嬉しい!嬉しい!嬉しい!
雪原くんが、私と夫婦になりたいって言ってくれた!
それはつまり、私と同じ屋根の下で暮らして、同じメニューのご飯を食べて、同じベットで寝てセックスしたいって事!
そう言ってくれたのが、本当に、本当に嬉しかった!
私がおっぱいでオナニーしてイッちゃったあの日から、雪原くんの事を見るとエッチな妄想で頭がいっぱいになってしまうようになった。
雪原くんと挨拶をしても、すぐ「おっぱいを揉んでくれるかな」とか「私とセックスをしたら雪原くんは満足してくれるかな」とか、そう言う考えで頭が埋まってしまうようになった。
恥ずかしい事しか思い浮かばないから、雪原くんと会話なんか到底できなかった。話をしているだけで雪原くんとセックスをしたくなってしまうし、そうして健全な幼馴染の関係でいた雪原くんに迫ってしまうのが、物凄く怖かったから。
だから、私は雪原くんを遠ざける事しか出来なかった。あのミルクのせいで私がこうなってしまっているのには気がついていたけれど、今更ミルクを飲むのをやめてもどうにもならないと思ったし、しばらくすれば慣れて来るんじゃないかと思ったから。
でも、慣れる事なんてなくて、雪原くんへの想いは益々募っていったし、ましてやおっぱいが張るようにもなってしまった。
本当なら、雪原くんに告白して、雪原くんとたくさんセックスしたかった。でも、そんな性欲まみれの私を雪原くんが怖がる可能性だってある。でも、それでも雪原くんと一緒にいたかった。
そんな事をぐるぐる考えているうちに時間だけが過ぎていった。
そんな中、オルシアさんに雪原くんとの関係を聞かれた。私は正直に雪原くんの事が好きだといったけれど、彼女は「関係が長いんだから、多少変な事言っても関係そのものが壊れる事なんてないと思うけれど」って言ってたっけ。
それでも、それでも怖かった。雪原くんの事を今までそんな目で見たことがなかったし、雪原くんだって私をそんな目で見てはいなかった。
今更私がそんな目で見て、雪原くんが私のことを特になんとも思っていなかったとしたら。
でも、このまま話すらできずに、雪原くんとの関係が終わってしまうのもまた怖かった。オルシアさんだって「倉前さんがこのまま何も言わないと、雪原さんだって愛想をつかしちゃうよ」と言っていた。薄々気づいていたこの事実。考えるだけでますます怖くなった。
だからこそ、雪原くんと何か話をしたかった。あの屋上へと続く階段に、今日も雪原くんがいるんじゃないかと思って、そこに向かう事にした。
そしたら、オルシアさんと雪原くんが話をしているのを見つけた。
その瞬間、感情が一気に爆発した。「雪原くんは私のもの!」みたいな言葉が頭の中でいっぱいになって、物凄く混乱をしてしまった。
オルシアさんが私に雪原くんとの関係を聞いていたのも、彼女が雪原くんの事を狙っているからだったんじゃないか。彼女も物凄く美人だから、雪原くんも惹かれてしまうんじゃないかって、不安になってしまった。
でも、それにしては様子が変だった。オルシアさんは私と話をしていた時みたいに無表情だったし、雪原くんは難しそうな顔をしていた。仲が良い感じでも、言い寄っている感じでもなかった。
だから、聞き耳を立てて、じっと向こうの様子を伺う事にした。
「雪原さん、倉前さんの事が好きなんでしょ」
そのオルシアさんの言葉を聞いて私はびっくりした。私が一番聞きたいことを、彼女が変わりに聞いてくれたからだ。もし本当に雪原くんが私の事が好きなら、何も問題は無いのだから。一杯愛し合える。
だから、固唾を呑んで、雪原くんの返答を待ったのに
「でも、倉前さんには、幸せな人生を送ってもらいたいですから。僕ではきっと彼女を幸せに出来ないですし」
答えになっていない答え。「そんな事は無いのに!」って雪原くんに向かって言い放ちたかった。私にとっての一番の幸せは、雪原くんが私の事を愛してくれる事なんだって言いたかった。
雪原くんがずっと隣にいてくれたこれまでの人生の一瞬一瞬が、私にとって一番幸せな風景だったのに。他の全てが霞んでしまうくらいに、幸せだったのに。
雪原くんがそんな事を考えているだなんて思いもしなかった。雪原くんと私が一緒にいることが何より大切な事なのだと、雪原くんにわからせないといけないのではないか。
私が雪原くんの事を性的に好きだということも、雪原くんと一生を添い遂げたいってことも、伝えないといけない。
でも、どうやって伝えよう、告白ってダイナミックにやるものだよね。だから、ロマンチックな場所がいいのかな、でも、私か雪原くんの家で伝えるのもいいのかな。
私はそんなふうに、オルシアさんの事を忘れて、ひ
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