壺「今年こそ旦那さまに鼻血を吹かせて見せます!」
夫「一昨年のラッピングリボンでマミーみたいになってるのは別の意味で吹き出したな」
壺「それは忘れて下さい」
夫「去年はウイスキーボンボンで酔っぱらって『鼻血出せー!』って殴りかかってきたっけ」
壺「それは本当にゴメンナサイ」
夫「それで今年は?」
壺「じゃーん!これです!」
夫「...どれ?」
壺「なに言ってるんですか、これですよ!」
夫「いや、いつも通りの格好にしか見えないんだけど」
壺「もう、よく見て下さい!この壺、チョコレートで出来てるんです」
夫「え?...うわ本当だ!すごいなこれ!いつもの壺と同じサイズじゃん!」
壺「えへへ、作るの大変だったんですよー」
夫「だろうな。いやホントすごいよ。うん」
壺「うふふ、ありがとうございます。じゃあ、どうぞ♪」
夫「え、どうぞって、もしかして...」
壺「はい。食べてください♪」
夫「マジで?」
壺「マジです」
夫「いつも腰に付けてるやつと同じくらいの大きさなんだけど」
壺「いつもの壺で型とりましたから」
夫「...俺ひとりで食べるの?」
壺「体勢的に腰に付けてる物を自分では食べれませんし」
夫「いや少しずつ割って食べるとか」
壺「それに私30%以上のチョコは食べれないんです」
夫「これカカオいくつ?」
壺「50%です」
夫「地味にキツい」
壺「チョコはビターが好みだって言ってたじゃないですか」
夫「量を考えて?」
〜〜〜〜〜
モッシャモッシャ
夫「お、意外と旨い。もっと大味かと思ったけど」
壺「配合も色々考えましたから」
モッシャモッシャ
夫「...ねえ、ちょっとこれ絵面ヤバくない?」
壺「そうですね。大の男が女の子の腹部にかぶりついてるわけですから」
モッシャモッシャ
夫「鏡にうつる姿が物凄い猟奇的なんだけど」
壺「せっかくなので写真撮っときましょう♪」カシャ
夫「え、ちょっとやめて」
壺「あとでミミックちゃんに送ろっと♪」
夫「ホントやめて!?」
〜30分後〜
モッシャモッシャ
夫(いくら食っても減らん...)
壺(ああ、旦那さまが私の下腹部に顔をよせて、鼻息荒く一心不乱にむしゃぶりついてる...♪)
モッシャモッシャ
夫(あかん、充満したカカオの香りと蒸れた彼女の匂いでマジで鼻血噴きそう...あ、まずい意識が...)
壺(旦那さまの鼻息がおへそに当たってくすぐったいです♪ あれ、旦那さまのようすが...?)
その後、前側3分の1ほどを食べたあたりで露になったつぼまじんの局部を前に夫が興奮を抑えられなくなり、チョコレートもそこそこに妻をむさぼるのに夢中になってしまったそうな。
〜次の日〜
夫「途中から意識が朦朧としてたんだけど、チョコに何か入れた?」
壺「...チョコレートって元々媚薬として扱われてたらしいですよ」
夫(入れたな...)
壺「あ、ミミックちゃんからも写真来ました。向こうも仲良さそうですね♪」
夫「旦那さん、チョコの箱に喰われてるじゃん...」
※余ったチョコレートはひととおり観賞したあと砕いてタッパーに詰め、夫のツマミや料理の隠し味として1ヶ月かけて美味しくいただきました。ご安心下さい。
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