森に来た私は、キノコや山菜を採っていた。
サバイバル術は父上から習っているので、食べられるものとそうでないものの見分けは付いている。
生えている植物を見る限り、この森は豊かな環境らしく、市場では滅多にお目にかかれない高級品がわんさかある。
金にがめつい冒険者や商人がこの森の存在を知ったら、大挙して押し寄せてくるだろう。
「うぅ…」
巨大化した乳房のせいで、体のバランスは最悪だ。
肩は凝るし、重さのお陰で何度も転びそうになる。
もっとも、道中何度も転んでしまっているが。
体には所々泥が付き、靴も両方脱げてしまった。
あれは一流の靴屋に作らせたから高かったんだぞ…
私の様な高貴な者に履かれる為に作られた様なモノが、よもや泥沼の肥やしになってしまうとは…あの靴にとってはたまらなく屈辱的に違いない。
当然、裸足で地面の上を歩いている訳なのだが、地面の湿気が足にまとわりついて気持ち悪い。
弱体化している今の私が、毒虫や毒蛇に噛まれたらひとたまりもないだろう。
「これでもう十分だな。」
カゴにある程度野草や野菜を詰めた私は、館に戻ろうと元へ来た道へ戻ることにした。
私は土地勘も一流なのだから、迷う事などない。
「飛行能力さえ封印されなければ……」
ジメジメする森の中を抜けていると、後ろから何かの気配を感じた。
天敵であるダンピールや獰猛な猛獣に来られては厄介なので、早くこの場から去らねば……!
危機感を覚えた私は、気配に気づかれぬように音を立てず、自分が出せる最速のスピードで去ることに集中する。
いわゆる抜き足差し足忍び足というヤツである。
「………!」
光が差す出口を見つけ、そこから脱出しようとする私だったが、後ろから粘液の塊を吐きつけられ、全身を拘束されてしまう。
「っ……!」
動けなくなった私の前に現れたのは、全身から粘液を滴らせているピンク色の大ミミズだった。
目や鼻は見当たらず、ポッカリと歯の生えていない口が大きく開いている。
こいつは、森に来た人間や魔物を粘液で捕らえ、その体液を吸ってエサにする種だ。
体液を吸われると言っても、血や、肉や内臓を溶かされたものを吸われる訳ではなく、汗を吸われるだけである。
といっても、やはりミミズ如きに己の体を舐めてしゃぶられるのは良い気がしない。
なんとしてでも逃げ出てやる!
「んんっ!っ……!」
白濁の混じるそれを振りほどこうと、体中を動かすが、やはり弱体化した今の私ではどうにもならない。
ミミズは、もがく私にじわじわとにじり寄って来る。
本来なら魔法の一つや二つでも放ち、このゲス生物を消し炭にできるのだが、(己の過ちで)力を封じられた今は何もできず、ただ睨みつけることしかできない。
ミミズの口から数本の太い触手が伸ばされ、私の乳房に吸い付く。
「……!」
一番のコンプレックスとなっている部位ばかり愛撫され、嫌で仕方が無いはずなのに、体はしきりに反応してしまっている。
触手に舐められている箇所には、性的な快楽が走り、その度に私は熱い吐息を漏らす。
「あっ……!ふぅ……!」
プックリと立った乳首に数本の触手が絡みつき、しきりに締め付ける。
乳房よりも敏感な箇所を一点に責められ、私は絶頂する寸前になるが、ヴァンパイアの誇りでなんとか耐え忍ぶ。
「ハァッ……!ハァッ……!いい…加減…やめろ……!」
快楽で飛びそうになる理性を押さえ、堪えているが、限界は近づいてくる。
そして、ついに限界手前の寸前…奴、ミミズは行動を起こした。
「んあおっ!?」
触手で乳首を刺激する事を止め、ダイレクトに乳にむしゃぶりついてきたのだ。
口の中の生暖かさとぬめりが、触手で愛撫されていた時とは比べ物にならない程の快楽を私にもたらす。
「おぉっ
#9829;んうっ
#9829;」
絶妙なテンポで行われるおっぱいバキュームに、私はただ身をよがらせるしかなかった。
腰はだらしなくヘコヘコと動き、アクメ汁を噴出させていた。
「んお゛お゛お゛お゛お゛ーーーーッ
#9829;」
私は、完全にミミズに乳をしゃぶられることでイッてしまった。
夜の帝王と呼ばれるヴァンパイア、その中でも選りすぐりの実力者である私が、知性どころか自我の欠片も無いようなゲス生物に体を良いようにされている。
悔しいはずなのに、情けないはずなのに…感じてしまっていた。
次第にミミズのおっぱいバキュームは強くなってゆき、私の乳房の奥からも、何かがこみ上げてくる感覚がする。
これは…間違いない……
答えを見出した私の思考は、更に苛烈になったおっぱいバキュームの快楽によって打ち消された。
「ん゛ぃ
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