2人がお風呂を終えた時には外はすでに暗くなっており、アルとクレアはソファーに隣同士で座って、ゆっくりとした時間を過ごしていた。アルはクレアに身体を預け、クレアは凭れてくるアルを優しく受け止めては頭を優しく撫でてあげていた。激しいセックスの余韻を2人はイチャイチャとしながら過ごしているのであった。
そして、しばらく時間が経つと部屋に呼び鈴の音が響いてきた。
「今度は何だろ?」
「時間も時間だ。おそらくだが、夕食の時間を知らせに来たのだろう」
そう言うとクレアはソファーから立ち上がってはまた出入り口へと向かっていく。今度はルームウェア姿のアルも付いて行っていた。クレアは待つように言うべきか悩んだが、興味津々な様子のアルを見ては止めることは無理だった。その様子が可愛いので。
(ふふ、初めてのものには興味津々なのは子どもらしいな
#9825;可愛い
#9825;)
(ホテルの人って……どんな姿なんだろう)
クレアは表情を緩ませずに扉を開けるとそこにはメイド服に身を包んだヴァンパイアが居た。そして、ヴァンパイアは軽く会釈しては少し後ろに居たアルを見ては微笑んで手を振るのであった。
『可愛らしい旦那様ですね。少し血を飲んでも……』
「飲もうとした時点で灰燼に帰してもらうがな」
『冗談でございます。お食事のご用意をさせていただきますが、ホテルで食べられますか?もし、街で食べるのでしたら……あれはまたタイミングを見計らって後日に……』
「いや、街を今日はあまり見回っていないから今日はここで食べるとしよう」
ヴァンパイアの言葉に少し食い気味で言うクレア。そんなクレアの様子にアルは少し不思議に思いながらもあまり気にはしていない様子である。
『では、一階の食堂でお食事は可能でございます。軽食であれば深夜でも早朝でもお出しさせていただきます』
そう言うとヴァンパイアはその場を後にする。クレアは扉を閉めればアルと一緒にソファーへと移動しては座り込み、膝の上にアルを乗せて後ろから抱きしめる。
「やはり、アルを狙う愚か者が…いや、アルに狙いをつける慧眼は素晴らしいものだが……」
「あはは……きっとあのヴァンパイアのお姉さんも冗談と思うよ?」
「いや、かなり本気の目だあれは」
アルの頭を優しく撫でながらクレアは唸っていた。アルはそんな様子のクレアを見て少し笑えばクレアと向き合うように体勢を変える。クレアがソファーに座っており、その上にアルが見つめ合う形で膝に乗っている。
「襲われそうになってもにげれるから大丈夫!それに、クレア以上にその……ステキなお嫁さんなんて居ないから他の魔物に魅了なんてされないよ……//」
「アル……顔を真っ赤にせずに言われてたら、私はキュン死してたかもしれない」
(そんな言葉ずるいではないか
#9825;嬉しすぎる
#9825;アル
#9825;アル
#9825;)
アルは顔を真っ赤にしながらもクレアに伝えると、クレアはすぐに顔が真っ赤になってしまいら表情は蕩け、アルを抱きしめると衝動のままにキスをしては舌を入れていく。アルは驚きながらもクレアの舌使いに急に抱きしめられて強張った体から力が抜けていき、クレアがキスを止めるまで蕩けるような舌使いをアルは味わい続けた。
「不意にそんな言葉を掛けてくるとは……ずるい……//」
「ふにゃぁ……//でも……僕からの本心……//」
「〜〜〜…//」
キスで蕩けながら言うアルにクレアは激しく悶えていて、幸せすぎて蕩けた表情を戻すこともできないのであった。そして、お互いに落ち着いたところでクレアの表情も少し凛々しさを取り戻すのであった。
「く、クレア……//お腹空いてきたし、ご飯食べにいこ?」
「そ、そうだな。うん。行こうか。ただ、行く前にアルはもう少し服を着てほしいな」
「は、はーい」
アルも自分の言動に恥ずかしく思っており、恥ずかしがりながらもクレアを食事に誘う。クレアは頷くとアルの服装を見ては何かもう少し着るように伝える。
クレアの言葉にアルはソファーから降りると魔法陣の中にしまっていた軽装に着替え始めていく。アルが着替えている間もクレアはソファーに座っており、着替えの様子を眺めていたが、その表情は少し焦っている様子である。
(私としたことが……まさか、言葉で腰が抜けてしまうとは……//は、早く立たないとバレてしまう……//)
クレアはアルの言葉に表情だけではなく、身体も蕩けてしまっていたのであった。アルが着替え終えてはクレアはソファーからなんとか身体を起こせばキリッとした表情で立ち上がる。ドラゴンのプライドでなんとか立てている状態なので、またアルから甘い言葉を言われ
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