忍者、それは闇に生き闇に潜む者であり。
【人も知らず.世も知らず.影となりて悪を打つ】存在。
しかし、昨今の忍者界隈は衰退、男忍者数が急激に減っていた。
そこで忍者の一族はある事をとある人物に、相談し決行する...。
*
春休み桜が咲く少し前。
都会から、新幹線で約4時間。
さらにそこから電車に乗り換え、3時間移動する。
そうすると、そこは見渡す限り山と自然、田んぼ、畑ばかりの田舎...。
否、ど田舎である。
そしてその田舎には一軒だけ大きい屋敷があった。
「遠路遥々、よく来てくださいましたね優太さん」
和服でお茶が入った湯のみを渡し対面するのは、彼女はこの田舎の地主。
宮月 忍撫(みやつき しのぶ)であり、三井 優太(みつい ゆうた)の祖母である。
「えっと・・・そ、そうですね・・・」
苦笑いしながら腕を伸ばしお茶が入った湯のみを手に取りお茶を飲む。
ただ何を喋っていいかわからず、何を言えばいいかわからない。
何故なら祖母忍撫とは、これが初対面だからだ。
「それにしても・・・中々のイケメンになりましたね、流石私の娘から生まれた孫だわ」
うふふと笑みを浮かべながら、お茶を飲みつつ不意に真剣な目になる。
その真剣な目に、優太は背筋を伸ばし優太も真剣な顔になり唾を飲み込む。
「優太さん、今日から貴方はここで暮らしてもらいます、これは娘と彼には許可を取っています」
「は、はぁ・・・」
母、父からは事前に話は聞いていた。
元々は父と、母ができちゃったで生まれたのが優太である。
当然、祖母である忍撫は何の断りもなく優太を妊娠した事を激昂、当然結婚も反対した。
しかし、2人はラブラブな事を熱く、熱く叫ぶように婚約を認めてもらおうと毎日の様に屋敷に来ては愛を訴え。
やがて忍撫は2人の熱い思いに根負けし、渋々2人の結婚を承諾。
ただし結婚を許す代わりに2人には金輪際、屋敷の敷居を跨ぐのを禁止、また金銭的な援助をしない。
また忍撫の都合で有事の際は無条件で承諾することを条件にだしたという。
こうして2人は結婚し、やがて優太が生まれ月日が流れ、ある1年前くらいに忍撫自身が優太の両親に連絡をし孫である優太と暮らしたいと話をした。
最初は口約束で拒否をされると思っていたが、優太の両親はちょうど2人きりでラブラブしたい!と考えており。
優太と一緒に暮らす事を即承諾し、優太にも半ば強引に説得、春休みになった日に送りつけた。
「貴方には不便をかけると思います、なのでネットの環境と、WIFIの環境は整えておきました」
「お、お婆様ってWIFIとかわかるの!?」
「ええ、こう見えてネットの事は若い知り合いからある程度指導してもらいました・・・あと私の事は気軽にお婆ちゃんと呼びなさい」
口には出さなかったが、そこはツッコむ所?と優太は内心思いつつ苦笑してしまう。
するとそこで、何かを思い出し。
「そうそう、ハヅキを紹介しましょう」
手を叩きながら、忍撫はハヅキを呼ぶ。
「ハヅキ?」
「こちらに」
ふと第三者の声が聞え、ん?っと優太は自分の左の方を見る。
するとそこには黒髪のロングヘアーの美女がそこにいた。
「!?!!?」
声が出ないくらい、驚き少し後ずさってしまう。
よく見ると昔ながらの忍(決して、エロゲーのラバースーツとかではない)装束を着ている。
「優太さんこちら貴方のお世話係のハヅキです、彼女はとある家系の娘でその親御さんに頼まれて彼女をここに住まわせてます」
ハヅキがこちらに振り返り、優太と対面しつつ正座をして。
少し顔を隠しているが、年齢的に自分よりも1つ.2つ年上かな?と思ってしまう。
「ハヅキです、不束者ですが、これからよろしくお願いします優太様」
自己紹介をすると頭をゆっくりと下げゆっくりと頭を上げる。
しかし日本人とは思えない、巨乳
amp;巨尻で。
はっきり言ってどんな男でも堕とせる美貌なのは、顔を隠していてもわかり、優太自身、緊張してしまう。
どぎまぎ緊張しているとどこからか電話が鳴ると、祖母が服のポケットからスマフォを出して電話に出る。
「はいもしもし、はい、はい・・・いつもありがとうございます、はい、はいでは後ほど」
電話で誰かと話をし、少し会話した後通話を終えそそくさと、移動する。
あっけに取られ、呆ける優太だったが、忍撫が戻ってくる。
よく見ると少し荷物を持っていて、さらにおめかしもしている。
「優太さん私はこれから出かけます、後の事はハヅキに頼りなさい」
「っは、お任せください」
「で、出かけるってど・・・どこに?」
「どこって、お友達とカラオケに行くんです♪」
おしとやかに、ほほほっと笑いつつ玄関に行くと既に、1台の車が来ていて忍撫はその車に乗り込み。
まるで今
[3]
次へ
ページ移動[1
2 3 4 5]
[7]
TOP[0]
投票 [*]
感想