ギャルゲーのイベントじゃねぇよっ(笑)

「遅刻、遅刻ぅぅ♪」

走る、走る・・・甘いジャムパンを咥えて。
少女は・・・否、魔物娘 "マーチヘア" はひたすら走る。

「あうぅぅ・・・今日こそは遅刻しないように目覚まししてたのにぃ」

食パンを食べ終えて、はぁはぁと走って学校に向かう。
そして曲がり角をまがった瞬間、 ドンっと誰かとぶつかってしまう。

「きゃっ」

「うわ」

当然両者尻もちをついてしまう。
いきなりの事だったのでマーチヘアも少年も訳が分からないでいた。

「い、いた〜い・・・」

「あ、ご、ごめんなさい大丈夫ですか?」

ゆっくりと少年は立ち上がる。
そしてマーチヘアに手を差し伸べる。

「あの、お怪我はありませんか?」

「・・・」

この時マーチヘアである彼女の脳内である図が完成した。


男の子とぶつかった→大丈夫と言ってきた→そして怪我はないかと聞かれた。


総合すると「君を傷つけてしまった、責任を取りたい」という独自の解釈ができる。
そしてゆっくりと差しのべられた手を取って立ち上がると両手で少年の手を ギュッ っと握りしめる。

「も、もう・・・責任を取りたいなんて・・・なんて大胆なの♪」

「え、は・・・はい?」

「ううん、何も言わなくていいよ私解ってるから♪」

握っていた手を離し腕を掴んで走って学校とは真逆の道を行く。
その行動に流石の少年も困惑する。

「え、あの・・・ちょ、僕これから学校が・・・」

「いいから、いいから♪」

腕を引っ張っていくマーチヘア。
そしてどこに行くのかわからずに少年もまた付いて行くのであった。



「遠慮しないで入って♪」

少年は「どうしてこうなったんだろう?」と思いながら。
マーチヘアの家に上がってしまい、彼女の部屋で適当に座ってしまう。

「・・・って、学校、学校に行かないと」

こんなところでくつろぐ前に学校へと行こうとする。
だがそれよりも先にマーチヘアが行く手を阻む。

「ああ、もう!私の事待ちきれなかったんですか?もう、お・ま・せ・さ・ん・ね」

自分の部屋に入るように少年を押し戻す。
そしてそのまま少年を押し倒し覆うように体を密着する。

「スンスン、ああん、これが貴方の・・・貴方、お名前は?」

そういえばまだ名前も聞いていなかったことを思い出す。
それに少しキョトンとする少年。

「え、そ、そこ?」

「うん、あ私は兎石 遥可(といし はるか)だよぉ♪」

再度体を密着して匂いを嗅ぐ。
そしてゆっくりとボタンを取っていく。

「ん〜ねぇねぇ名前、名前教えてよぉ♪」

「え、え・・・と、桃央 飛鳥(とうおう あすか)」

「飛鳥君、飛鳥君か・・・見た目に似合わず格好いい名前だね」

名前も聞いたので何も問題なく再度服を脱がそうとする。
しかし流石にこれ以上はまずいと思い始める飛鳥。

「ちょ・・・ちょっと待って!え、えっと兎石さん!」

「ん〜なぁに?飛鳥君・・・あ、私の事は名前でいいよ」

「あ、じゃ・・じゃあ・・・は、遥可さん・・・じゃ、じゃなくって!何でこんなことを?」

「え?責任取ってくれるんでしょう?私を傷物にしたせ・き・に・ん
#9825;」

飛鳥は目を丸くして理解できなかった。
一体いつ、そんなことを言った?とぶつかっただけで理解できずにいる。
だがしかしそんなことお構いなしに、服を脱がされて何時しか制服が肌蹴ていて焦り始める。

「ちょっと、ま、待って遥可さんぼ、僕達まだお互いの事知らないし」

「え、私の事今からもっと知りたいの?う、嬉しい!」

「そ、そうじゃなくて・・・が、学校!学校に行かないと!!」

「そんな、学校でHするところを見せつけに行こうなんて・・・飛鳥君の変態
#9825;」

キャーっと顔を真っ赤にして1人で盛り上がっている。
ここで飛鳥は気付く "話が全くかみ合っていない" ということに。

「うふふもぉ・・・飛鳥君は意外と変態さんですね♪でもそんな飛鳥君も喜ばせるのも妻の役目♪」

「いつの間にか夫婦になってること前提になってる!?」

「だって私、傷物にされたから・・・」

ゆっくりと体を起こし今度は自分から服を脱いでいく。
すると華奢(きゃしゃ)な体には似合わない巨乳が飛鳥を魅了する。

「あ、ぁ・・・」

「うふふ、傷物にされた私のおっぱい・・・御開帳♪」

ブラを取ると弾み揺れる。
大きくたわわな巨乳が露出する。

「・・・」

大きな胸を見て硬直してしまう飛鳥。
だがしかし遥可からすれば見惚れているのだと思ってしまう。

「やっぱり男の子って大きいおっぱいが好きなんだぁ♪ほら触って、揉んでいいんだよぉ?」

そう言うと飛鳥の腕を持って自身の胸を触らせようとする。
柔らかく手からはみ出るほど大きいその胸を飛鳥自身、無意識に
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