今回紹介するSS
・『挫折の証 フォーエヴァー』「(33)つぼまじん」
(十二屋月蝕さん)
・『物乃怪複鳥草紙 ―蛸娘、壷娘乃巻―』
(朱色の羽さん)
・『Semi Auto of Gag』「壷にあるは妖精か、それとも・・・」
(沈黙の天使さん)
※なお紹介するにあたって作家さん達の許可はとっていません。
また各作品の内容について触れるので、未読の方はご注意ください。
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(あらすじの続き)
王「と、いうのはもちろん冗談だ。同じつぼまじん好きを夫とした身、普通にしてもらって構わない」
つ「わかりました」
つ「オッケー、ファラちん」
王「ファラちん・・・」
つ「自己紹介も終わったところで、さっそく始めましょうか」
つ「だね」
王「待て待てお前たち、さっきから気になっていたが、お前たち二人ともつぼまじんだから、文章にすると略称が一緒で見分けがつかんぞ」
つ「そうですか?」
つ「口調でわかると思うけど」
王「そうかもしれんが、それにも限界というものがだな・・・」
つ「だからこんな」
つ「風にしゃべっ」
つ「てもほら」
つ「大丈」
つ「ぶ」
つ「秘技!」
つ「ロー」
つ「テー」
つ「ション」
つ「トー」
つ「ク!」
つ「ね?」
王「こら待て、ぐるぐる回りながら話すな!妾にももうどっちがどっちやらわからんではないか・・・。
ともかく、つぼまじん好きを夫にしたつぼまじんは“つ”、夫をつぼまじん好きにしたつぼまじんは“ボ”、よいな!?」
つ「私はかまいませんが・・・」
ボ「ボクも構わないよ。それでファラちんが納得するなら」
王「うむ、よし」
つ「それでは改めまして始めさせていただきます。最初は私からでいいですか?」
王「構わんぞ」
ボ「うん、いいよ〜」
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・『挫折の証 フォーエヴァー』「(33)つぼまじん」(十二屋月蝕)
つ「私が紹介するのは、十二屋月蝕さんの連載SS『挫折の証 フォーエヴァー』の中のひとつ「(33)つぼまじん」です」
王「ふうむ、これは連載の中の一短編という事か?」
つ「そうです。オムニバス形式の連載SSだとタグを“魔物娘いろいろ”にすることが多いので、種族タグで探しても見つからないんですよ」
ボ「だね。ボクの紹介するSSもそのタイプだよ」
王「なるほどな。ところでこのタイトルはどういう意味だ? 33歳のつぼまじんがメインキャラなのか?」
ボ「それは別のSSのネタだろ」
つ「この“挫折の証”は魔物娘の種族ごとに一本のSSを作るというシリーズになってまして、一作目『挫折の証』では(1)アルラウネから始まり(20)ワーウルフまで、二作目の『挫折の証リターンズ』では(21)ワーバットから(30)マーメイド。そして今回紹介する『挫折の証 フォーエヴァー』では(31)カラステングから(40)ケンタウロスを収録してます」
王「なるほど。このサイトで公開された順というわけだな」
つ「はい。ちなみにファラオ様は『Zasetsu-Land 2』に「(121)ファラオ」として収録されてますね」
ボ「ファラオひゃくにじゅういっさい・・・プププ」
王「別ネタだと言ったのはお前ではないか! だいたい妾は・・・」
つ「あのー、話進めてもいいですか? まだタイトルしか紹介してないんですけど・・・」
王「ああ、すまん妾としたことが失礼した」
ボ「ボクも失敬したよ。うぷぷ」
王「おい!」
つ「もう・・・」
つ「それで内容はですね、夫からプレゼントされた手焼きの壺に、つい頭を入れてしまい抜けなくなったつぼまじんが、旦那さんとほのぼのエッチするストーリーです。タグをつけるとするなら“エロあり”“ほのぼの”“ギャグ”“現代”というところでしょうか」
ボ「つまり、目隠しされた状態で旦那さんにあんなことやこんなことをされちゃうんだね?(フンハッ)」
王「ほのぼのだと言っとるだろうが。・・・だいたいなんでそんな、壺に頭を突っ込むなどという、わけのわからん行為をするのだ?」
つ「まあ他人から見ればそうかもしれませんけど・・・旦那さんからのプレゼントで、しかもそれが手作りともなれば、そうしたくなる気持ちもわかる気がしませんか」
王「うーむ夫からのプレゼントか・・・。あやつからもらった物といえば・・・」
ボ「キリンが逆立ちしたピアスとか?」
王「そんな物はもらってない。そもそも我が家では外出する機会がほとんどない上に財布はアヌビスが握っておるゆえ、夫から何かをプレゼントされるということがほぼ無いのだが・・・以前一度だけ『つぼまじん変身セット』というのをもらったことがあるな」
つ「ああ、あの人ならそういうのやりそうですね・・・」
ボ
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