「―――シャルミィさん」
「……どちらにするか決まったかしら?」
何時になく緊迫した雰囲気を放つ二人。
それもそうだ。少しでも長く人間でいるのか、それとも人間をやめるのか。
大げさかもしれないが、これでも人生の分岐点であるのだ。
しかし、もう選択肢は決まっている。
「はい。……俺を、『インキュバス』にして下さいっ!」
いや、実際は二つ目の方法を聞いた時点で決定しているようなものだった。
嫁の前でお姉さんと交わるのは正直良心が痛むし、インキュバス化による未知の領域には不安もある。
しかし、そんなものは恐らくすぐに消え去るのだろうと、心のどこかで思っていた。
いや、もう心はインキュバスの精神にすっかり満たされているのだろう。
これから4日ぶりに『嫁+お姉さん』に精をぶちまける事ができると思うと気分が昂ってしまった。
「はぁい、良く言えましたぁ♪」
……とても嬉しそうに言うなぁ、おぃ。舌舐めずりをするほどに飢えていたのだろうか?
ちなみに治療費は性交1回、らしい。
今の日本社会ではお金のやり取りが普通であり常識であるが、魔物娘はそんな回りくどいものよりも、精といった直接的な物を求めるのが普通なんだとか。
「それじゃぁ、沙奈ちゃんの旦那様は沙奈ちゃんを押し倒しぇて、そのままおちんぽをぉ、沙奈ちゃんのおまんこに入れてぇ、そのまま繋がっていてねぇ?♪」
お姉さんの猥らな言葉の一つ一つに強力な魔力が込められているのか、聞いているだけで体中に快感が走ってくる。
どうやら、心のつがいが取れ、そこに彼女の魔力が入り込んでいる様だと、やっと理解した。
だが、身体はその魔力に屈した。
その言葉に従われるまま、嫁を押し倒そうとして振り向くと、嫁は熱に浮かされたかのようにトロンと蕩けた表情を浮かべていた。
「けいくぅん…そのままワタシを…押し倒してぇ///」
お姉さんの魔力は種族は違うが同じ魔物の嫁にまで及び、嫁の秘所から柔らかそうな太ももにかけて透明で甘い香りのする蜜がトロリと垂れるほど、そこはすっかり濡れていた。
いや、濡れていたのはそこだけでは無い。
皮膜が汗―サハギンの汗は魚類の魔物が地上に居続ける際に長く過ごせる様にするためなのか、粘性が強く、ローションの様にぬるぬるしている―を吸って濡れているのか、より黒っぽい紺色に染まって、身体にピッチリと張り付いていた。
そこから見える二つの小さな突起物と下半身の割れ目の食い込みを見て、俺の理性はすっかり壊れてしまった。
そのまま嫁を抱きつき、そのまま慣性にしたがってベットに倒れこんだ。
ベットからギシッと悲鳴が上がる。
「沙奈…、いくぞっ!」
俺は嫁を少しだけ見つめ、準備が出来たのだと悟ると、皮膜をずらし、グショグショに濡らした嫁の秘所にめがけて、待ちきれないと悲鳴を上げ続ける肉棒を一気に貫かせた。
俺の肉棒は全く濡れていなかったが、嫁の愛液のおかげでちゅぶっと大きな音を立てて、一気に嫁の子宮まで入り込んだ。
「んあぁっ!来てるっ、きてるよぉっ!!」
「ぐっ!ふぅぅーッ!」
4日ぶりなのか、嫁の膣中は凄まじいほど締め付けが強く、けれども、一切拒む事なく肉棒をずっぽり包み込む。
今すぐにでも出したいが、まだ治療されていない為、俺の肉棒は狂う様に暴れていた。
「あぅ"ぅっ、しゃるみぃぃ!早くけいくんをなおしてぇぇ!!バイブの様にぶるぶるしててぇ、はやくしないといっちゃうよぉぉっ!!///」
乱れまくっている嫁の言うとおり、まさに俺の肉棒は生バイブそのものだった。
精液よ、早く出て来いと叫ぶように、ビクビクッ、ビクンビクンと脈打っている。
それに伴い、腰が勝手に動き、ヂュクッジュプッと乱暴に嫁の秘所を犯してゆく。
それに合わせるかのように、嫁も身体を震わせ、「あ"っ!ぁ"ぅっ!!///」とはしたなく喘ぎ、貫かれた秘所から愛液がゴポゴポと溢れだしていた。
「うふふっ、とっても素敵だわぁ…♪でも、何時までも見る訳にはいかないからぁ…それっ♪」
俺と嫁の痴態を見てすっかり発情したお姉さんは俺の背中に寄り添った。
ぷにゅう、と俺の背中にゼリーとマシュマロが組み合わさったかのような、至高の柔らかさをもつ何か、いや、そう言わずとも判るように、お姉さんのおっぱいが押し付けられていた。
しかし、その柔らかさを味わえたのはほんの一瞬だった。
じゅぷんっ!
嫁の秘所から聞こえる水音ではない。
俺の『菊門』からその音が聞こえた瞬間、赤く爛れた鉄棒を押し込まれたかのような熱さと、未知の恐怖と快感が襲いかかった。
「あ”がっ!!?う"、あ”あ”あ”ァ”ッ――――!!!」
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