為す術もなく部屋に連れて行かれたクレイ。
「よいしょ」
フェイランはクレイを布団の上へ放り投げる。
「さて…」
「嫌です、いやっ…いや〜っ!」
着地した瞬間、クレイは毛布にくるまって縮こまってしまった。
「…………ここまで拒絶するかね、普通」
「普通ですよ!だ…だって男性同士なんて…」
「男性同士ではない!『男×ショタ』だ!」
「お、同じですよ!ショタだって男じゃないですか!」
その瞬間、フェイランは壁にドンと手を当てた。
「ひっ!?」
「分かってないな、クレイ…ショタコンとホモセクシャルは全く違うんだぞ!故にショタと男は似て非なるものだ!」
「え、え…?」
「この世の性別は男、女、ショタ、フタナリの4つだ!何故分からない?」
「む、無茶言わないでくださいよ…僕だって大人になったら男ですよ!?」(フタナリ…?)
「ああ…ショタは成長すると男に性転換してしまうんだ…」
「性転換じゃなくて成長…」
フェイランは壁を三度叩く。
「ち・が・う!…そこでクレイには先程の昼食の時に『人魚の血』を秘密裏に接種させた。これで君はずっとショタだ!」
「人魚の血って…不老長寿の…………え、もしかして僕…」
「その通りだ」
クレイは毛布の中で項垂れた。
「そんなぁ…このまんま成長しないなんて…」
「良いことずくめじゃないか。いつまでもショタでいられるぞ」
「…フェイランさんの標的になるのは嫌ですっ!」
いつもなら恐縮して言えない様な事でも緊急時となると素直に言えるようだ。
「仕方がないな…身体に教え込んでやるしか…」
「嫌ですったら!」
フェイランは構わずベッドに上がり込んでくる。
「身体に刻めばよ〜く分かる。自分が男などではなくショタだとな」
「やめて、やめて〜っ!」
クレイは、馬乗りになろうとするフェイランを必死で押しのけようとするが、片や144cm、片や231cm。勝負ははじめから見えていた。
あっという間に腕をベッドに押しつけられ、脚も絡まれて完全に無防備な姿をさらしてしまった。
クレイは泣きじゃくりながら尚も抵抗しようとする。
「やめて下さい…グスン…お願いします…………嫌です…やめて…」
「すぐに抵抗する気はなくなるから安心してくれ」
「ヒクッ…ふえぇん…………お願いです…お願いします…やめて下さいぃ…」
普通なら罪悪感で放すところだが、生憎とフェイランはドSであった。
「いい子だ…大丈夫、その可愛い泣き声はすぐに可愛い喘ぎ声に変えてあげるから…」
「いりません…っ!」
「…普通ここまでやればみんな観念するんだけどねぇ…面白い子だ」
フェイランは、クレイの涙ながらの許し乞いを無視し、彼のスパッツを一気にずり下ろした。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!」
もはや声にならない悲鳴を上げ、クレイは必死に暴れて抵抗する。
しかし、フェイランの前では焼け石に水どころか暖簾に腕押し、糠に釘。全く抵抗にもならない。
いつの間にかフェイランもマントの中に履いていたズボンを下ろし、クレイの数倍近いサイズの肉棒をさらけ出している。
明らかに人外レベルの肉棒を目の当たりにし、クレイの身体は先程のフィアリアとの契りの際よりも激しく震えている。
「ひ…いやっ!やめてっ!いやぁっ!やめてぇぇぇぇっ!」
(…………ふむ、これはまさか…? それにこれほど可愛く鳴いてくれるなら…)
「…もう少し待ってもいいか」
「やめ…………え…?」
諦めに近い感情を抱きつつも無駄な抵抗を続けていたクレイは、フェイランの突然の呟きに耳を疑った。
「まだ時期尚早だな。もう少しここの雰囲気と私に慣れてくれてからでも遅くはない…私の楽しみも増える、か」
「じゃ、じゃあ…」
「…………今日の所は許してやろう。…ただ、気が変わるかもしれないがな」
フェイランはベッドから降り、いつの間にかズボンも履いている。
「…はっ…はぁっ…」(た…助かったの…?)
まだ涙目のクレイは、急いでスパッツを履いた。荒い息と身体の震えもおさまっていない。
それを見たフェイランは、リモコンらしき物を取り出してスイッチを押した。
十秒後、レダがやってきた。どうやらあのスイッチはレダを呼び出す為のものらしい。
「お呼びでしょうか、フェイラン様」
「レダ。クレイを部屋へ運んでやってくれ。経緯は本人から聞くといい」
「かしこまりました」
するとレダは、ベッドでまだ震えているクレイを背負い、部屋を後にした。
一人残ったフェイランは、柄がやや長いキセルを吸いながら呟いた。
「私の魔力を前にしてあれほどの抵抗…クレイの“力”か。…………やはりクレ
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