───チャプチャプ───
───コンコン───
「お着替えをここに置いておきますね」
「わかりました。ありがとうございます」
あれから片付けを終えた女将さんに勧められて、風呂に入っている。
やけに大きな湯船だな…
何故男物の下着などがあるか疑問に思うが、先程の話もあるし
変に思うこともないと納得する。寝間着は甚兵衛なのか。
「湯加減は如何でした?」
「大変よかったです。思ったより体が冷えてました」
「服の大きさは大丈夫でしょうか?」
「特に問題はないですね」
「それは良かったです。冷蔵庫にお茶がありますので、喉が乾いたらご遠慮なくどうぞ。
コップはあちらにあります。飲んだら流しに置いておいてくださいね」
お礼を言って、風呂上がりの一杯を頂いた。
「入浴と片付けを済ませますが、その前に何か希望などはございますか?」
「いえ…ところで寝床はどこになります?」
「あ、案内を忘れておりました、すみません。3階がひとつの寝室ですので、
上がっていただけたら。お疲れでしたら、先にお休みになってもよろしいですよ」
「了解しました。寝るかもしれないので、よろしくお願いします」
お互いにおやすみなさいと挨拶を交わして、階段を昇る。
上がった部屋に置かれていたのは、二組の並べられた布団だった。
…招かれざる客とも言えるので、もてなされたことにケチをつけるほどの度胸もなく。
それを言えば、そういうことを期待しているようにとられそうで。
そう自分に言い訳をして、取り敢えず布団に潜る。
メールの確認やサイトのチェックをしていると、明るいながらも段々と眠気が強くなってくる。
残りは明日にしようと諦め片付けをして、明かりを消した。
…
………
………………
───ジュポッ、ジュポッ───
粘着質な水音で意識が戻る。暗がりにゆっくりと目が慣れていく。
布団がなくなったせいなのか肌寒さを感じて頭を上げると、股間に何かが被さっていた。
ズボンと下着が脱げているらしく、肌と肌が直に触れあう感触がある。
どうなっているのか目を凝らせば、女将さんが陰茎を舐め回して…チンコをしゃぶって…
有体に言えば、フェラチオをしていて。いきなりの変化に呆然としてしまった…
「ちょ、女将さん、何やって…うおぉっっ」
「チュプッ…見ての通りですよ?お情けを頂戴しているのです。
…フェラの方が興奮しますか?他には尺八とか。…ッジュプッ…」
「いや、どれも同じですって…あぅっ」
初めて受ける口淫奉仕に腰がガクガクと震えて、喉が快楽に締め付けられ情けない声を絞り出す。
「あっ、ちょっ、ちょっと待ってください、お情けって、おぅっ、どういうことですっ」
「ッポン…そのままの意味です。ここに溜まっている種汁をたっぷりと、
私にお恵みくださいね。…パクッ」
亀頭を咥えて舐められる快感に耐えているのを見たのか、剛直の幹へと唇を進めていった
彼女は、舌全体でゾリゾリと淫棒をこそげる。
同時に陰嚢を優しく揉みあげ精巣を刺激して、精子を増やせとせっついた。
「待って、女将さんっ、出るっ、もう出るから、離してっ」
そう言って頭を掴んで離そうとしたが力が入らず、逆に彼女は自分の腰に手を回し、
吸い出すかのように口を窄めて鈴口を舌でこじった。
「いっちゃうから、離してっ、もう出るっ、あっ、ああーっ、あーーー」
───びゅるるっ、びゅるっ…───
呆気ないほど早く登り詰め、射精させられた。
裏筋を舌で嬲られ、自分でする以上の快楽が、自分でするよりも長く続く。
ようやく口が離された時には、軽い疲労感さえ感じていた。
「はぁはぁ、何でこんなことを…」
「…言った通りですよ?あまり深く考える必要はございませんよ。
…もし想い人が居られるのでしたら、さすがに失礼ですから身を引きます」
「いえ、居ませんが…」
「うふふ。それは良かったです。…肉欲を持て余して日々自分を慰めている年増の私に、
出来たら若い精をたっぷりといただけると、とても嬉しいのですが」
「年増って、そんなことないでしょう」
「…ありがとうございます。お嫌でなければ、私の身体のどこでも、好きなように、
好きなだけ、使ってよろしいですのよ…」
女将さんが起き上がり、自分の太ももに跨がる。
肌の濃淡が分かる程に透き通っている肌襦袢を、見せつけるようにゆっくりと
結び目をほどき開けてゆく。
「特に嫌とかは…むしろ望外とも…。…こういう事は初めてなので、どうすれば良いか…」
「まあ!そうでしたら、手取り足取り、じっくりと教えて差し上げますね。うふふ…」
肌襦袢をはだけた彼女の身体に、ごくりと唾を飲み込む。
その一枚の下は下着も
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