「「・・・・・・」」
少女と目があってしまった・・・どうしようこの状況?というか、なんでこの娘は僕に抱きつく形になってるんだ?しかも誰だろう?
「にぱー♪」
・・・か、かわいい・・・じゃない!とにかく落ち着こう!ここは会話から・・・
「や、やぁ・・・」
「こんにちはです〜。お兄さんお名前はなんていうんですか〜?」
「え、あぁ・・・僕は[中村真之介]という。。。」
「シンノスケ・・・ですか〜。僕はリュシーです。種族はリャナンシーです。」
へぇ・・・りゅしー・・・あれ?・・・りゃなんしーって、たしか・・・大陸の・・・?
「・・・りゃ、、、りゃなんしー?」
「へ?どうしたんですか〜?」
「・・・・・・すまないのだが、ここはどこだ?」
「・・・ここはカリドの外れの草原だが?」
[りゃなんしー]という単語に驚いた僕の質問には、[りゅしー]と名乗る少女ではなく、もう一人のそばに立っていた女性が答えた。
「・・・もしやあなたは・・・りざーどまん・・・ですか?」
「そうだ。リザードマンのサリーだ。よろしく。」
そういうと、[さりー]という女性は軽く一礼した。
「あぁ忝い。。。それで、ここは・・・その・・・[かりど]という場所なのですか?」
「そうだが?ところでお前はこんなところでなにをしていたんだ?昼寝か?」
「昼寝ですか〜?あとこの服なんですか〜?」
・・・どういうことなんだ・・・?
真之介はすぐに答えられないでいた。
なぜなら、彼はこの大陸で言う[ジパング]出身であった。そんな彼の生きている時代のジパングから大陸へ行ける人などほんの一握りの人のみであった。当然、真之介はその一握りに入るような家柄ではなく、そのため、平民が大陸や異文化について学ぶためには、数少ない文献に頼るほかなかったのだ。
目覚めてからというものの、突然目の前に少女がいたり、彼にとってあまり聞きなれない単語を当然のように連発されたりして、結構混乱していたのだ。
「・・・ここは日本なのか・・・?」
「ニホン?・・・よくわからないが、服装から察するに、お前はジパング出身なのか?」
「・・・ジパング?・・・そうなのかもしれない・・・」
「そうか。珍しいものだな、ジパングからの来訪者というのは。」
「あはは〜ジパングです〜♪」
幸い、人よりも頭が切れ、大陸や異文化に興味があった真之介は、わずかながら文献で知識を身につけていたのだが、突然見知らぬ場所、しかもジパングではない場所に放り出されてしまっては混乱するのも当然のことだった。
・・・そんな・・・こんな馬鹿なことがあり得るのか?
「・・・それでは、ここは・・・その[じぱんぐ]ではないのか?」
「うむ。その通りだ。・・・しかし、何故お前はこんなところで寝ていたのだ?・・・しかも何の装備や持ち物もなしに。」
「そ、それが・・・」
「全く、覚えていないとでもいうのか?」
「あ、あぁ・・・すまない・・・しかし、覚えていることというと、頼まれていた墨と紙をもらいに行って・・・その時天気が悪かった上に、雨を凌ごうと森の中をくぐりぬけようとしたら・・・運悪く雷があたって・・・そしたらここに・・・」
「もう何が何だかわからないような理由でここにきたんだな。。。」
「うむ。。。」
「しかし、話の流れからすると、その雷が起因しているのか・・・?」
「・・・恐らく、というより、今はそれしか考えられない。」
真之介にしても、サリーにしても、この理由だけではわからないことが多すぎた。なにせ、雷に打たれたら普通は即死、もしくは全身火傷するような事故なのだから。今回に至っては、人が大陸間を移動してしまったという、常識を軽くこえた現象が起きたものだから、理解は簡単なことではないだろう。
「「「・・・・・・」」」
お、重い・・・どうにかしないと・・・
「と、ところで、お二人はどうしてここへ?」
「あぁ、今、リュシーの絵のために模写する景色探しをしようと思っていてな。いざ町をでたらここにお前が倒れていた、ってことだ。」
・・・そういうことか。
「そういうことですよ〜・・・あ、忘れてました!!」
「「??」」
「あうー、すみません・・・
あの〜、
僕、人が倒れているのなんて初めて見ましてですね・・・だから、ちょっと興奮しちゃって・・・
だから・・・
・・・もう一回死んでください!」
・・・は?
「・・・今、なんと?」
「はい!もう一回死んだ状態になってほしいな〜って思ったんです〜♪お願いします!」
「な、なに初対面に突拍子もないこと頼んでんだよ!っつーかなにが折角だ!しかも僕は死んでない!」
「で、でもで
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