた反動で間違いなく豹変するのが自分でわかる。
『神仙だってたまにはハメを外すんじゃぞ。
むしろ魔物であるお主は外したり抑えたりしたほうがかえってよいかもな』
とか勘違いジジイは言ってたがどうしたものか。

『外してもいいのですよ』
どこからか声が聞こえた。
「え、いいんですか?」『問題ありません。彼女達もそれを望んでいますから』
突然独り言をつぶやき始めたようにしか見えない俺の耳に
「おにいちゃんがこわれた!?」「わ、わおぉん!?」とか失礼な声が聞こえたが
困ったときのサーシャ姉が状況説明してくれるようなので、俺はそのまま
声だけの相手との対話をつづけることにした。
「俺のキャラが崩壊しない?」『いいえ、あなたの別の一面、あるいは
真実が表に現れるだけですよ。怖がってはいけません』「一理ある」
『でしょう?』「………………………よし!
外すことに決めた!!助言ありがとうございます!」
俺は決心した。さすが主神は頼りになる。奇跡ケチりとか思ってすいませんでした。
『いえ、私は主神ではなく、堕ら…』「んじゃ」
俺は対話を打ち切った。
「なにしてるんですかあなたはあああああああ!?」
生まれて初めて聞くサーシャ姉の怒声が玉座の間に響いた。

「ということで諸君、天の声を参考にした結果、外すことにした」
敬虔な信徒であるサーシャ姉でも、流石に他人がしてた神との対話内容までは
わからなかったようなので、俺が直々に説明することにした。
「外す外さないって…そんな程度の悩みで神って助言してくるんだ…
………で、何を外すことにしたの?」
「手綱」
さらにわけがわからないという顔をしたマリナの口から俺は貪ることにした。
「んっ!?ん、んふっ、んちゅうううぅ〜〜〜っ。……んぐ!?
んぐっ、んんんぅ!?んっんっんきゅううううううーーーーーーーーー!!」
股間から潮を吹き、マリナが大きく震えた。キスでうっとりしてるところを
俺のいきり立ったペニスで突き刺されたのだ。
「い、いきな、りっ、するの反則ぅうう…
んううう………け、けど強引なのも、す、好き、好きいいっ…」
「反則もなにも、セックスにルールはないだろ。
にしても、ああっ、これが女の中なんだなぁ……くうう、たまらんっ…!」
やっぱり処女だったらしく、破瓜の血がまじる愛液を、
俺はマリナを突き上げながら指ですくって舐めた。とろける甘さだった。
「そ、そんなの舐めたら、駄目っ。バカっ、ああんっ!」
濡れて絡みつく膣を突き進み、俺は以前とは大違いの巨根と化したそれで
奥にある子宮の入口をノックする。
こつんこつんとつつく様に、あるいはぐりぐりとこする様に。
「ああ、ど、どうだ、いいか?
こうされるのがいいかっ?ううっ、そ、それともこれのほうかっ?」
「あああああっ!いいっ、どっちもすごいっ!
私っ、たえられないっ、こんなのもう耐えられないいいい!!」
また絶頂へと登りつめるのか、絞るようにペニスを締め付けてくる。
「んひぇ!?」
しかし俺はマリナの絶頂を許さず、名残惜しいが、尻を掴んで抱き上げ
淫蜜にまみれた肉棒を一気に引き抜くと、今度は周りに見せ付けるために
子供に小便を
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