(◎皿◎)
lt;俺ガココニイルトイウコトハ…ワカッテイルナ?
(◎皿◎)
lt;キングクリムゾン!
ローレン王子
「これでトドメだ!」
ズバ!
ローレン王子の横切り!
会心の一撃だ!
パスス
「ぬわーーっっ!!」
ペアリル
「ぐふっ!」
ドサドサッ
会心の一撃を受けた二人組は倒れた。
しかし死んだわけではなく気絶しただけのようだ。
勇者達の勝利!
サマルン王子
「流石ローレン王子!最高のタイミングで会心の一撃を!」
ローレン王子
「褒めても何も出ないって。」
ムーブン王女
「そうよ、サマルン王子も人に頼りっきりじゃ駄目よ?」
ムーブン王女の厳しい言葉を受けながら俺達は先へ進む。
他の魔物達はもう戦う意思がないようなので無視することにした。
そんな中、ふとローレン王子こと俺が口を開いた。
ローレン王子
「しかし長いな…いつ最深部に到着するんだ?」
サマルン王子
「そんなこと知らないよ…」
ムーブン王女
「あと少しの筈だから頑張りましょ。」
ローレン王子
「知ってたら逆に怖いけどな…ん?」
そんなこんなで最深部にたどり着いたようだ。
そこは教会の一室みたいな場所で、神秘的…というには無理がある妖しげな感じがあった。
部屋の奥にある紫色に染まった玉が中心にある巨大な十字架が特に不気味さを出していた。
ムーブン王女
「本当にあと少しだった…」
ローレン王子
「おい、奥の方に誰かがいるぞ?」
サマルン王子
「行ってみよう。」
十字架の前で祈りを捧げていると思われる邪神官…ダークプリーストがそこにいた。
後ろ姿なので顔は見えないし服装も普通のDプリとは違うが角と翼と尻尾の形でわかったのだ。
ローレン王子
「なんでこんなところにDプリが?」
ムーブン王女
「静かに!何か聞こえるわ…」
ムーブン王女の言うとおり、邪神官は何かを言葉にしていた。
俺達は近付いて聞き取ろうとする。
聞こえてくる邪神官の呟きとは…!?
邪神官
「アーメンカーメンザーメンソーメンラーメン…」
ローレン王子
「は?」
邪神官
「○★∀※◇■◎…」
サマルン王子
「何語?」
邪神官
「スリザリンは嫌だスリザリンは嫌だスリザリンは嫌だ…」
ムーブン王女
「変な事言わないでよ!ちゃんと祈りっぽい言葉を使いなさい!」
ローレン王子
「あ!馬鹿!!」
邪神官
「む…」
ムーブン王女が叫んでしまったおかげで邪神官がこちらに気づいたようだ。
…このトラブルメイカーめ。
邪神官
「だれですか?私の祈りを邪魔する者は?」
ムーブン王女
「やば!見つかっちゃった!」
ローレン王子
「あれだけでかい声で叫べば誰だって気づくだろ…」
サマルン王子
(さっきのってやっぱり祈りの言葉だったんだ…)
邪神官は祈りを中止してこちらを振り向く。
その素顔は意外にも男装をすれば美青年と言われても違和感がない様な顔立ちだった。
体がボンキュッボンなので男装しても即バレるだろうが。
邪神官
「無礼者ですね、私を大神官エーロンと知っての行いですか?」
ローレン王子
「知らんがな。」
サマルン王子
「知りません。」
ムーブン王女
「知るわけないでしょう?」
俺達は口を揃えて言い放った。
だって邪神官と呼ばれていることしか知らなかったんだから名前なんて知るわけないだろ。
エーロン
「では覚えておいてください。」
エーロンと名乗る大神官とやらは両手を広げて俺達に言い放った。
エーロン
「偉大なる神の使い、エーロン様とは私のことです!」
ローレン王子
「知るか!お前が誰だろうと関係ない!悪い奴は倒すのみだ!」
エーロン
「簡単に勝てると思わない方が身の為ですよ!」
エーロンは地面に刺してあった杖を抜き、戦闘態勢に入った!
同様に俺達も戦闘態勢に入る!
エーロン
「堕落神様の加護が宿っている杖の一撃をくらいなさい!」
エーロンは堕落神の杖を使った!
堕落神の杖の先端から魔力の塊が発生し、それを堕落神の杖で打ち飛ばした!
打ち飛ばされた魔力の塊が俺達に向かってくる!
ローレン王子
「こんなもの!」
それを俺は剣で切り裂く。
切り裂かれた魔力の塊は消滅した。
エーロン
「ではこれならどうです!?」
エーロンはイオナニンを唱えた!
勇者達のいる場所に大爆発が発生する!
サマルン王子
「僕のとっておきをくらえ!」
サマルン王子はイオナニンを唱えた!
お互いの爆発呪文が相殺し合ってかき消された!
エーロン
「あやかしの息!」
エーロンは思いっきり空気を吸い込み、吐き出した!
いかにも妖しい感じの息が勇者達を混乱に誘う!
ムーブン王女
「フハーバ!」
ムーブン王女
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