〜〜注意〜〜
このSSには(この作者の)魔物娘、教団などに対する固定観念と偏見が多く見られます。
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○ 共食い 消毒マンドリルver
鰻女郎が鰻を食べようとしている。
「共食いはやめろ!」と夫に尻尾を叩かれた。
ハイオークがトンカツを食べようとしている。
「共食いはやめろ!」と夫に尻を叩かれたので、仕方なくぼたん鍋(イノシシ肉)を食べる事にした。
風邪を引いたマンドラゴラが漢方薬を飲もうとしている。
この時ばかりは流石に夫も「共食いはやめろ!」とは言えなかった。
キマイラがラムチョップを食べようとしている。
「共食いはやめろ!」と真面目なドラゴンの人格が突っ込むが、ヤギの人格は遠慮せずに食べていた。
コボルドが美味しそうにホットドッグにかぶりついている。
「共食いはやめろ!」と夫は手を叩いて大笑いしていた。
ミノタウロスがステーキを食べようとしている。
夫は気にせず横でローストビーフを食べていた。
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○引け!
砂漠の某国にて
アヌビス「ファラオ様!民が水不足で困っています!」
ファラオ「よし、オアシスの水を引け!」
アヌビス「ファラオ様!スフィンクスがサボって夫とセックスしています!」
ファラオ「よし、そいつの給料を引け!」
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○私がそうです!
ある国の主を務めるリリムが、余興として大規模なゲーム大会を開いた。
国中から多くの猛者達が集い様々な種目で競い合った末、決勝に残ったのは、大金持ちの男、インテリの男、体力自慢の男の3名。
決勝戦は、彼女が治める国の中に居るターゲットのゴブリンを1人連れてくるというものだ。
そして競技開始から1週間後。
大金持ちの男、インテリの男、体力自慢の男がリリムの元に戻ってきた。
まずは自信たっぷりに大金持ちの男が報告した。
自分が持っているコネや、大金でありったけ傭兵や探偵を雇って捜索させた末に発見したというのだ。
しかし、大金持ちの男が連れてきた彼女はわずかに特徴が違う別人であった。
大金持ちの男は失格となり、間違って捕らえられたゴブリンと添い遂げる事となった。
次はインテリの男が淡々と報告した。
街中でありとあらゆる聞き込みや情報収集を行い、やっと見つけ出してきたというのだ。
だが、インテリの男が連れてきた彼女は、彼に言いくるめられてターゲットのゴブリンの姿に変身したドッペルゲンガーだった。
インテリの男は失格となり、自分の計略の為に利用したドッペルゲンガーと添い遂げる事となった。
そして最後に、嬉しそうな様子でダークエルフの奴隷となった体力自慢の男が現れ、こう言った。
「リリム様、私がゴブリンです!ご主人様が言うのですから間違いありません!」
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○魔物嫌い
魔物が大嫌いな男が、大声で叫んだ。
「俺の好きな魔物は死んだ魔物だけだ!」
激しく地面が揺れ、男の目の前に大きな穴が空いた。
するとそこから、嬉しそうな様子のアンデッドの魔物娘達がゾロゾロと這い出してきた。
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○無邪気な手紙
主神教徒のイワン少年は貧しい家族を想い、主神にリンゴを100個恵んで貰うべく手紙を書いた。
主神宛の手紙を受け取った郵便局は気を利かせて、その手紙を教皇に送った。
彼の側近は、その無邪気な手紙…ましてや健気かつ信仰心に溢れた子供の言葉は教皇を喜ばせるだろうと、彼宛の手紙の束にそれをもぐり込ませたのである。
それを読んだ教皇は微笑ましく思うと同時に感激し、その少年にリンゴを1個だけ贈ってやることにした。
夢を壊さないようにしつつ、何でもかんでも神頼みにしてはいけないという戒めを込めた彼なりの配慮だ。
後日、手紙とリンゴを受け取ったイワン少年は大喜びでまた手紙を書き始めた。
「偉大なる主神様、お恵みくださりありがとうございます。
主神様は教団の人たちを通じてリンゴをぼくにくれましたが、残念なことに主神様の名前を借りて威張り散らしているバカどもが残りの99個を取っていきました。
ずって良い子にしますので、あいつらを懲しめてください。」
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○3つの願い
ある魔術師の男が自分の元にリリムを召喚した。
「私を呼んでくれたご褒美に、貴方の願いを3つまで叶えてあげる。」
露骨に甘い声で囁くリリムに対し、男は半信半疑で1つ目の願いを言った。
「俺を大金持ちにしてく
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