朝日が昇る頃、自分の下半身に違和感を感じた俺は寝ぼけながらも布団を払い除ける。
「朝っぱらから何をしているのかな?君は」
「おふぁようほはいます。はんまはま」
そこには性器を頬張っている寝間着姿の彼女がいた。俺に見つかったにも関わらず彼女は性器のシゴきを変えないで楽しんでいる。そしてその快楽に俺は負けそうになっていた。
「っく、もうそろそろ射精るから」
その言葉に彼女の動きが速まった。よほど精液が欲しいのかいつもより激しく俺もそれには耐えられなかった。
魔物娘が世界に住み始めてからの事、世の中には前に比べると争い事は無くなり食糧難も徐々に解決されてきている。そんな中でも変わったのがあり、それはバレンタインデーである今日が祝日化されたのだ。
どうやら、その昔に行事好きの魔物娘が愛する人と結ばれる日と勘違いしたらしく婚約者または恋人がいる場合はどんな理由があっても愛し合う日となった。 勿論、恋人いない人や未婚者は普通の休日を送る。
「・・・愛し合うのは良いが場所を弁えて欲しいものだな」
起きてから数時間後、彼女と一緒に出掛けている道中にいたる所で盛っている恋人同士が行為を励んでいた。例を挙げるならば公園のベンチに座る男性の上に恋人が向かい合って座っていたり信号待ちの時間を利用してキスをしている者などが良く見かけられる。
「知り合いから解放感があって良いと聞いたことあります。 流石にあそこまでにはいかないけどいつかしてみたいですね」
そう言う彼女の顔を見ると羨ましそうな表情をしているのが手に取るように解る。仕方ないと思い俺たちは近くのホテルの中に入っていた。
「『本日はチョコが主役』ってフロントに掲げられていた通りにチョコだな。先にシャワああぁ?」
選んだ部屋に入ると甘ったるいカカオの匂いが鼻を刺激する。アロマにチョコが使われているのだろう。そんな事を考えていると彼女が勢い良く俺を押し倒してきた。どうやら彼女の鼻がこの匂いに負けてしまったのだろう。
「んっ
#10084;んぶ
#10084;っはぁ。はぅ」
「くぉ、なんちゅう食い付きだ。こんなんされたらもう出ちまう・・うぅ」
彼女に舐められているだけなのに俺の身体も熱を帯びたかの様に熱さを感じる。何故?・・・しかしそれよりもまずは彼女に気持ち良くなって貰うのが先だ。そう思って一心不乱に性器を舐めている彼女の顔をそこから引き剥がしてキスをする。長時間のキスが終わると彼女の顔は完全に蕩けており股は完全に受け入れの準備が出来ていた。
lt;お楽しみ中
#10084;
gt;
「アロマに媚薬が混じっていたなんて、道理で俺もあんなになるわけだ」
「ふふ、あんな旦那様久しぶりでしたね。まだお腹に残ってますよ
#10084;」
俺たちは買い物を済ませゆったりと帰宅中、あのホテルでの出来事を思い出していた。彼女が言うようにあんなにハッスルしたのは久しぶりだ。
「あ、旦那様。これどうぞ」
不意に目に入ってきたのは綺麗にラッピングしてあるチョコレート。彼女は顔を赤らめさせて差し出す。なにお今さらと思いながらそれを受け取り家路に向かった
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