黒い球がはじけ、闇が広まったかと思うと、あっという間に闇が引いていった。
「我を呼び覚ましたのはお主か?」
そして、黒球のあった場所に、ひとりの少女がたっていた。
クリッとした目。
茶色がかった赤い髪。
髪の間から覗く、片方が折れたヤギの角。
肉体は見事なょぅじょ体型。
モッフモフな手に、足には蹄。
そして方に担ぐは巨大な鎌。
ロリの帝王、バフォメットであった。
「ギャーーーッ!!!ロリが出たーーーッ!?」
瞬間、ロックが悲鳴を上げた。
「・・・はぁ?」
「よんな!あっち行け!しっしっ!ロリは要らん!」
「・・・貴様、我の素晴らしい筋肉美のどこを見てそのようなざれご・・・と?」
その時、バフォメットが視界に入った自分の手を見て首をかしげた。
モフモフで小さい自分の手に、なぜか目をパチクリさせる。
「お・・・お?」
そして自分の身体を見て、くるりと一回転して、蹄を鳴らしてみて。
「・・・なんじゃこれはぁぁぁぁぁぁっ!!?わ、我の素晴らしかった肉体が、こんなひょろこい幼子の身体に!!?」
まるで見ているものが信じられないという風に、バフォメットは自分の身体をぺたぺた(モフモフ)まさぐり、大慌てしていた。
「きっ、きっ、貴様!人間!我に何をしたのじゃ!?」
「知らねぇよ!とりあえずこっち近寄るなっつの!!」
「・・・此奴の仕業でないとすると・・・ア、イ、ツかぁ・・・」
バフォメットの顔がみるみる内に怒りの形相に変わっていく。(ロリぃために、あんまし怖くないが)
「ロック!避けろぉぉぉっ!!!」
『…Destroy…Them!!!』
「えっ!?げっ!?」
その時、ロックの背後についたガーディアンが拳を振り下ろした!
「ぬぉぉぉっ!?」
「ぬぉっ!?」
ロックは慌ててバフォメットを抱きかかえて走った!
『ドグァッ!』
間一髪、ふたりにガーディアンの拳が直撃することは回避した。
「ぎゃーーーっ!俺、ロリ抱いてる!なにこれ!?悪夢!?夢なら早く覚めやがれぇぇぇっ!!!」
「きっ、貴様!離せ!離さんか!!」
『Destroy…Destroy…Them!!!』
走って回避したロックに向けて、今度はガーディアンが岩を投げてきた!
「・・・あ」
それの反応に、遅れた。
『ゴガシャァァァッ!!!』
「ローーーーーーック!?」
岩が砕け散る音が響き、パラパラと砂埃が舞う。
しかし・・・
「・・・この投石、我に対する宣戦布告と受け取るぞ、機械人形」
砂埃が晴れた向こうには、へたりこんだロックの腕の中で左手を前に掲げたバフォメットがガーディアンを睨んでいた。
「・・・いいかげん離せこの役立たず!」
「ぐぼぉっ!?」
バフォメットはロックの鳩尾に肘打ちをかますと、すっくと立ち上がってガーディアンに対峙した。
(ロックは後ろで悶え苦しんでる)
「・・・我が誰か知らぬであろうな。我は紳士的じゃからな。名乗ってやろう」
「…Destroy…Her!!!」
「我が名は『バルフォス』!魔王四天王がひとり、『破壊のイープァ』の師にて、魔王様の片腕『魔法の死神』の二つ名を頂いた者!その恐怖の魔の力、受けてみよ!!!」
〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜・〜〜〜
[戦闘開始!!!]
ーーーーーーーーーーーーーーー
[モンスター判定、難度 40]
[バルフォス知識点 40、成功!]
ーーーーーーーーーーーーーーー
『機会人形 AGー8型が現れた!』
AG-8型『…Battle,Syrtem…Stand,By…』
バルフォス「ぬ、ぬ?なんか身体が本調子でないぞ?」
〜〜〜俊敏点〜〜〜
1、バルフォス、25
2、AG-8型、12
〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜〜〜〜〜〜
[ターン1]
〜〜〜〜〜〜
[バルフォスの行動]
バルフォス「ま、まぁよい!一撃で決めてやろう!」
バルフォスは詠唱を始めた!
バルフォス「『我が命に従い、闇よ呼応せよ、眼前の愚者の影を喰らいてその者の生を奪い、奈落の闇へ誘いたまえ』・・・闇に喰われよ!『カーネイジ・ヴァイト』!!!」
バルフォスが大鎌の柄先をAG-8型に向けた!
『・・・ぱすん♪』
バルフォス「・・・へ?」
しかし、要求される魔力Levelが足りないため、魔術は不発に終わった!
バルフォス「なんじゃとーーーっ!?」
『異常状態発生中!!!』
『ロックの魔力値が低すぎるため、契約魔物であるバルフォスの魔力値が60%ダウン!』
『それに伴い、バルフォスの魔力Levelが変更されました!』
『魔力値 80→32』
『魔力Level EX→B』
[AG-8型の
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