修行の行方

文面
一.町や村に寄ってはならない。行商人との売り買いも禁止する。
一.食料が切れた場合、自分で調達すること。衣も同じく。
一.人との遭遇を極力避けよ。
一.道に迷っても自己責任。
一.....

とこまごまと長々書き連ねてある。
4番目などふざけているようにしか思えない。
何しろ地図と呼べるようなものは渡されておらず、
それらしいものといえば師匠のおうち、大陸、湾町と
乱暴に書き殴られたいたずら書きだけだ。

‥‥‥にしても湾町とは何だ?港町と書きたかったのだろうか...

それにしても、歩いても歩いても何も見えてこない。
といっても鬱蒼とした森だから木しか見えないのも当たり前か。
ここ5日ほど歩きどおしで汗だくだ。風呂に入りたい。
別に風呂でなくとも小川で体を拭くことが出来れば...
森は予想以上に険しく、今は道なき道を進んでいる。
いわゆる獣道というやつだ。いや、それより酷い。
何しろツタやツルが行く先々を阻み、背の高い草が余計に体力を奪う。
こんなにも辛かったなんて...
まじめに修行をしておけば良かった。
思えばこれはサボっていた分の罰なのかも...
青年の背中を冷たいものが流れる。
まさか...師匠、俺を殺す気では...いやいや。そんなことはない...はず。

森に入る前にきこりに聞いたところによると
不潔にしていると寄ってくる魔物がいるらしい。
余計な体力を消耗するわけにはいかない。
よって極力遭いたくない。
だが....
恐る恐る鎧の内側を嗅いでみる。

むせた。むせるほど臭かった。吐きそう。

これでは魔物に寄ってきてくださいと言っているようなものだ。
だが、どうにかしようにも持ってきた布切れはすでに鎧の内側と同じような
状況にあり、貴重な水をこんなところで浪費するわけにはいかない。
結局のところ、どうしようもないのだ。

うん。諦めよう。

決断は早かった。
襲われれば撃退すればいいだけの話だ。うん。
だが、事態はそれほど甘くはなかったのである。
すでに青年の背後には微かな羽音が聞こえ始めていた...




7日目の夕方、体がそろそろ限界に達し、休むことにした。
さすがにこれ以上歩けばあの鬼畜師匠に鍛えられた肉体でも耐えられない。
取っていた食料を口にし水を一口飲むと、
獣を警戒して適当な木に登りすぐに眠り始めた。
すぐそばの木の陰で待機している魔物にも気づかずに...


やったぁ 久しぶりのご飯だ!
どうせ今日も収穫無しだろうと思い込んでいた矢先、
のたのたと動く鎧を見かけたのだった。
しかもなにやらいい香りが漂っている。
この匂いは...はぁ 久しぶり。人間の匂いだ。

ごっはん♪ごっはん♪きゃっほぅ♪

もはや彼女の頭には食事風景しかなく、
勇んで突っ込もうとした瞬間、ふと思った。

あ...でも、もっと放置したらもっとおいしくなるかも。
コイツ、バカそうだし。この先には当分、川も、村も無い。
だったら...コイツが疲れきって、休むのを待てばあたしも余計に体力を使わずに済む。

よし、決めた!
お腹は減ってるけどあのバカが休んでから襲うことにしよう!


そしてその時は訪れた。
例のバカが木に登って爆睡している。

今が絶好のチャンス!...フフン あたしには羽があるから木に登っても関係ないもん♪
ようし...まずはどこからもらおうかな♪
あっ この腋のところ...おいしそう...ジュルリ

気づかれないようにゆっくりと鎧を剥がし、まず匂いを楽しむ。

ふぁ...すごく濃厚でそれでいてしつこくない匂い 若いだけはあるわ

それからやさしく、でも起こさないようにゆっくりと舌を這わせてゆく。

んちゅっ ちゅ ぺろ はぁっ 美味しい♪ ちゅっ ちゅる

彼女の舌はゆっくりと彼の腕を行き来し、
汗と垢を舐め取ってゆく。
だんだんと顔が赤くなってゆくのが自分でも分かり、体が徐々に熱くなる。

よぉし 腋...いっただっきま〜す♪

あまりそっとしすぎると彼が起きてしまうかもしれないので、
今まで以上に激しく、かつ、起こさない程度にしゃぶってゆく。

じゅる ちゅ んはぁ ちゅ じゅるっ すご... 濃厚...

たっぷりと腋を堪能したところで上半身に移る。
予想以上に胸板が厚く、堅い。
やさしくついばむようにキスしてから小さな突起を舌の上で転がす。
もちろん興味本位で食事とは関係の無い部分だ。

♂ってここが気持ちいいんだよね...?
あれ?でもなんか違うような...

というのも、本体に何の反応も無いからだ。
まぁ起きられても困るのだが、ピクリともせず寝入っている。

その後もしばらく舐めていたが相変わらず何の反応も無いので下半身へと移った。
いや、正確には移ろうとした。
今の今まで夢中でこの男の体にし
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