「腰、浮かせられるか?」
「あ、ああ」
いざとなるとさすがに恥ずかしいのか、エジェレは顔をそらす。
が、レイスは構わず彼女のズボンとショーツに手をかける。
上と同様に刺激的な黒色のショーツを引きずり下ろすと、粘液が光る糸をひいた。
「これが、エジェレの……」
レイスはエジェレの両足を左右に開く。
薄い茂みに覆われてうっすら口を開けた肉の貝が露となり、蠱惑的な香りが立ち込めた。
彼が見ている間にも、そこからは妖しく輝く液体がとろとろと流れ出している。
「あ、あまりまじまじと見られると、恥ずかしいんだが」
エジェレは真っ赤な顔を背けたまま、目だけを向けて彼に訴える。
彼女の手は、そこを隠そうか隠すまいか迷うように腹の上あたりをさまよっていた。
「そ……その。私だけが裸というのは不公平だ。君も脱いでくれ」
「お前、俺の裸なんて見たいのか?」
「ち、茶化すな。いや、どちらかといえば見たい……じゃなくて。ちゃんと、君の肌を感じたい」
「わかった」
レイスはベッドから降りると、シャツを脱ぎ、ズボンを下着ごと下ろす。
押さえ付けるものがなくなったことで、張り詰めた肉塊が跳ね上がった。
「っ!? ……ほ、本当に、こんなになるのだな」
「見るの、初めてか?」
「学校の授業で模型や絵は見たが、実物を見るのは……。母様は、密事のときは魔法で部屋を封鎖するし」
「親のを見ようとすんなよ……」
レイスはベッドに戻り、エジェレの横に寝転がる。
好奇と興奮の入り混じった表情で、彼女はおずおずとそれに触れ、掴んだ。
「あ、熱い……それに、その、なんだ。すごく、大きい、んだが」
「でも、これがお前のナカに入るんだぞ」
「ぅ」
こくっ、と小さくエジェレの喉が鳴った。
そして、彼女の両脚と腰がむずがるようにもじもじと動く。
彼女は手の中のモノに熱い視線を送りつつ、やわやわと握った。
「うぁ、くっ」
「あ、今、ビクッて……君も、感じてるのか?」
「当たり前だ……っ!」
「なんか、嬉しいな……」
目を細めて微笑むと、エジェレはさらに大胆にソレを握り、撫で上げ、擦る。
柔らかな肉球と、彼女の手を覆う毛の刺激が、レイスをどんどんと追い詰めていく。
「エジェレ、やめ……もう、ヤバッ……から……っ!」
レイスは慌てて腰を引き、エジェレの手を振りほどいた。
代わり、彼女を抱き寄せて唇を重ね、舌を絡めた。
離れるころには、二人とも顔を真っ赤にして荒い息をついていた。
レイスは再度エジェレを下に組み敷くと、彼女の肩の外に手をつき、静かに言った。
「いいか?」
「う、うん……」
エジェレは目を閉じて足を再び開き、小さく頷いた。
レイスはその足の間に身体を滑り込ませ、自分のモノを掴んでそっとあてがう。
すでに大洪水のそこは、ソレが触れただけでちゅくっという水音が鳴った。
「行くぞっ……!」
レイスはそのまま腰を沈め、先端を押し込む。
「あ……っ」
エジェレは驚いたように一瞬大きく目を開き、すぐにまた閉じる。
レイスが腰を進めると、柔らかい感触が彼を包み込んだ。
彼は腰を激しく動かしたい衝動をなんとか押さえ、ゆっくり、ゆっくりと潜り込ませていく。
彼女のそこは滑らかで、にもかかわらずしっかりと彼を捉えて離さなかった。
途中まで入ったところで、レイスは自らの先端に何かの抵抗を感じる。
それとまったく同じタイミングで、エジェレが小さく呻いた。
「んっ……」
エジェレは目をいっそう強く閉じ、その眉間にシワが寄る。
レイスはなんとか動きを止め、彼女に顔を近づけて囁いた。
「痛い時は、痛いって言えよ。すぐに止めるから」
「うん……でも、いいから……好きなようにして、っ、くれ……」
それまで以上に慎重に、レイスは自らを先へと押し進める。
そして、彼は自分が通路の狭まりをみちみちと押し広げ、貫くのを感じた。
奧まで入り込み、互いの腰が密着すると、二人は大きく息を吐いた。
「……大丈夫か?」
「う、んっ、平気……」
「痛くないか?」
「痛みは、ある、けど、思ったより、全然、楽……。それに……凄く、嬉しい、から……」
荒い息の中、エジェレはそう言って、ぎゅっとレイスの腰を抱きしめる。
「……俺も」
腕を彼女の背中の下に滑り込ませ、レイスもエジェレを抱き返した。
やがて呼吸も落ち着いた頃、エジェレはまだ震えている声で言った。
「レイス……もう、大丈夫だから、動いて、くれ」
「無理すんな、まだキツいだろ」
そうは言いながらも、『もう』キツいのはレイスの方だった。
受け入れようとくわえ込む力と、侵入者を追い返そうとする力とが彼に押し寄せ、じんわりと染み込むような快感を与えていた。
「で、でも…
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