第一部 モンスターブラッド 二話「石仮面と吸血鬼ディムと謎の呪い師と特殊な呼吸法と・・・」

《ロンドン ホワイトチャンプル街》

切り裂きジャンク
「こんな夜遅くまで遊んでる堕落した女よ!」
女性
「キャアアアアアアア!」

ズバシュッ!

切り裂きジャンク
「んふぅ・・・」

そのまま女性を何度も切り裂く。
コズブシュッ!ズシュッ!
すると後ろに何者かが語りかけてきた。

???
「大抵の人間は心に善のたががある・・・」
切り裂きジャンク
「うぁ?」
???
「素晴らしい悪への恐れがあるのだ・・・」

切り裂きジャンクが後ろを振り向くと、そこには吸血鬼と化したディムがいた。

ワンツェン
「クックック・・・」
ディム
「だが、極稀に善なるたがのない人間がいる・・・」
ディム
「悪のエリート・・・気に入ったぞ闇のジャンク!このディムに服従するのだッ!」

ディムの目が妖しく光る!
切り裂きジャンクはフラフラとディムのもとへ移動していた。

ディム
「素晴らしい力を与えてやる・・・今以上の快楽を手にできるぞ・・・!」
切り裂きジャンク
「ウヒィ・・・」

切り裂きジャンクはディムに頭を下げた。

ディム
「悩みはもう何もない・・・」

そしてディムは切り裂きジャンクの額にに手を当てた。
ズグシュッ!ズキュン・・・ズキュン・・・


























《古びた館の屋根の上》

リエラ
「さて・・・どこから情報収集をしましょうか?」

私は一旦ジョナサン達と別れ、あることを実行しようとしていた。
それは情報収集である。
が、そう簡単にできるわけがないことは重々承知している。

リエラ
「ここはやっぱり魔王の娘リリムである私の凄い魔法の出番ね!」

そこである魔法を使う事にした。

リエラ
「セガサ・ヲウホウジョ・イタリシ・ノレワ!いでよ使い魔!」

リエラが呪文を唱えると・・・。
ポンッ

使い魔(魔物娘ではない)
『お呼びですか?ご主人様。』

なんと小悪魔(東方とは関係ない)が出て来たではないか!

リエラ
「私は今別世界にいるの、だからこの世界の情報を探して!」
使い魔(小悪魔)
『了解!この世界の名は・・・「ジョジョの奇妙な冒険」ですね。』
リエラ
(え?つまりさっきの人が私と一緒にこの世界を救う人?)
使い魔(小悪魔)
『そして今の時代の名は・・・「モンスターブラッド」です。』
リエラ
(つまり、この世界にもモンスターはいるのかな・・・?)
使い魔(小悪魔)
『「ジョジョの奇妙な冒険」「モンスターブラッド」で検索中・・・』

そう言って使い魔(小悪魔)を使ってこの世界の情報を集め始めた。
しばらくして、沢山の情報が集まった。
大体使えそうな情報は・・・。
@ジョーンズ家について。
A石仮面について。
B吸血鬼について。
Cゾンビについて。
とかがあったわ。
他にも「波紋について」とか「ブランドー家について」とか色々あったけど役に立ちそうにないわね。
とりあえず下から順にチェックしておいたけど・・・。
どうも、石仮面が全ての元凶になりそうな気がするわ・・・。

リエラ
「・・・ん?こ、これは!?」

『後にジョーンズ家はディムを倒す為に燃やされてなくなってしまう。』

リエラ
「大変だわ・・・早くジョナサンちゃんに知らせないと!」

こうして、私はジョナサンちゃんのもとへ急いだのだが・・・。


























《ジョーンズ邸焼け跡地》

リエラ
「あ・・・ああ・・・」

時すでに遅し、既にジョーンズ邸は燃えて瓦礫の山と化してしまっていた。
この崩れ具合ではもう既に死んでいるだろう・・・。

リエラ
「そんな・・・こんな事って・・・私がもっと早くに気付いていれば・・・!」

リエラが今にも泣き出しそうになっていた、その時!

?????
「リエラさん?こんなところでどうしたんですか?」
リエラ
「え?」

リエラが声のした方へ振り向くと・・・。

リエラ
「ジョ、ジョナサンちゃん!?」
ジョナサンちゃん
「あの、リエラさん?ちゃん付けはちょっと恥ずかしいのですが・・・」

そこには、死んだと思っていたジョナサンが立っていた。


























《ジョーンズ邸焼け跡地》

ジョナサン
(あの日の惨事を知るのは、僕とスピードワゴンの二人だけ・・・警察も事故と納得してくれたが、気になるのは・・・石仮面、瓦礫を掘っても出てこない・・・粉微塵になったと信じたい・・・そう思おう・・・そして、早く忘れよう・・・)

そう思って引き返そうとすると、向こうに人影が見えた。

ジョナサン
「ん?誰かいるのか?まさか・・・ディムが生きているのか!?」

そう言って人影の方に駆け足で近づいた。
・・・どうやらディムではないようだ。

ジョナサン
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