エピローグ

 あれから数年の月日が経ち、以前は中立国家であったこの国も大きく様変わりしました。特に王子様がアルプの王女様となった事の影響は大きく、王女様がレスカティエの魔界騎士と同等の力を身に付け、自ら剣を取って前線に立つようになったこの国は未だ小さいながらも教団の勢力圏を次々に魔界へと塗り替えていく軍事国家へと変貌したのです。




 今日も王女様は教団の軍勢を迎えうつべく、大勢の兵隊を引き連れて山の中を行軍しています。
「よし。あの川のほとりまで進んだら昼食にしよう」
 王女様が兵隊の隊長に指示を出すと、後ろを進む兵士達の間にも安堵の雰囲気が広がります。
「そろそろ敵の先陣とぶつかってもおかしくない頃合いだ。ちゃんと体を温めておくように伝えておけ」
 そして兵士達が川のほとりで糧食を口にし始めると、王女様は自らも「昼食」を召し上がる事にしました。
「なあ。またいつもの『アレ』やろうぜ」
 王女様はほんのり顔を赤くしながら、隣に立つ専属従騎士であり夫でもある小さな元狩人に提案します。
「ま、またですか?」
 従騎士はそう言って恥ずかしそうにぽりぽりと頬を掻きましたが、言葉とは裏腹に彼のズボンは大きく盛り上がり、新鮮な精の匂いが漂ってきました。今から行うことに彼も期待しているようです。
 王女様と従騎士は互いに手を取り合うと、木や草が生い茂って外からでは見えにくそうな場所を探し、そちらへと歩いていきました。その中から手頃な木を1本選びます。
「これでいいか」
 そして王女様は従騎士と共に木を前にして横に並ぶと、ホットパンツのポケットから小さなぼろきれを取り出して右手に握りました。それからホットパンツの金具を外し、下着と一緒にするすると下ろします。そしてくるりと後ろを向いて木に背中を向けると、左手で背中を覆うマントを捲り上げ、ぼろきれを握った右手を膝に乗せて中腰でお尻を木の方に突き出しました。従騎士もズボンのジッパーを下ろし、おちんちんを取り出して狙いを定めます。
「んっ」
 王女様が軽くいきんだのと同時に、ふたりのお股から2筋のおしっこが放たれました。脚の間から後ろを覗くと、おしっこがチョロチョロと小さな水音を立てて木の肌に当たり、木の根元に流れ落ちて混ざりあうのが見えます。これはふたりがまだ小さい頃に行った、お城の庭園にあるポプラの木に一緒におしっこをかけるいたずらの再現でした。大きく違う部分があるとすれば、王子様がアルプになったことで、おしっこを出す時のポーズが変わった事です。その気になれば男性だった時と同じように前へ飛ばすポーズでおしっこをする事も可能ではありますが、王女様は敢えて男性だった時とは大きく異なるポーズをとる事を好んでいました。そうする事で自分の身体が子供の頃、王子様だった頃とは大きく変わってしまった事を強く実感し、お腹の中からおしっことは違う液体が湧き出してくるのです。おしっこを出し終わると、王女様は握っていたぼろきれを従騎士に差し出しました。
「頼む」
 これだけの言葉でも従騎士は慣れた様子でぼろきれを受け取り、おしっこで濡れた王女様のお股を優しく拭い始めます。
(俺のメスになった所が見られて、触られてるっ……!)
 愛する人に恥ずかしい部分を晒しているという実感に、王女様はますますお腹の下の方がかっと熱くなってきて、従騎士が拭いてくれているぼろきれの感触も、おしっことは違うぬるぬるしたものへと変わっていきました。
 レスカティエの魔界騎士と魔界従騎士には双魔の呼吸といって、常に互いの魔力を循環させることで相手の感覚や考えていることを共有する技があり、王女様と従騎士もこれを習得しています。王女様は背後に立つ従騎士の中で目の前のメスを滅茶苦茶にしたい、思う存分犯しつくして自分の子を孕ませたいというオスの欲望が膨れ上がってくるのをありありと感じました。人間だったら発狂してしまっているのではないかと思うほどの興奮で息が荒くなり、言葉を発するどころか近くの木に寄りかからなければ立っているのもままならなくなってきます。しかし、これからどうして欲しいのかを従騎士に伝えるのに、言葉どころか双魔の呼吸ももはや必要ありませんでした。王女様は肩で木に寄りかかると、お尻を突き出した姿勢のままおマンコに両手を添えてくぱぁと開きます。従騎士の両手が王女様の腰に添えられ、待ち望んでいた物がひと呼吸する間もなく彼女の身体を貫きました。
「はうっ!」
 おマンコの入り口から奥まで一気に満たされる衝撃に、思わず息が押し出されます。しかしその身体は突然の侵入者を歓迎し、形がはっきりと頭の中に浮かび上がるほどに強く絡みつきました。従騎士は王女様の翼の付け根を掴んで激しく腰を上下させ、おちんちんの出っ張った部分で王女様のお腹の中を引っ掻き回します。
「あ
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