遊び その5 走る走るよどこまでも

 公園で青姦を堪能し、現在は岐路に着く為に電車の中にいる。

 そしてこの電車、ただの電車ではない。

 世の中には魔力や淫気に当てられたくない人間の人間専用、女性専用車両や奥さんに浮気を疑われない様に気を配った男性専用車両などがあり。

 今乗っているのは痴漢専用車両というものだ。

 普通車両に乗ってムラムラときてしまう魔物娘や強姦や痴漢を望む人魔。

 果てはプレイの一環をして励みたい人魔向けの素敵仕様となっている。

 一見静寂が支配し、線路の上を規則正しく車輪が踏み鳴らしている音が響いている空間に思うが。

 実際のところ、耳を澄ますと・・・。

 「んぅ・・・。駄目ぇ・・・。声が出ちゃう・・・、あふぅ・・・。」

 「そんなにぃ・・・。おっぱい揉んじゃ・・・。ふぅん・・・。」

 「あぁ・・・。撫でないで・・・。くっ・・・、ズボンの上から撫でないでください・・・。」

 小さな嬌声が聞こえてくるのだ。

 ちなみにこちらは出入り口近くで狐火ちゃんに覆いかぶさって右手は蜜壺に宛がい左手は手摺りを持っている状態となっている。

 そして彼女はというと・・・。

 「ふぅ〜。ふぅ〜。ふぅ〜。」

 注がれた精液と湧き出る愛液を零して、床をびしゃびしゃにしながら必死に声を殺して愛撫を受けていた。

 「ひぐぅ・・・。だ、駄目だよぉ〜。」

 「何が駄目なのかな?ほら我慢してないと全部周りの皆に聞かれちゃうぞ?」

 耳元でボソボソっと呟き、ついでにピコピコと揺れている狐耳を軽く甘噛みしてあげる。

 「んぐぅ・・・。ハミハミしないでぇ・・・。」

 懇願するように言葉を洩らしながらも、人前で行為をしているという事ともし見つかったらどうなるのだろうという不安が彼女の興奮を掻き立てており。

 膣肉はいつも以上に指へと絡み付き、性器をねだる時みたいに奥へ奥へと誘っていく。

 「んんっ?耳を甘噛みするとおまんこきゅんきゅん締め付けてくるね。もっとしてあげるよ。」

 歯を立てずに唇を使って優しく耳朶を刺激してあげた。

 すると・・・。

 「ひゃうん!!」

 全身を震わせて漏れてしまった淫声。

 その声は車内へと響き、乗客全員がこちらに顔を向けてくる。

 集まる視線、目線に射抜かれていくことで公園で火となった羞恥心に油が注がれていく。

 「あぁ・・・、見ないでぇ・・・。指でおまんこぐちゅぐちゅされて感じてるところなんて見ないでぇ・・・。」

 ここがこういう行為をする所であるとは少しも知らせてないので、自分が見せられながら愛撫されることで感じて絶頂した変態だとでも思っているのだろう。

 「駄目じゃないか狐火ちゃん・・・。大きな声を上げたから皆こっちを見ちゃってるよ?」

 実際のところ、確かに目を向けているが・・・。

 その目線には切望と興奮、嫉妬しか含まれていない。

 だけれど彼女には軽蔑と嫌悪に感じ羞恥の火が炎へと変わっていっている様だ。

 「ご・・・、ごめんなさい。で、でも・・・。んっ!」

 狐火ちゃんは謝っているが、それに構わずに秘所に入れている指を動かし始める。

 「でも・・・、じゃないよ狐火ちゃん。おしおき、しなきゃね。」

 「おっ、おしおき・・・?」

 「そう、おしおき♪」

 薬指と中指で肉壁を激しく掻きまわして、淫豆を人差し指で外気に晒すように剥いて擦っていく。

 「ひぃ!?ふぐぅ!・・・うぅ!」

 突然与えられた過度の刺激に悲鳴に近い大きな声が出そうになるが彼女はとっさに口を手で覆い声が出るのを防ぐ。

 だがそれは意味の無いことだ。

 なぜなら、蜜を垂らし精の匂いと混じった汁の香りが電車の車両内を満たし始めていたから声を出そうが出すまいがそのうちここは痴漢の趣向から乱交の場へと移っていくだろう。

 無論、自分達の他にも同じ事をしている人魔はいるのでどの道乱交の場になるわけなのだが・・・。

 「駄目っ!そんなにしちゃ!続けて・・・、続けていっちゃうからぁ!!んぐぅ!ふぐぅぅ!!」

 狐火ちゃんは何も知らずに愛撫を受け続けて我慢をし軽い絶頂をし続けている。

 そんな彼女のいじらしい姿に心の中で悪戯心が湧き出してきた。

 「そう・・・、じゃあおしおきを止めてあげるよ。」

 「ふぇ?」

 何度目か分からない絶頂を迎える寸前で膣肉を掻き回すの止め、淫豆を弾くのを止めて手を放す。

 覆い被さっていた背や頭からも離れて少し距離をとって最初電車に乗り込んだ姿勢と位置に戻っていき、何事も無く線路を駆ける車輪の振動に身を任せる。

 「な、なんで・・・?」

 今までは止めてと言っても止まらずに悪戯は激しくなる方向へしか行かなかったものが急に止まり、秘所から離れていったのだ。

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