「うぉぉぉ!一気に攻め込めぇ!」
「いやぁ!やめて!来ないでぇ!」
「問答無用だ!」
丸腰なレッサーサキュバスを乱暴に追い掛け回す兵士の部隊。
「きゃあああ!助けて〜!……な〜んちゃって♪」
「なにっ!?って、おわぁ!な、なんだこれは!?う、動けない……!」
かと思ったら、突如と現れた魔法陣によって動きを封じられてしまい……。
「ふふ、掛かったわね!さぁみんな、早い者勝ちよ!」
「きゃあああああ!!」
「おわっ!や、やめろ!来るな!わ、あわぁぁぁぁ!!」
次々と発情した魔物娘の餌食となった。
「ヒャッハー!あたいの電撃で痺れちまいな!」
「うわあああ!サ、サンダーバード……あばばばばば!!」
「へっへへ!さぁ、ハードなライブにしようぜ!」
サンダーバードの電撃を食らい、身体が痺れて動けなくなったところを襲われる兵士。
そしてそのお零れに預かろうとする他の魔物娘。
「待ちなさ〜い」
「ぎゃああああ!!」
「く、来るなぁ!俺、ムカデだけは苦手なんだよぉ!」
「じゃあ私とシよ〜ニャ〜!」
「え、あ、しまっ……のわ!」
「ふふ、捕まえたニャ〜♪」
「よかった〜。そっちの人、ずっと前から好きだったんだ〜」
「あ、ちょ、ま、やめ、うぎゃああああ!」
大百足から必死に逃げる二人の兵士。その内の一人は待ち伏せしていたワーキャットに捕まり、もう一人の方も大百足に捕まってしまった。
どうやらあの大百足とワーキャット、グルだったようだ。
「あぁっ
#9829;あ、はぁ!気持ち良いよぉ
#9829;もっと、もっとぉ
#9829;」
「はぁっはぁっ!も、もう出る!」
「うん、いいよ!あ、ひゃぁん
#9829;いっぱい出して!大好きなあなたの赤ちゃんの素を注いで
#9829;私を孕ませてぇ
#9829;はぁっ、ああっ
#9829;」
モスマンの鱗粉を浴び、思考を単純化されてひたすら騎乗位で犯されまくる兵士。そして鱗粉の効果に便乗して、兵士たちを欲のままに犯す大勢の魔物娘。
……と、見ての通り、魔物娘の勢いは衰えるどころか徐々に増していく一方だった。
「オーッホッホッホッホッホ!!」
……なんか一人あからさまに怪しいのが見えたけど見なかった事にしよう。
「ふ〜ん……」
卑猥な喘ぎ声があちこちで響き渡る街中。私ことJCは姿を消しつつ、魔物で溢れてる街の様子を眺めていた。
どこもかしこも、己の欲を満たす事で頭がいっぱいな魔物ばかり。誰もが人間の男を求めて奔走している。
でも……。
「……なんか臭うのよね……」
臭うというのは……念のために言っておくけど、決して男共の精液の臭いでも、魔物娘の愛液の臭いでも、はたまた交わりの最中に発する汗の臭いでもない。
……まぁ実際にそういう臭いは感じるけど……じゃなくて!
街にいる魔物の殆どは、元々トルマレアの国民だった人間たち。更に言えば、さっきまではみんなエオノスの術によって固められていた。
動けるようになった途端にあの団結力のある行動はどうも不自然に思えてならない。まるで……何者かの指示に従ってるように見える。
「……どこかに指導者が居るのは確かね。問題は何処に居るのやら……」
統率力のある行動を取るには、指導者は必要不可欠。各々が勝手な行動を取ったら、団結力のある行動なんて出来ない。誰かが指示を出してこそ動ける。
気になるのは肝心の指導者が何処に居るか。ついさっきまで街中を一通り見て回ったけど、どうにもそれらしき人物の姿は見当たらなかった。
強いて言えば、色鮮やかな着物を着た稲荷や、白衣を着たサキュバスが国民たちに呼びかけていた姿を見た。でも二人とも本命の指導者って訳じゃなさそうだったし……。
「……ん?」
あれこれ思考を巡らせていると、目の前に一人の女の姿が見えた。
偶然だけどその女は……たった今想像していた白衣のサキュバスだった。
「さて、報告しなきゃ……」
そう言いながら、サキュバスは白衣のポケットから何かを取り出した。
あれは……水晶玉?なんでそんな物が?
「もしもし、こちらシャローナ。頼まれた作戦は無事に成功したわ」
「そうか、よくやってくれた」
「!?」
なんと、誰かは分からないけど……その水晶玉から男の声が聞こえた。
「で、次はどうすればいい?」
「そうだね……まだ西側に張っておいたトラップが残ってるし、手持無沙汰な魔物も居るでしょ?出来るだけ多くの兵士をそこまで誘導して、まだ夫の居ない魔物と会わせるんだ」
「了解!」
サキュバスは水晶玉をポケットに戻し、背中の翼を使って西側に向かって羽ばたいて行った。
……この光景を目の当たりにした瞬間、さっきまで疑問に思った点が解決した。
「……なるほど、そういうこと♪」
指示の大元はあのサキ
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