昔の貧困国家とは思えない程、(魔界的な意味で)自然豊かで(性的な意味で)にぎやかな魔界国家ポローヴェ。
その国の一角にあるそれなりの規模のある研究室で彼は今日も気分良く「お仕事」に勤めていた。
お仕事といっても、以前住んでいた国(反魔物領)の研究所のように目上の研究者にあれこれ言われ、無駄に積み上げた書類をあちこちに駆け回る地味な重労働でもなければ、危険な薬物を細心の注意を払って成分を調べると言った、精神的にクる仕事でもない。
かといって、毎日が新しい発見が見つかるという事もなければ、仲間とともにわいわいと楽しむこともない。
彼のお仕事はとても特殊だ。
恐らく、他人から「そういうの仕事じゃねえから、それ!」と突っ込まれる。
けれども、彼がやっている仕事は、ちゃんとした仕事である。恐らくは。
そのお仕事とは―――4精霊を従える魔界学者であり、魔界国家を生み出したダークマターの張本人である、サプリエート・スピリカの椅子に成ること、そしてもう一つは、彼女たちが従える4精霊のお世話である。
後者はともかく、前者は明らかにおかしい。
一体どういうことか。
手短に言うなら、彼のお仕事は彼女が書物を読んだりレポートのまとめをしている間、膝を座らせ、優しく抱きしめ、ねぎらうように肩を揉み、時に飲み物を口移しさせながらキスし、彼女の纏う触手の代わりに胸や恥部を愛撫し、そして背面座位で彼女をアンアン言わせるように腰を突き上げ、中出ししてはらませるのが主なお仕事である。
どこかで、「全くもって「手短」ではない」という声が聞こえたような気がするが、なに、気にすることはないだろう。
ちなみにこの国に住まう独身の魔物娘から「おいそこ代われ」と、彼の椅子を横取ろうとするをよく見かけるが、彼曰く。
おめ”ーら”の椅子、ね”ぇ”から”ッ!!!
というのも、この椅子は恋人である・・・スピリカと彼女を従う4精霊だけの椅子だからである―――
そんなある日のお昼頃。昼食を済ませた彼は、いつものように彼女の研究室に赴き、無言で寄り添ってきた彼女に挨拶のキスを交わし、自身の太股に彼女を乗せる。
そこから彼女は研究と原稿の執筆を。
彼は彼女の椅子になって彼女の研究の手伝いを間接的に手伝うのだ。
しかし、隣の部屋ではひどい喘ぎ声とギシギシガタガタとうるさい音が響いた。
研究者でなくても、この騒音はひとたまりではないが、とある理由で仕方ないのである。
「あぁんっ
#10084;すごいぃっ!
#10084;
#10084;マスターの逞しいので私の中にぃ
#10084;絶頂の津波が押し寄せてぇっ
#10084;愛液が洪水の用にあふれでますぅぅっ!!
#10084;
#10084;」
「うわぁっ、ふぐあぁあっ!
#10084;お前の赤黒い鉄棒が俺の中をめちゃめちゃにされてぇっ、ドロドロに溶かされるぅぅっ
#10084;
#10084;」
「やぁんっんあぁぁっ!
#10084;ますたーのおちんぽぉ
#10084;暴風にとばされる感じがしてぇっ
#10084;意識がトバされりゅぅぅぅっ!
#10084;
#10084;」
「ふぁあぁっ
#10084;んきゅぅっ・・・
#10084;スゴイ…♪もっと・・・はげしくぅっ・・・んんぅっ!
#10084;」
―――というのも、魔界学者スピリカから離れたある一室では、彼女が契約したそれぞれの精霊たちが激しい交わりを行っているのだからだ。
水の精霊ウンディーネは洪水の用に愛液を吹き出しながら激しく立ちバックで犯され。
火の精霊イグニスは燃え盛る火事のように激しく、騎乗位で腰を突き下ろし。
風の精霊シルフは幼い身体を暴風の如く、対面座位で腰が暴れ回り。
土の精霊ノームは他の精霊よりは落ち着きがあるものの、やはり激しく、正常位で迎え入れていた。
そんな彼女たちに獣の如く腰を打ちつけ、止めどなく精液を吐き出しているのは強姦魔たちでもなく、この国を滅ぼそうとした勇者でもない。
彼ら4人とも『彼』である。
そう、彼自信である彼らはみんな分身薬で作り出された、理性と思考を持たずにひたすら彼女たちを犯し、精液を吐き出す精液製造機なのである。
彼らの精液や汗の匂いは自分のと寸分違いなく同じらしい。
なので、こういったハーr・・・大人数と相手するときには欠かせない。
この薬を用いて彼は彼女ら四人のお世話を同時にこなしている。
おいそこ物騒な恨み言吐くべきではない。
これはこれで大変なのだそうだ。
何故なら、彼らが受ける快楽は本体とリンクする。
つまり、遠く離れた本人の身体に、今の彼ら四人分の刺激をすべて同時に味わっているのだ。
そんな本体である彼は、彼女らから離れた研究室で相変わらず恋人のスピリ
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