バブルスライムさんがお部屋を掃除するようです

い、言えない…この部屋の汚れの99%がお前のせいだなんて…


「どうしたの〜?」

い…いや、何でもない。掃除を続けてくれ。


「アナタも手伝ってよ〜…」

…この部屋の惨状を見れば、俺が掃除と片付けに向いてないことは分かるだろう?


「む〜…分かった。じゃぁ外で休んでて」

そうさせてもらう。















部屋の外が無臭にしか思えん…


…静かすぎるな。聞き耳でも立てるか。



「拭き拭き〜♪ あれれ、また汚れてる…」


「更に拭き拭き〜…♪ あれ、またまた(ry」


  …  …  …  …


いい加減気づけ、エンドレスだと!






大体どうしてアイツはきれい好きになっているんだ?


バブルスライムは本来そういう事は気にしないはずだが…


どれ、もう一回聞いてみるか…




「…ハァハァ…♪ ご主人様が湿地帯に作ってくれたお家…」


「一生懸命お掃除して…ご主人様を喜ばせてあげるんだ…♪」


「もっとたくさん…精が欲しい…♪」


「もっとご主人様と繋がっていたい…♪」


「もっとご主人様に好きになって欲しい…♪」



…なるほど、そう言うことか。


こんな事を言っては失礼だが、バブルスライムにこんな複雑な感情があるとはな。



あと、アイツ陰で俺の事ご主人様って呼んでたのか…!?


“ガチャン!”


おいおい、何か落としたのか? バブルスライムだから怪我はしないだろうが…



「ハァハァハァハァ…♪」



…ん、何だ?

ドアの隙間から、アイツの粘液が…



…………大丈夫かー?


「ごしゅ…………アナタっ…♪」


どわァッ!

なんだこの粘液の量は!?


「アナタの事考えすぎて…興奮しちゃって…♪」

ちょっ、待…………微妙な粘着性と物量で…



…妻の身体に物理的な意味で溺れるとは思わなかっ…た…

バブルスライムって…こんなに…粘液…………出たっ…け…

「あぁっ…」












扉を閉めたが…


相変わらず息が出来ない…


「アナタ…っ!」


  …  …  …  …  



人工呼吸になってないぞ、お前…


やべっ、いよいよ本格的に苦し…



…苦しいのに…………何でココだけ元気なんだ…


「大丈夫…!?」


だめだ…………もう、意識が…













「んぐっ…………んぐっ…♪」


「ご主人様の…おっきなチンポ…………気持ちいい…♪」


「一杯出してね…♪ その為に私は…………」











…つまり、お前は俺から精をこってり搾り取るためにこんな事をしたと?

「…はい…ごめんなさい…」


で、事の全容を教えてもらおうか。


「アナタって…私の身体を殆ど飲まずに…結婚してくれたじゃない…」

ああ、バブルスライムとの馴れ初めにしちゃ珍しいか。


「だからぁ…ちょっと淡泊な気がして…♪」

確かにそうだったかもしれないな。それで?


「『粘液分泌薬』っていうのを…届けてもらったの…♪」

その薬で部屋があふれかえるほど粘液を出したのか…


「でもね…実はあんまり使いたくなくて置いてたの…」

ドーピングみたいだから、か?

「うん…だけど掃除してたらぶつかってこぼれちゃって…」

それで粘液が分泌されて…ああなったのか。

「うん…」

精を摂取したから粘液は元に戻った、と。

「うん…」



…それで、俺はお前にメロメロになって、こうして今も繋がってると。

「うん…♪」

やっぱりお前は最高だな。

「ありがと…」



こうして俺は、妻の身体に性的な意味で溺れている。













「さっきの粘液で汚れちゃったねー…お掃除しよっか?」

やめとけ。
10/10/05 12:51更新 / 第四アルカ騎士団
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