昼 保健室
「あら昨日の子達、いらっしゃい
#9829;また私に会いに来てくれたのかな〜?
#9829;」
「いや違いますから。昨日も違うでしょう」
「セイン・・・?昨日って、何のこと・・・?」ゴゴゴ・・・
「ちょ、リティ・・・さん、その笑顔は怖いから!本当に何もないから!」
なんか来て早々面倒くさい展開になったなオイ!
「セイン!俺の見舞いの前に何かあったのか!?」
「違ぇから!なんもないから!あるとしたらお前のせいだから!」
「ルークが保健室送りにされなければ、フィザ先生と昨日会うこともありませんでしたからね。だいたいルークのせい、でしょう」
「別に私は理由なく会いに来てくれても大歓迎よ〜
#9829;」
「いや・・・・結構です・・・・」
この先生、ホント疲れる・・・
「フィザ先生、シューゼンの様子は・・・」
「あら?今朝の・・・レーヴァちゃんだったかしら?また来たのね
#9829;
いいわね〜、性春って感じ
#9829;
#9829;」
あれ、なんか今発音おかしかったよな・・・青春だよな・・・
「か、からかわないでくださいっ!/// それでどうなんですか!?」
レーヴァの顔がほんのり赤くなってる。
「ふふ・・・
#9829;
心配しなくても大丈夫よ
#9829;もう起きてるから♪」
「ほ、本当ですか!」
「あらあら、そんなに心配だったのね〜
#9829;なんだか妬けちゃう♪
それじゃ案内するわね♪」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
コンコンッ
「シューゼン君?入るわよ〜
#9829;」
「いいすよー」
中から声が聞こえた。どうやら本当に起きているらしい。
ガチャ
「具合はどうかしら
#9829;」
「どもー、おかげさまでー・・・ってなんか多いな」
シューゼンが後ろの俺たちを見てそう言った。
「なんかってなんだよ。失礼な奴だなー見舞いに来てやったってのによー」
「あぁ、スマンスマン。ありがとな。・・・・・心配かけた、みたいだな?」
「一番心配してたのはレーヴァだけどな」
その肝心のレーヴァは、ばつが悪そうな様子で俺たちの後ろの方に立っている。
「シューゼン・・・・本当にすまない・・・・私のせいで・・・」
「なんでキミが謝るんだ?」
「え・・・?だ、だって私がシューゼンを無理やり戦わせたから・・・」
「それは違な。オレの・・・体質?のせいだから」
「なんでそこ疑問形なんだよ・・・」
「ん? んー・・・ 気のせいだ」
「気のせいで丸一日寝込むのか?お前は」
「まー、もう元気になったからいいじゃんよ」
釈然としないな・・・何か隠してるような・・・
「それよりも授業ー、出たんだろ?何だったんだ?」
「ああ、今日は魔法学科の初回授業でしたよ。
皆さんが初めて魔法を扱ったんですよ」
「へー、面白そだったな」
「ええ、ルークなんて顔面に魔法受けてましたから」
「え〜、バッカじゃねえのww」
「う、うるせぇな!」
「はははっ!」
・・・・・・・・・
「あー、午後どすっかなー」
シューゼンは午後から復帰できるらしいが、病み上がりということもあって予定をどうするかを決めかねていた。
「午後は委員会とかサークルの説明があるらしいぞ?」
「え?それ参加強制なの?」
「いや、別に強制じゃないが、興味があるんなら行ってみるか?」
「( `・ω・) ウーム…」
「俺たちは行く予定だぜー」
ルークが口を挟んできた。別に決めてなかったけど・・・まあいいか。
「まあ、行くだけ行ってみるかな
でもまだ先生と少し話があるから、後で行くわ。場所だけ教えてくれない?」
「別に待っててもいいんだが・・・・」
くぅぅう〜・・・・
なんだこの音?
「あぅ・・・///」
・・・・どうやらリティの腹の音みたいだな。
「じゃ、俺たちは学食で飯食ってくるよ。早く済むんなら学食に来いよ。
もし無理そうなら・・・説明の場所は大講堂だから、そこでまた会おうか」
「そするか、そんじゃ行ってくる」
「ちょっと待ってくれ!」
レーヴァがシューゼンを呼び止めた。
「なんよ?」
「・・・・・・・・・・・・き、昨日の、ことなんだが・・・」チラッ
レーヴァはこちらに視線を向ける。
やっぱ俺たちがいると話しづらいか・・・
「レーヴァ、俺たち先に行ってるぞ」
「うむ、そうしてくれると、助かる・・・」
「何々?なんかあるの?」
「気にしてないで、行きましょうよ」
「でもよ〜気になんじゃん!」
「空気の読めない人はモテませんよ?」
「うぐ・・・・さっさと行
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