とある温泉にて

1台の車が旅館の駐車場に止まる。
車に乗っていたのは1人の男性で1度車から降りて腕を伸ばす。
そして伸ばし終えたあとに助手席の扉を開けて宿泊用に持ってきた鞄を持って扉を閉める。

「ふぅ・・・久々の温泉だな♪」

男はウキウキ気分な足取りで旅館の方へと移動して旅館へ入る。
旅館内に入ると1人の仲居が近づいてくる。
しかしその女性の姿は上半身は女性だが、下半身は"蜘蛛"の魔物娘。

"ジョロウグモ"だった。

「ようこそ、魔交聖(まこうせい)温泉へ」

「蜘蛛の・・・魔物娘」

出迎えた仲居に少し驚く男。
だが男はすぐに、っはっと我に返る。

「す、すみません蜘蛛の魔物娘を見るのは初めてで、つい・・・」

少し頭を下げて謝罪する男。
しかし当の本人は気にしているどころか、くすくすと笑っていた。

「うふふ、お客様は誠実なのですね私は気にしておりませんのでお気になさらないでください、えっとご予約の方でしょうか?」

「は、はい!大宮和鳴(おおみや かずなり)です」

フロントで予約名簿で名前を確認していく仲居のジョロウグモ。
そして確認を終えて、フロントにある奥の待機部屋に移動して鍵を取りに行き。
鍵を取った後和鳴の元へと移動する。

「確認しました、ではお部屋へご案内しますね」

旅館内を移動する2人。
そこで和鳴はふと思い出したかのようにゆっくりと口を開ける。

「あのつかぬ事をお聞きしますが・・・」

「はい、何でしょう?」

目が明らかに泳いでいた。
 何かを知っているが、それを言っていいのか。
  はたまた言ってはいけないのか、迷っているように。
   だが和鳴は意を決して口を開けて質問をした。

「・・・この温泉って、その彼女ができるというのは本当なんでしょうか?」

「あらあら、お客様は"そっち"の目的でご宿泊を?」

「・・・誠にお恥ずかしいことです」

和鳴の顔が少し赤く照れており少し頬を掻く。
しかし仲居は笑うことなく、真面目な顔をする。

「恥ずかしい事ではありませんよ、お客様のお歳では普通の事で一般的だと私は思います」

移動しながら途中、エレベーターの前で立ち止まって上に行くボタンを押す。
そしてエレベーターが来るまで少し待つ2人。
黙って待っていると今度は仲居の方から声を出す。

「・・・失恋ですか?」

「い、いえ失恋ではないです!」

「そうでしたか、それは失礼しました」

ぺこりとお辞儀する仲居。
するとエレベーターの扉が開きその中に入る2人。
仲居が3階のボタンを押しエレベーターが動き出し3階で停まりゆっくりと降りる。

そして右側の廊下を歩いていき。
304号室部屋の鍵を開ける仲居。

「こちらがお客様のお部屋となります、ではお茶お持ちしますね」

ぺこりとお辞儀をすると部屋を出る。
1人になった鞄を置いて和鳴は少しリラックスする。

「・・・はぁぁ勢いできちゃったなぁ」

少し天井を見つめつつ溜息を吐き出してしまう。
それは"色恋"というものを知らないから。
だから今1番噂になっている旅館に宿泊を決意したのだ。



夜になり夕食を終えて2回ほど温泉に入りテレビ等を見ていると、時計を針は23時を指していた。
流石にそろそろ寝ようと思いテレビを消して、布団の中に入り「ふぁ〜っ」と欠伸を出し。
眠り始めた。



          時刻は誰もが眠る丑参つ時の頃・・・。



合い鍵を使って、和鳴の部屋に入る1人の魔物娘。
その魔物娘は音を立てないようにゆっくりと移動する。
しかし念には念をと思って

          "糸のようなものを出して窓を開けないようにする"

そして唇を少し舐めて、眠っている男性。

                  "和鳴に近づく"

「これで二人きり・・・邪魔者はいない・・・♪」

浴衣をゆっくりと肌蹴させると綺麗な肉体(彼女からすれば)だと頬を赤くなってしまう。
だがここで、我に返りゆっくりと和鳴の体に顔をうずめてみる。

「ああ、この香り・・・この心臓音・・・堪(たま)りませんわ♪」

起きないように最善の注意をして、胸をペロ、ペロっと舐め始める。
右から舐めて次に左へと舐め胸を舐めた後は体を重点的に舐め始める。

「ペロペロ、うふふこの味・・・とても美味しいです・・・癖になりそうです♪」

体を舐めて、舐めて、舐めていくと和鳴の顔の目元がピクピクと動く。
そして「う、う〜ん」とうめくが起きることがなかった。

「・・・ふぅ、これで起きないとは・・・!いい事思いつきましたわ♪」

下半身のパンツを手に掛けて脱がす。
すると若干ではあるが、チンポが勃起している。
それを見て両目が 
#9825; 
#9825; になって見つめてしまう。

「ああ、これが・
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