《現在地不明 ちょっとした通り》
リエラ
「そこの草むらにいるのは誰!?出てきなさい!」
???
「・・・よくこの俺が潜んでいることがわかったな!」
ズア!
何者かがリエラに飛びかかる!
???
「うおりゃ!」
リエラ
「ほっ!」
それをバックステップで回避。
そこには白く短い髪。
同じく白の半ズボンと黄の半袖Tシャツ。
少年といった感じの人物が現れた。
ジョナサン
「何者!?」
ツェペリさん
「今は昼間、ゾンビではないようだな。」
リエラ
「貴方は一体・・・?」
???
「それはこっちの台詞だ!このライバ様の縄張りに侵入するとはいい度胸じゃないか!」
ジョナサン
「な、縄張り?」
ライバ
「そうだ!ここは俺の遊び場だ!勝手に入るんじゃねぇ!」
ツェペリさん
「やれやれ・・・リエラ君、丁度いい機会だ。波紋をそこの小僧に試してみろ。」
リエラ
「ええ!?大丈夫なんですか?」
ツェペリさん
「相手はゾンビではない。心配はいらんよ。」
リエラ
「・・・わかりました。やってみます!」
ライバ
「なにをゴチャゴチャ言ってるんだ?それに波紋ってなんだよ?」
リエラは波紋の呼吸を始めた。
リエラ
「すぅー・・・はぁー・・・」
リエラ
(死にませんように・・・)
ライバ
「なんだ?なにが始まるんだ?」
リエラ
「コォォォォォォ・・・」
リエラの体の中に波紋エネルギーが生まれ始めた。
リエラ
(こ、この感じは・・・波紋の使用自体は問題ない・・・けれど、体内にある魔力がまるで封印されるかのように上手く扱えなくなっている!)
ライバ
「何なんだ?変な呼吸をしやがって。」
リエラ
(確か波紋は鉄を伝わるはず・・・なら!)
リエラは召喚魔法で魔界銀剣を取り出す。
しかし、魔力が宿っている為、波紋によりその効果は半減されているようだ。
リエラ
「でも波紋を通す為の鉄!相手を傷つけなければ問題ない!」
ライバ
「なんだと!?何もない空間から剣が!?」
リエラ
「いくわよ!密かに考えていた必殺技を喰らいなさい!」
ライバ
「一体目の前で何が起こっている!?」
リエラ
「魔界銀の波紋疾走(アプレイスインフェステッドウィズデーモンズシルバーオーバードライブ)!」
ズバシィィィ
ライバ
「うぎゃあっ!」
ドサ・・・
そのままライバは倒れた。
リエラ
「呆気ないわね・・・」
ツェペリさん
「まあ多分一般人だ。仕方ない。」
ジョナサン
「先を急ぎましょう!」
ライバ
「ピクピク・・・」
私達はライバという少年を倒し、先へ進んだ。
ライバ
「これで勝ったと思うなよ・・・ガクッ!」
三方、険しい岩山で囲まれた断崖絶壁にある街、ウィンツ・ナイト・ロッド。
中世時代、騎士を訓練する為に作られた。
十九世紀現在、要塞的地形から刑務所が建てられ、囚人を使った石炭の採掘が行われている。
住民達は、量や農耕で生計を立てており、人口は囚人を含めて517名。
これから、この街は消失する!
《????? ????????》
ディム
「さて、そろそろか・・・」
?????
「ん?どこか行くのか?」
ディム
「ちょっと知り合いを迎えにな・・・」
?????
「そうか・・・日光を浴びないように気をつけるがよい。」
ディム
「そういえばお前は初めて会った時に日光を浴びていたがなぜ無事だった?」
?????
「・・・どういうことだ?」
ディム
「前に言ったではないか。お前も吸血鬼だと。」
?????
「・・・余は太陽を弱点としない吸血鬼だからな・・・」
ディム
「信じがたい話だ・・・」
?????
「だが事実だ。」
ディム
「女だと弱点じゃなくなるのか?」
?????
「多分違うだろう・・・」
ディム
「じゃあ何故だ?」
?????
「恐らく違う吸血鬼なのだ・・・根本的に何かが違う・・・」
ディム
「そうか・・・ではこのディムはもう行く。お前はそこで待っていろ。」
?????
「待て・・・」
ディム
「何だ?」
?????
「呪い師共は波紋呼吸法を使ってくる、戦うならあの新技を使うがよい。」
ディム
「何故だ?そいつら如きに俺の新技を使ってやる義理はない。」
?????
「波紋法は太陽と同じエネルギー、しかし血液の流れが関係しているのだ。」
ディム
「つまり、俺の新技で血液の流れを止めろと?」
?????
「そういう事だ。」
ディム
「ご忠告どうも。それと奴を連れて行くぞ?」
?????
「好きにするがいい。」
ギィィバタン
?????
「ディム・・・あのゾンビを同行させたからといって油断するんじゃないぞ・・・」
?????
「貴様は重要な駒なのだからな・・・
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