人里から遠く離れた文明を持たない壮大な荒野。
男もいなければ人間など一人もおらず、
その荒野では力の強い者だけが支配者であり
荒野に住む魔物たちは住処や食べ物を求め、
日々日常的に戦いを繰り返して生活していた。
そんな日常を繰り返しているうちに、
ついにその荒野の支配者にならんとする二匹の候補者が誕生した。
二匹とも魅惑的な体つきで、その上最大の特徴が
並の魔物よりも格段と膨れ上がった爆乳の持ち主である。
二匹はどちらがこの荒野を支配するか戦うも引き分けに終ってしまう。
それでも二匹は互いに納得するまで戦い続けることにした。
毎日。決められた場所、決められた時間に戦っては引き分けとなる。
二匹の間ではそんな日常が続いていたが………、
次第に二匹は互いに普通なら考えられない感情を抱くようになってしまう……。
先程も説明したが、この土地には男というものが存在しない。
それが、二匹の心にその感情を抱かせた大きなきっかけでもあったのだろう……。
ありえない、ありえない!
アタシ、ミノタウロスのラナは住処である洞窟で一人葛藤していた…
だってそうだろ!?悩まないっていうのがどうかしてるよ!
アタシとあいつは単に ライバル という関係だけの筈だった…
いつか、アタシのほうが強い!って証明してやろうとも思ったし
自分がオーガだからって調子乗っていい気になってるあいつのことを
初めて会ったときから気に入らないって思っていたのも事実だ!
あいつがアタシの自慢のこの美爆乳に対して
「アタイのほうがおっぱいでかいね!」
なんて抜かしやがったときなんか殺意すら覚えたよ………
そんなあいつと戦い続けて一ヶ月ぐらい………、
時の流れってのはあっという間だね、
あいつと出会ってからのアタシの人生一日一日はあっという間に過ぎていった…
起きてあいつと戦って飯食って寝て、次の日起きてまた戦って寝る
そんな生活を繰り返しているうちに気付いたんだよ…………
アタシはあいつのことばっかり考えている…
ミノタウロスのアタシと互角以上にやりあえるオーガのあいつ
この荒野でもトップクラスのアタシの乳と引きを取らない乳の持つ主
アタシにそっくりで男みたいに野蛮で大雑把な性格のあいつ
そして…………見ているだけでアタシの体を切なく疼かせるあいつ……
「やっぱりアタシ、あいつのこと…………ッ!?
ダアアァァアーッ!!アタシは一体なにを考えているんだい?!
大体、種族が違うからってアタシもあいつも雌同士なんだよ!?
こんなんじゃあアタシが間違いなく変態じゃないかッ!!」
自分の頭をぐしゃぐしゃに掻き回し、
アタシは洞窟の壁に思いっきり頭突きをして心を落ち着かせた
今日もあいつと会って戦わなければないがまだ時間はある…
こんな状態であいつとあった途端、あたしの中の何かが壊れてしまいそうだ
―――――――…ひとっ風呂浴びてスッキリしよ………
この荒野にはアタシしか知らない洞窟の中にある秘密の温泉がある
アタシは愛用の斧を持って自分の住処の洞窟を後にすることにした…………
わけがわからないッ!!
アタイ、オーガのゼルセは住処の洞窟で顔を真っ赤にし頭を抱えていた…
頭の悪いアタイだけど、こういう時は頭を抱えるしかないんだよっ!
悩みの原因は、アタイのライバルであるミノタウロスのことでだ
日々日課のようにあいつと戦っているうちにアタイはあいつばかり考えている
初めは単にライバルとして悩んでいるのだろうと思っていた
しかし昨日見た夢のせいでそれが全然違うものだと思い知らされた……
―――――アタイとあいつがレズってる夢だ……
そこがどこかはわからないけど、アタイの前にあいつがいて
初めはいつもの戦いと思ってアタイは構えたけど、
あいつが突然、アタイに抱きついてきたがった!
あいつは自慢の爆乳をアタイの爆乳に押し付けたりして、
最後にはアタイの股間に自分の股間を押し付けやがった!
その瞬間にアタイは目を覚ました……、ついさっきのことだ……
「なんて夢みてんだよアタイはああああぁぁぁぁぁっ!!?」
アタイは力一杯、洞窟の壁に拳をぶつけて心を落ち着かせると
アソコはグショグショに濡れているのに気付いた……
今日もあいつと会って戦わないといけねぇのに……
「……………あそこに行くか………」
アタイがあいつをどう思ってるのかはともかく
こんな状態じゃああいつに会えないし戦えるわけがない
この荒野にはアタイしか知らない洞窟の中にある秘密の温泉がある
とりあえずアタイはそこに向かうことにした、
温泉にでも入れば少しは落ち着くだろうと信じて……………
この洞窟はこの荒野のなかでも
もっとも険しいと言われている崖の麓にある
並の魔物じゃあ崖に近づく前に砂嵐にふき飛ばされる
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