第七章 紅玉と錬金の恋心 後編

 あうぅ・・・、ドキドキしてきたよ。
 彼の寝ている部屋に辿り着き、静かに中へと入っていく。
 暗くてよく見えないが、寝袋のある方へとアルヒミアが進んでいき上から覆いかぶさるように抱きつくがそこには空の寝袋しかなかった。

 「二人して何をしに来たんだ?」

 寝袋があるところとは別方向から急に明かりが灯り、声が聞こえてくる。
 そっちに顔を向けると、壁に背をもたれ火灯を持って欠伸をしているエルフィールの姿が。

 「エルフィール、どうして・・・。」

 「音には敏感でね。ルヴィニの大きな声で目が覚めて、こちらに近づく気配があったからこうしてたって訳。」

 彼が起きていたことはわからなかったけど、僕の目的は変わらない。
 アルヒミアに誘われたのはきっかけに過ぎないんだ。

 「もう一度聞こう。何をしに来たんだ?」

 「えーっと、それは・・・。」

 「抱いてもらいに。僕の気持ちを知って欲しいからここにきた。」

 「ルヴィニ!?」

 隠しても何も始まらない。
 僕は服を脱ぎながら一歩一歩エルフィールに近づいてく。

 「ル、ルヴィニ。冗談は・・・。」

 彼は扉の方に行こうとするが、僕の方が扉に近く逃げ道を塞ぐ方が早かった。

 「冗談じゃないよ?最初はね、一目惚れだった。でも、僕の作図を認めてくれて、僕を理解してくれてると分かって。貴方の事しか考えられなくなったんだよ。」

 「アタイは良い男ぐらいにしか見えてなかったわ。でも、作品を否定されたとき貴方は色々と教えてくれたわ。本気で惚れてしまうぐらいにね。」

 服を脱ぎながらアルヒミアも僕と一緒に彼の逃げれる範囲を狭めていき。

 『捕まえた。』

 二人でエルフィールを捕まえた。

 「ま、待ってくれ。俺にはスパスィが・・・。」

 「まだ結婚してないんでしょ?いいじゃない。」

 「そうだよ。そんな事言う口は塞いであげる。」

 自分の唇で、彼の口を塞いで声を出せなくする。

 「ルヴィニが口ならアタイはこっちね。」

 何かを外す音がして、視線を下に向けるとアルヒミアはエルフィールのズボンと下着をおろし下半身を露出させ肉棒を掴んでいた。

 「んっ・・・。」

 「あら?痛かったかしら。それにまだ大きくないわね。でも、匂いは凄いわ。興奮しちゃう。」

 「んぅ・・・。アルヒミア?」

 「ルヴィニ、貴方は彼の口内を舐めてあげて。喜ぶだろうから。アタイはこっちを大きくする為に舐めるから。」

 下から上がってくる匂いが鼻をくすぐり、ドキドキしてくる。
 我慢ができず抵抗をしないエルフィールに舌を入れて僕は口内舐めていく。

 「ん・・・、んあっ・・・。・・・ん、むちゅ・・・っ。」

 唾液を絡めながら歯茎の上を這う様に、擦りつけ歯を一本一本を舐めとる様に舌を出してくれない彼が気持ちよくなって欲しく舌を這わせる。
 水が滴る音をさせて口付けする下でアルヒミアもまた同じような音をさせながら肉棒を舐めていた。
 その目はトロンと蕩けており雄に奉仕する一匹の雌の様だ。

 「はっ・・・、凄い匂い。止まらないわ・・・。」

 ぴちゃぴちゃと舌を上下に這わせたり、側部を口で銜えて擦ったりして刺激を与えている。

 「ここまで大きくなるなんて、さきっぽ。咥えちゃおうかしら。」

 大きく口を開けて、先を咥えるとぐぷっ、ずぞぞっと吸い込む音を出しながらアルヒミアは肉棒から精を絞ろうとしていた。

 「・・・っ!」

 強い刺激が襲ってきたのか、顎が下がり舌が出てくる。
 僕はそこに自分の舌をねっとりと絡ませていきエルフィールとのキスに溺れていく。

 「ちゅぷ・・・、ん・・・ぁ。むっ・・・。」

 彼の唾液を吸い出し、満足すると自分の唾液を彼に送り込む。
 味なんてしないはずなのに甘く、頭の中まで溶けてしまいそうな感覚に陥るってしまう。

 「むぅ・・・。」

 「ちゃぷ・・・。ん・・・、んぁ・・・・。」

 甘く蕩けそうな感覚は下半身にも移っていき、気がついたら蜜壷から液があふれ出し太ももの方まで滴っていた。
 あう・・・、もうびしょびしょ・・・。
 お腹の下のあたりがきゅんとせつなくなり、我慢ができずに彼の手を秘所へと誘う。
 くちゅっと水の音がして少し指が触れたかと思うと、全身に電気が走り意識が軽く遠のいていく。

 「ふぁ・・・、あああぁぁぁ・・・。」

 身体の力が抜け顔が離れ、体勢が崩れていく中で彼の腕にしがみ付き視線が下に行くとそこには反り返った太くものとそれに夢中でぴちゃぴちゃと舐めているアルヒミアの姿があった。
 戻ってきた意識の箍は外れた状態になっていて雄を求める雌を性を止めることはできずエルフィールを押し倒す。

 「ああん、アタイのおちんぽ!」

 アルヒ
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