If-1-1 ひどい刑部狸さん

カナメさんは、僕の告白を促した。
僕も、彼女を誰より求めていた。
でも……それでも……僕は不安だった。
結局僕の直近の彼女には、
付き合った後に愛想を尽かされている。
だったら、今回もそうなのではないか?

「……やっぱり、ダメだ」

「どうしてや?やっぱりこの耳か?尻尾か?」

「違う。僕はカナメさんが好きだし、あなたは素晴らしい人だ。……だから、ダメだ」

「ほんなら、ウチも「やめてくれ!」

先程僕が遮られたように、
僕も彼女の言葉を遮ってしまった。

「もう……何も得たくない。何も……失いたくないんだよ……」

僕はうつ伏せに倒れる。
きっと彼女なら、もっといい人がいる。
その時僕は、どうなるのだろうか?
彼女に捨てられたら、僕は今度こそ……
いや、死ぬよりもよっぽど辛いだろう。

「はぁー……ほんま、しょうがない人やな」

「ごめんなさい」

「タクトがウチを失うんが怖いなら、ウチがお前さんをウチのモンにしたるわ」

「……え?」

よく理解できず、ぼうっと聞き返す。
仰向けになると、彼女は笑っていた。
にやりと、悪どい顔だった。

「タクトはもしかしたら知っとるんやろうけど、ウチはとんっでもないケチや」

「……嘘だ」

「その嘘が嘘や。タクトがウチをモノにしてくれないんなら、やっぱりお前さんからはたっぷり取り立てんとあかん」


それから僕は縛られたまま、
彼女の寝室へと連れ込まれた。
カナメさんは僕の服を脱がすと、
両腕を上げさせた状態で、
僕を布団の上に押し倒した。

「そうやなぁ……1射精ごとに1両、ってのはどうや?」

「よくないよ、こんなこと……」

「そう言ってられるのも、今のうちだけや
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#65039;」


カナメさんは舌なめずりをして、
僕の下着を剥ぎ取った。
当然、まだ小さなままだった。

「いただくで……はむっ
#9829;
#65039;」

「っ……!」

彼女は勢いよく僕のモノを咥えこんだ。
カナメさんの舌が、
ペニス全体をゆっくり舐め回す。
じっとり温かく心地よい感触に、
不意に息子が勃ち上がる。

「ふふっ……いいモン持っとるやん?」

「えっ、あっ、ありがとうございます……?」

なんと言えばいいのか分からず、
とりあえず感謝してしまった。
僕のそんな反応にカナメさんは、
咥えたまま目を細めて笑った。
その表情があまりにエロティックで、
僕は完全にフル勃起してしまった。

「もうビンビンやな
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#65039;」

「うぅ……」

ここで初めて僕のモノから口を離し、
じっくりと見つめてきた。
それは行灯のあかりを反射して、
てかてかとした光を放っていた。

「ほんじゃ、行くで……
#9829;
#65039;」

彼女はまた僕のペニスを咥えた。
細まった目が三日月のように歪むと、
先程までとは全く違う、
激しく素早い舌捌きで責めてきた。

「ほれ……ここが……ええんやろ……
#9829;
#65039;」

「はっ……あっ……!」

カリ首に舌を這わせ、
こそぎ取るように激しく動かす。
そのあまりの快感に、
僕は思わず腰を突き上げ、
カクカクと震わせてしまう。
しかしカナメさんは動じず、
淫靡な表情でただ責め続ける。

「まず一発目
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#65039;」

次にその舌は裏筋へと移動し、
やはり激しく擦り上げてきた。
気持ちよさで僕は頭が真っ白になり、

「射っ、射精ますっ!」

呆気なく精を漏らしてしまった……
しかし、さらに吸い上げてきた。
魂まで抜かれるような吸引に、
僕はすっかり脱力してしまった。

「〜
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#65039;」

カナメさんはうっとりした表情で、
僕の射精したそれを味わい、
そして飲み込んだ。

「はぁ……はぁ……」

「たっぷり出おった
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#65039;びゅびゅーっ
#9829;
#65039;と濃厚な射精やったわ
#9829;
#65039;」

彼女は口を開いて見せつけてくる。
もう精は残っていないが、
舌をくねくねと蠢かせている。
この動きに僕は搾られたと思えば、
股間はまたもいきり立ってきた。

「これは違くて……っ!」

「言わんでも分かっとる
#9829;
#65039;そんなに気持ち良かったか?」

「うっ、それは……はい……」

誤魔化しても無駄だと察して、
僕は観念した。
カナメさんは嬉しそうに、
かつ蠱惑的に微笑んで服を脱ぐ。
下着は着けていなかったようで、
濡れそぼった膣穴が見えていた。

「次は本番
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#65039;」

「待って下さい!生はまずいですって!」

「なんでや?」

「え?」

聞き返すと、また押し倒された。
突きつけられた顔に見とれてしまう。
その眼は
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