―――店員の入れ代わりが激しいが、いつ来てもお・も・て・な・しの精神がある接客と、それに見合わぬ値段の安さが売りの「出狐狸亭」。
仕事休憩の昼飯によく通う俺には目にも財布にも優しい店としてよく足を運んでいるが、その日は迷っていた。
なんと、隣にはM●Sバーガーが出来ている。マ※ドよりもM〇Sバーガー派の俺にとって妙にイきたい衝動にかられる。
なにせ当店限定の『匠バーガー』が販売されているのだ。シューという音はしていない
だが、よく行く方の出狐狸亭には、それを対抗するかのように『BMTバーガー、始めてます!』と書かれた旗が振っている。
「BMT・・・なんの略だ?」
BLTならわかる。B(ベーコン)L(レタス)T(トマト)の略語でBLTだが、Mってことはミートだろうか?
それならそれでボリュームがありそうだと思った俺は、M◎Sの誘惑を振り切っていきつけの店に足を運ぶ事にした。
「いらっしゃいませー!」
店に入るなり、いつもの明るい稲荷のオーナーの第一声が耳に入り込み。
その後から続く挨拶には、まだまだこの店に残っている子、新入りの声が聞こえ、名物のロリロリな狐火ちゃんの挨拶も聞こえた。
労働基準法に関しては気にしてない。現に俺の仕事場にはロリBBAのバフォメットがオーナーであるのだからな。なに、気にする事は無い。
「イツモゴリヨウアリガトウゴザイマス!キョウハナニシマスカー?♪」
常連客として認知されたのか、ロリの狐火ちゃんが嬉しそうに声をかけ、席に案内していた。
「んー、今日は新商品っぽい、BMTバーガーを頼んでみようかな。まぁ、また今度キミをお持ち帰りするからねウヘヘ♪」
もはやキャバクラの様な感じの注文をしてしまったが、顔を真っ赤にして喜んでいる辺りまんざらでもないようだ。
さて、出来たてを食べるのに数分かかるらしく、暇つぶしにオナホスマホを弄る事にした。
途中、横で「魔物のくせにバカにしやがってよぉぉぉ!! 何がぶっかけだよ!」とクレームめいた罵声の直後、クンニさせろУраааааааа!!!!と叫び声が聞え出したので
何事かと思い、スマホから声の方にした方をむくと。
「ドーモ、オキャク=サン。クノイチバンケイビです」
そこには神出鬼没の如く現れた警備会社「クノ一番」のクノイチにまたたく間に取り押さえられ「アイエエエ!!!!」と泣き叫んで連行された哀れなクレーマがいた。
全く、最近のお客はマナーがなってない。
モノを食べる時は誰にも邪魔されず自由で、独り静かで豊かで・・・なんというか救われてなきゃあダメなんだ。
等と脳内でツイート(呟)しているうちに先ほどの狐火ちゃんが料理を持ち運んできたようだ。
「オキャクサマー、オマタセシマシタ!♪ビィエムティバーガーデスッ・・・ッ!///」
果たしてそこには最近になってサイズがどんどん小さくなってゆくマ@クには見習ってほしいほどの大きなハンバーガーが出てきた。
こんがりとしてふんわりとしたバンズに、肉汁溢れる牛肉100%のミンチにこんがり焼けたベーコンとトロトロのチーズが乗っかっている。
「ほー、いいじゃないか。こういうのでいいんだよ、こういうので」
もはやうどん屋として出すのは反則ではないかと思うが、半年前に出たグラタンの事を思い出し、敢えて口には出さないでおく。
「・・・どうしたんだい、狐火ちゃん?♪」
ほくほくと湯気を出している食べ物を目の前にしておきながらも、先ほどから狐火の視線が気になり、声をかけてみた。
「ァッ・・・アノ・・・オ、オキャクサマノリッパナモノガ・・・ハワワッ
#10084;///」
・・・立派なモノ♂?と思ってズボンを見た途端。
「・・・・・・・あっ(察し)」
まだ店の食べモノを食べてないというのに、何故かジッパーからコニチワァ★してた。死にたい。
「・・・ジュルッ
#10084;オキャクサマノソレ・・・イツイタダクノ?イマデショッ
#10084;アムッ
#10084;」
お仕事中というコトダマを詰め込んで打ちこみ、それは違うぞっ!とロンパする前に、男のダンガンを咥えられてしまった為、ジャムってしまった。気持ちいい。
「おほぉッ・・・!
#10084;っ、い、頂きますっ・・・!!///」
狐火の小さな口でのご奉仕を受け、人盛りの中でされる羞恥心と、幼女にされるという背徳感に気圧されながらも、何とかごまかそうと、注文されたハンバーガーを食べた。
はふっ、むぐむぐ…! うっ、うますぎ・・・ウッ!///
「ウプァッ
#10084;ハムッ、ングング・・・ン"ゥゥゥゥ・・・!!
#10084;
#10084;」
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