さあ、突然何の前触れも無く始まりましたこの企画。
内容はいたって簡単。世界中の魔物娘の方々から寄せられた川柳を紹介しようという試みでございます。
なかなか面白いものが多数寄せられまして、とてもじゃありませんが全ては紹介できないのが悔しい限りです。
今回は寄せられた川柳の中からでも、特に魔物娘らしい川柳を厳選して紹介したいと思います。当選された方にはこの一言川柳を書くに至った際のコメントをさせて頂きますのでご了承ください
普段はあまり語ることのない彼女達の本音が津々浦々と綴られている作品も多いことでしょう。かく言う私も投稿された作品を読み、思わず笑みがこぼれてしまったほどです。
前置きはここまでにして、それでは早速紹介していきましょう。
短いお時間ですが、お付き合いいただけますようお贈り致します。
■■■■■■■■■■■■■■
・幸せ一杯新婚ホルスタウロスさんからの投稿
【ウシの乳
そんなものより
ウチの乳】
「長年付き合ってきたカレともこの間念願にゴールインすることができました♪
・・・なのですがカレったら婚約前の習慣が身に染みてしまっているのか、毎朝朝食後に牛乳を一気飲みするんですよ!ホルスタウロスという妻がありながらですよ!?
酪農の方には悪いですが思わず『この泥棒牛!』って言っちゃいましたね。
モーこんなことにならないよう、しっかりとカレのことは私色に染め上げちゃってます」
ご結婚おめでとうございます。
非情に甘甘な作品ですね。お乳の甘さよりも貴女方新婚様の方がより甘く感じられます。
「モウや〜だ♪
あ、それなら一杯どうですか?コップ一杯50円で家庭販売もしてますのでどうぞ〜」
・一昔前までは山のヌシとまで恐れられた大百足さんからの投稿
【噛み付いて
猛毒投与で
もう独占】
「殿方を一目見た瞬間に、私の体に電撃が張りしました。一目惚れと言うものですね。
ここで逃したらもう一生出会えないかもしれない……一期一会の出会いは嫌!そう考えると無意識に体が動いていました。
殿方の背後に忍び寄り、首筋にありったっけの毒を注入です。もうそこからは覚えていません。気が付けばお互い精液で真っ白になって生まれたままの姿になりがら横たえていましたね。
それでもなお殿方の陰茎は私に刺さっておりましたし、私はというと噛み付いて毒を注入しながら寝ていました。今ではもう殿方は私の毒がありませんと勃起できないようです♪」
毒と薬は言うならば表と裏の関係です。
毒を制するためにあえてまた、その毒を投与することもあります。
大百足さんの場合、貴女の毒は殿方様との縁を取り持つ薬ということなのでしょうね。
・悩めるアルラウネさんからの投稿
【花粉症
撒くほうだって
辛いのよ】
「ほんっっとにこの時期は嫌だわー!
何が嫌ってそれはもう、クレームが酷いのよ。やれ花粉症だのやれ花粉症だの、しまいにゃただの風邪で鼻の調子が悪いヤツも花粉のせいにするんだから!
私だってね、撒きたくて花粉撒いてるわけじゃないのよ。そういうふうに体ができてんの!仕方ないの!
それに私の花粉は鼻に悪影響ないし!っつーかむしろ治してあげてるんだから感謝してほしいくらいよ!!」
花粉症の方は春先、花粉を目の敵にしていますからね。
しかしアルラウネの花粉は、本来の花粉症を治すというのはどうにも本当のようです。
花粉症に悩むそこのアナタ!その鼻の辛さ、目のかゆみともおさらばできそうですよ。
「だ・だ・し♪おまたがべちょべちょになっちゃうかも知れないから、保障はできないわよ〜ん」
それでも良いという方は是非アルラウネ産の花粉をご利用下さい。
・研究所に勤めるスライムさんからの投稿
【実験で
水銀混ざり
一目散】
「ヒィッ!!だ、大丈夫でしょうか……
あ、ある日でですね……実験です水銀を扱った……のです……がっ!!あぁびっくりした……
手を滑らせてしまい……水銀の入ったよ容器を落としてしまって……ハッ!!
い、いえなんでもありません……
蒸発させるのも危険ですのでわ私の体に取り込んだのはいい判断でしたが……それからというもの私、おかしいんです。
異様に足は速くなるわ……自分以外の存在が全て恐ろしく思えてしまって……早くいい男の人を見つけたいのに……怖くて怖くてしょうがないのです。うぅ……」
原因不明の人見知り症とでも言うのでしょうか。
それにしても、美しい銀色の体をしていますね。スライム種で俊敏な動きをできるというのも珍しい話です。
「近々、サバトの研究所に行って診断してもらおうかと思ってい
[3]
次へ
ページ移動[1
2 3 4]
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想[#]
メール登録