ここは・・・どこだ?
突然で悪いが俺は今何故か森の中を歩いている。
今まで何をしていたかというと、
気がついたら森の中
↓
つまり・・・どういうことだってばよ?
↓
しかし、ここで慌てても仕方ないので今何をするべきか考えてみる
↓
そのまま留まると餓死してしまいそうなので出口を探してみることにした
↓
おかし、出口が見つからねぇじゃねぇか!
↓
今ここ
どうしてこうなったのだろうか?はっきり言ってさっぱりわからない。
なんでサバイバル生活ができない俺がこんな所に来なくちゃならんのだろうか。
世の中は本当に理不尽な事ばかりだ。
とりあえずここに来る前をよく思い出してみよう。
〜以下、回想シーン始まり〜
「ルンルンルン♪」
なんと今日は休日だ!いつもは仕事なのに社長に「よく働いてるから、と言うか働きすぎ」と言われたので休むことになったのだ!
しかし、いざ休むとなると何をすればいいのか・・・休みだと嬉しいけど休みになったとたんに何をしようか悩んでしまう。
だからとりあえず散歩に出かけることにしたのだ。
「いつでもトーゲトーゲイ〜ラ〜イ〜ラ♪鬼〜のデ〜○デ〜♪」
どこかで聞いたことがある歌を歌いながら歩いていると公園にたどり着いた。
「・・・ん?」
公園にたどり着いた俺は、その公園に謎の違和感を感じた。
普通だけど普通じゃないような・・・そんな不思議な感じ。
とりあえず公園を調べてみることにした。
「フフン→♪フン→♪フ↓フン↑♪フン↑♪フン↓♪」
・・・今の俺の姿はちょっとおかしい人に見えるだろう。
公園の中を意味もなくウロウロ歩き回っているようにしか見えないのだから。
「お?あれか?」
やっと見つけた違和感の正体。
それはトイレがあることだった。
この公園にはトイレがないのに何故か目の前にトイレがある。
わけがわからないよ。
「いきなり現れたトイレ・・・調べるしかないじゃない!」
俺は好奇心に負け、トイレに入ってみることにした。
「これから毎日トイレ行こうぜ?」
すると・・・。
「うお!?眩しッ!」
いきなり謎の光が!
思わず目を瞑ってしまった。
だんだん光が収まってきたので目を開けると・・・。
「・・・は?」
そこは未知の森だった。
「あ・・・ありのまま今起こった事を話すぜ!俺はトイレに入ったと思ってたらいつの間にか森の中にいた。な・・・何を言ってるのかわからねーと思うが俺も何が起こったのか、わからなかった・・・」
〜以上、回想シーン終わり〜
あれ?結局なんで森の中にいるのかわからないぞ?
こらそこ!無駄な回想してんじゃねぇとか言わない!俺泣いちゃうぞ!?
・・・誰に言ってるんだろう、俺。
とにかく、何としてでも森から脱出しなければ!
でもさぁ・・・さっきから歩き回っているのに出口が見つからないんだけど。
もしかしてこのまま・・・野垂れ死に?
「そんなの絶対嫌だァァァァッ!!!」
いかん!このままだと寂しさと悲しさで死んでしまう!と、そこへ・・・。
「何が嫌なんだ?」
俺以外に話しかけてくる奴がいた。
どうやら後ろにいるようだ。
「え?誰かいるの!?」
「・・・お前はこの世に自分一人しかいないと思っているのか?」
「いや、そういう訳じゃないけど・・・」
「じゃあなんで?」
「え?」
「なんで『え?誰かいるの!?』て言ったんだ?」
「森の中で他の人に会えるとは思ってなかったからね、まさに奇跡だよ。」
「ヘぇ・・・それより、見かけない格好だけど何処から来たんだ?」
「日本にいたはずなんだけど気がついたらここにいたんだ。」
「日本?どこだ?それは?」
「知らないの?」
「しらんな。」
「ふぅん・・・」(じゃあここは日本じゃないのか?う〜む・・・)
でも、運命って残酷だよな。
え?なぜかって?
「あ、そうそう・・・お前は二つ勘違いをしている。」
「え?」
「一つは森に出入りする奴は結構いるってこと、だから他人と出会う事は珍しくない。」
これはいい情報だ、だが問題はそこじゃない。
だって・・・。
「もう一つは・・・」
そいつは・・・いや、奴は・・・。
「あたしは人間じゃないってことさ。」
魔物だったんだから・・・。
「・・・は?」
振り向くと、そこには確かに人間じゃない生物がいた。
まず見えたのはビキニに包まれたおっぱい。
凄いボリュームだったが、そこばかり見ることはできなかった。
次に見えたのは猫と思われる耳だ。
これならまだかわいいだけだろう。
だが、次に見えたのは熊のような手足。
悪魔のような翼。
そしてなにより恐ろしいのはその尻尾だった。
トゲが生えてて口?のような穴がある。
異様としか言いようがないその姿は俺に恐怖を与える
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