少年は期待と興奮で震える息を、必死に抑えていた。
木陰に隠れる彼の前方には1体の魔物娘がいた。青く半透明な体を持つ半液状の生命体、スライムと呼ばれる魔物娘だ。液状の体は豊満な女体を形作っており、その大きな乳房が揺れ、弾むたびに少年は自身の昂ぶりを自覚した。
少年は今日、彼女に会うためにここに来たのだ。
目の前の魔物娘に面識があるわけではない。
ただ、抑えようもない目覚めたての性を満足させたくて来たのだ。
少年は教団の教えを素直に信じ、勇者に憧れていた。だから故郷の町を訪れたキャラバンに同行させてもらい、魔物を退治するのだと旅に出た。だが、その道中でキャラバンの男たちが話しているのを聞いてしまった。
『魔物はいい性処理相手だ』と話していたのを。
初めに聞いた時、少年は男たちに怒りすら覚えた。魔物との交わりを楽し気に話すなど教団の教えに反するものだったからだ。だが同時に、性を自覚したばかりの少年はその話に惹かれている自分がいることも分かっていた。
キャラバンは男所帯で、性的な話題が上がることもしょっちゅうだった。少年にとって未知なる性の知識を、男たちは遠慮なしに話した。少年は『教団の教えに反する』と会話に参加することは無かったが、日増しに性への欲望が内に溜まっていくのも自覚していた。
男たちも少年の反応が面白く、わざと過激に大げさに魔物との交わりを少年に向けて話した。そして彼らは目的地の町で少年と別れる際に「この辺りにはスライムがいる。自分のナニ見せるだけでヤれるぞ」と言い残した。顔を赤くして起こる少年を笑いながら、男たちは娼館に向けて去って行った。
少年は彼らと別れた後、安い宿の硬いベッドの上でもんもんとしていた。教団の教えに背くことはいけないことだと分かってはいる。だが、とめどなく沸き立つ青く若い精が少年の体を内から熱していた。
これではいけないと少年は得物である木刀を持って素振りにでかけた。町のはずれで何時間も剣を振っているうちに、体の熱が少しずつ運動による爽やかなものに変わって行った。これでいいと少年は額の汗をぬぐい、宿へと戻ろうとした。
その時だった。
少し離れた森の陰に、青く動く物体を見つけた。
誰もが知っている魔物。
スライムが木々の陰から見えたのだ。
少年が体に感じていた熱は、一瞬でどろりとした欲望にすり替わってしまった。キャラバンの男たちが話していた事が脳裏に浮かぶ。少年はしばし立ち尽くして木々の陰から見えるスライムの青い姿を見ていた
その姿が森に消えると、少年の足は勝手にその姿を追った。芝生を足早に横切りながら、少年は「退治する魔物を調査するだけだ」「ぱっとみてすぐ帰ろう」。そう言い訳しながら森へと入って行った。
◆
「はぁ……はあ……」
少年は先ほどの言い訳などすっかり忘れて、目の前のスライムにくぎ付けになっていた。彼の股間は既に痛いほどに膨張し、先走りで下着をぬるつかせていた。そのオスの匂いに気が付かない魔物ではない。
「あ……!」
視線がスライムと交わり、少年は血の気が引いた。木陰から覗き見て、興奮しているなんて自分はなんと低俗な人間なのだろうかと我に返った。しかも、相手は魔物だ。自分を育ててくれた教団の先生になんて思われるだろうか。
だが、そんな少年の後悔はスライムのとった行動で簡単に塗りつぶされた。少年を見つけた彼女は、笑顔を見せたのだった。それも、とろけたような甘い笑顔。少年はこんな顔を女性に向けられたことなどなかった。
ずるずると近づいてくるスライムから逃げる事も忘れ、少年はただ荒く息を吐いて前かがみのまま動けずにいた。そうなればもう、スライムに捕まるのは当然の結果だった。ずるりと流動したスライムの体が、少年を包み込んだ。
「うわあっ! あ……っ!!」
「ん〜これ邪魔〜」
スライムは液状の体を器用に使い、少年の衣服をはぎ取った。粘液に濡れた衣服が周囲に放り出され、少年の裸体を粘液が包み込む。粘液の上を青く半透明な女体が滑り、少年に跨るような姿勢で止まった。
「いただきま〜す
#9829;」
「あっ、まって! 待っ――ッ!!」
あっさりと、少年の童貞はスライムに奪われた。ぐちゅぐちゅのゼリーのようなスライムの膣部分が、限界まで張り詰めた少年の小さなモノを根元まで飲み込んだ。1、2度自慰をした程度の少年はその快感に耐えられるはずもなく、
「あぁっ!うぁあ……ッ!!」
溜め込んだ精をスライムの中へと吐き出してしまった。数日かけて無理に留められていた精の勢いはすさまじく、白い筋が数本スライムの内側をびゅるりびゅるりと吹きあがり、彼女の顔の部分まで到達していた。
子宮に当たる部分がないため、少年の精液
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