添い寝〜エキドナ〜

こんばんは。

突然ですが、なでしこJAPAN優勝おめでとう。

・・・これしか、話すネタが無かったんです。


では。設定です。


場所 ダンジョンの奥深く・エキドナの住処

状況 トレジャーハンターとしてダンジョンにもぐりこんだあなたはやっとの思いで宝のある部屋にたどり着いた。
宝を持って帰ろうと整理していると宝の山の奥にドアがあるのを見つけたあなたは好奇心からかドアを開けてしまう。




では、スタートです。





ガチャ・・・ギィィィ。

宝の山の奥にあったドアをゆっくりと開けたあなたはその部屋のベッドで雑誌を読みふけっているエキドナと目が合った。

エキドナは、一瞬驚いたような顔をしたがすぐにニコニコ顔(怪しい)になって雑誌を本棚に投げ戻した。
本が、棚の隙間にぴったりと入るのを確認した彼女は立ち上がって手招きする。

「あらあら、あの宝の山よりも好奇心が勝ったのかしら?好奇心は悪くは無いけどほどほどにね。ほら!そこで立ってないで入りなさいな。お茶でも出すわ。」

しかし、相手はエキドナ。鍵でもかけられたら逃げられない(むしろ犯される。)と思ったあなたはそのままドアをゆっくりと閉じ始める。


ドアが半分ほど閉じてきたところでいきなり後ろからドンと押されたような感覚を感じたあなたは、エキドナの部屋に転がり込んでしまう。
そのままドアが閉じてしまいカチリと鍵のかかる音がした。






結局、エキドナに招き入れられた。(閉じ込められた)




彼女は、指をさっと軽く縦に動かした。
すると部屋の奥からティーセットとお茶菓子が乗ったトレイが飛んできて、テーブルにすべるようにして置かれた。
もう一度彼女が指を振ると二個のカップにお茶が注がれた。

「ふぅ。こんなものかしら・・・ほら、あなたも飲みなさいな。」
彼女が、カップを宙に浮かせあなたの目の前まで動かすとそっと床に下ろした。

カップからは湯気が立ち上っていておいしそうだ。


危険を感じたあなたは、すぐにドアに手をかけてひねって見るが鍵がしっかりかかっていて開きそうも無い。
ためしに、体当たりを食らわせたがドアは見た目は木材なのに鉄のように頑丈だった。


あきらめたあなたは、目の前のカップをゆっくりとすする。
確かにおいしい。
次に飛んできたお茶菓子も絶妙な味のバランスでお茶との相性も抜群だった。
そのまま、二人は無言で(ただし、エキドナはうれしそうな顔をあなたに向けていた。)お茶を堪能した。

満足になったあなたは立ち上がってお礼を言うとドアに手をかけた。
しかし、相変わらずドアは開かずにいた。

絶望的な表情になっていたあなたはすぐ後ろにエキドナがいることに気づくのに一瞬遅れてしまった。
彼女はその一瞬を見逃さなかった。

彼女は、まずあなたの足に長い尻尾を巻きつけそのまま上に向かって這わせる。
ものの数秒であなたは彼女に腰あたりまでぐるぐる巻きにされてしまった。
目の前に、彼女の顔が迫る。

悲鳴を上げるあなたの口を彼女は口でふさぐと両腕でしっかりと抱きしめる。
いきなりのキスと抱きしめられたことにより硬直するあなたを見た彼女はそっと唇を離し、頬擦りし始めた。


「ん〜。男の子の・・・すごくいい匂い・・・どお?あなたは私の女の匂いをどう感じた?」
彼女からは、女の子特有の甘い匂いだけでなくシャンプーのような甘く心地いい匂いがした。
あなたは思ったことを口にした。

言葉を聞いた彼女は満足そうにうなずくとゆっくりと巻きついていた尻尾を解いた。
その場に尻餅をつくあなた。

彼女は、ベッドに座るとこう言った。



「合格。あなたのような人を待っていたの。」




突然の合格評価。わけが分からないあなたは首をかしげる。
彼女は、続ける。



「私は、夫となる人を求めてこのダンジョンを作ったの。でも、今までのハンターは宝を見つけた時点ですぐに持って帰ってしまうの。もちろん、そのとき持ち帰った宝はただのガラクタになるようにしてね。でも、あなたは違った。宝を見つけてもその先に隠された私の部屋までたどり着いた唯一のハンター。好奇心で、本当の答えを見つけたあなたに私は惚れたの。ねえ?改めて聞くわ、あなたに恋人はいる?いないのなら私と・・・その、恋人になってくれる?」


あなたは、困惑した。
最初は確かに彼女が怖かった。襲われると思って必死にドアを開けようとした。
しかし、彼女は本当は宝じゃなくて一人ぼっちの自分を見つけて欲しかったのかもしれない・・・黄金の山よりも、世界で一個しかない秘宝でもなくただ、寂しかった自分を見つけて欲しかった。

しかし、あなたは迷った。
確かに彼女はかわいいし、料理のセンスも悪くない。
だが、あなたは思った。




自分だっ
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