俺は今、初めて女の子を家にあげている、魔物娘だが!
俺の大事なをあげたとも言えるかもしれん、魔物娘だが!
今俺は女の子からのプレッシャーと戦ってる、魔物娘だが!
……幸せや、いやぁいいことだ、ただ……
「どうしたの……」
「……いや、何でもない」
まさかここに来る途中であいつに会うとは、多分隼人に伝わるな。
こういうことで弄るタイプではないが、察しが無駄にいいからな。
何を言われ何をやられるかわからねえな。
まあ、あいつ自身、言うタイプにも思えないがな……
悪い奴じゃないし嫌いでもないしむしろ仲良いけど……こええな。
まあ、いい、そのときはそのときだ。
「さあ、ここが俺の部屋だ!」
自分の扉が開け放たれる。
内容……とても整理されて綺麗。
うん、だってさ、ゲームやら整理しないとどこに何あるかわからなくなるし……
何より踏んづけて壊すなんて言う……バカなことになりかねないからさ。
整理はするべきだと思うよ、「あ゙!?」とかなったら笑えない。
「綺麗ね、男子の部屋は汚れてるものって聞いたことがあるのに」
「それ教えた人は絶対バカな男と巡りあった、そうに違いない」
「結婚してるよ?」
「……何も言うまい。それよりだ!これこれ」
自分の部屋にあるふすまのような場所を開ける。
そうするとそこにあるのは……
「ようこそ!俺のゲーム部屋へ!」
広がるはゲーム、ゲーム、ゲーム。
ゲームためだけの部屋だ。
「因みに向こうの扉を開くとゲームではない、ライトノベル部屋だ。まあ、必要ないが」
小遣いがあるとか言うレベルではなくあれだが。
親が俺と同類……いや、影響された結果なのだから仕方ない。
超天才とか呼ばれる投資家だからな父さん。
「すごい……」
よっしゃ、いい反応だ、大抵は引きそうなものだが、大丈夫そうだな。
そこからは子供のように目を輝かせたシュメルにこれでもかとプレイをさせた。
軽く触りだけでもやらせたりすると新しい世界開けたりするからな。
それにしちゃキューピットなのに、ゲームと言う存在相手に恋に落ちてそうだ。
……それにしちゃ、大々的に公表されてる魔物娘か……なんとも言えんな。
未だにあれこれ問題があるらしいが……軽く日本の強行性が垣間見える。
まあ、敵対しない方がいいと言う決断なんだろうけど。
……魔物化、女性のみに起こる現象……あれすらも出してるってのが凄い。
普通にバッシングものだぞ、最後の謳い文句が美人になるよだもんな。
恐ろしい殺し文句な気がする。
まあ、元々魔物娘達がいた場所と地球が繋がってて魔力が流れ出してたらしく、来なかったとしても、いずれ起こることだったらしいし。
そういった存在が説明に来ただけましか。
魔物娘の中でも自由すぎるのが暴れる前に介入できたのがよかったとかなんとか。
……海外の奴等どうするんだ、そんなのありえんとかいってるらしいし。
でも俺知ってるぜ、産まれてきた子供が魔物娘達が来る前から一定数現れ始めていたことを。
情報戦じゃ負けねえ。
「どうしたの?」
おっと黙り混んでしまった。
「いやなに、魔物娘と言う存在ってのは良いも悪いも公開されてるからさ。あそこまでして良いのか?ってな。今更ながら。まず自分達のことを知らしめる理由が」
「もしそうしなかったら多分魔法とか使えるようになった人が完全犯罪をする時代が来たよ?」
その台詞で軽く血の気が引いた。
魔法……その存在は魔物娘によって完全に本物とされた、だから証拠がある。
そうなった現在、確かにとしか思えない。
「私達は犯罪をする理由がないから無いけど。人はそういかないでしょ?」
「結構な自信だな。やらない理由は?」
「魔物娘が求めてるものはお金でもなければ物でもなければ立場や力でもないから」
「……ほう……そこんところ聞きたかった。何となく魔物娘がここに来た理由が気になる」
何も欲しいものがなければ地球に態々干渉する理由がない。
むしろ無視してくたばってろぐらいは思いそうだ。
もし地球側が要因で異世界が滅びますとなって地球は助けに行くだろうか?否だな。
あり得ねえ、そう考えると確かに。
となれば何が理由か。
「魔物娘が欲しいのは」
「欲しいのは?」
少し踏み込んで聞く、そして何を言われるかわからないと言う覚悟を持って踏み込んた結果、待っていた答えは。
「男の人の愛情……かな?」
「はい?」
あまりにもピンクなお返事だった。
愛情?男の?なんじゃそりゃ?
「魔物娘の王様、つまり魔王様ね。その存在の影響を強く受けていてね」
「……」
「その魔王がサキュバスなの」
「サキュバス……?」
サキュバス。
淫魔で男の夢に出て精を食らう存在。
たしかそんな感じだったよな?
「そのサキュバスは人間が大好きなの、それでその人間
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