びり、と電流が走ったような感覚だった。
埃やクモの巣に溢れ帰った小さな古城跡。古城といってもその大半は崩れ去り、ほとんど瓦礫と化している。そんな場所で少年は今、性の目覚めを実感した。今までぼんやりと感じていた女体への気恥ずかい興味が、雄としての性へと昇華された。
誰しも通る道であるが、彼の場合は状況が少し変わっていた。
少年は古城の跡地を通りかかった。ぽつぽつと雨が降り始めていたので、いい寝床になるだろうと瓦礫の中に足を踏み入れ、かろうじて余風がしのげる場所を見つけた。そこでふと見かけた石像。その石像を見て性の目覚めを迎えてしまったのだ。しかもその石像は翼や尾、角や鋭い爪が生えた魔物の像だった。
だが、翼などが生えていることを除けばその石像はあまりにも扇情的であった。大きな街でもそうは見かけないような整った顔立ちに加えて、豊満な裸体が惜し気もなく少年の眼前に晒されている。そのことを考えれば少年がその像を性的な目でみてしまったことは無理からぬことである。
少年は胸の高鳴りと体中の熱を感じながら、その石像へと歩み寄った。
「……っ」
少年は辺りに誰もいないことを確認してから、その石像にそっと触れた。滑らかな感触は石そのものであったが、性へ目覚めたばかりの少年は、裸体をかたどったものに触れているだけで全身を熱く火照らせた。少年はまばたきするのも忘れ、石像の体に手をあて続けた。
初めは荷物を背負ったまま遠慮がちに触れるだけだったが、彼はすぐに荷物を冷たい床へおろし、石像へまた手を触れさせた。ひやりと冷たかった石像の体は、少年が触れた部分が彼の体温であたたまっていた。少年はまるでその部分が柔くなるような錯覚にとらわれ、それがまた彼の性を煽った。股間は既に膨れ上がりズボンを押し上げ、ぬるついた先走りが下着を濡らしていた。
遠慮がちに石像の体を撫でるだけだった少年の手が、ついに乳房へと向かった。再び固い感触が手のひらに伝わる
#8212;
#8212;と、少年はそう思っていた。しかし、少年の指は石像の乳房に沈み込み、柔らかな感触を伝えてきた。
「えっちな子ね……
#9829;」
「……えっ!?」
石像と目があった。少年は驚き体勢を崩して倒れそうになったが、石像は
#8212;
#8212;ガーゴイルはそっと手を差しのべて彼を抱き止め、寝かせ、すぐさま少年のズボンを引きおろした。少年の張り詰め、先走りに濡れたモノがガーゴイルの眼前に晒される。
「私を触っただけでこんなにしちゃったのかしら?」
「うあっ、あ……?」
ガーゴイルは優しく少年のモノを掴むと、うっとりとした声をあげた。
「はあ……熱くて固い……
#9829;」
「なに、これ……っ、おちんちんが……っ!」
「ふふ、勃起したこともないの?」
ガーゴイルは目を細めると、少年に覆いかぶさり、固いモノを自分の秘部に導くように近づけた。何をされるか分からない少年は目に涙を浮かべながら、腰を左右に振って逃げようとした。
「ひぁ、何……っ?」
「大丈夫、とっても気持ちいいから……
#9829;」
ガーゴイルは少年を落ち着かせるように優しい声を出すと、少年を抱き抱えるようにした。ちょうど少年の顔がガーゴイルの乳房に挟まれるような体勢になった。少年は顔を覆う柔らかな感触と、魔物の強い雌の香りに体の力が抜けるのを感じた。
少年が大人しくなると、ガーゴイルは自分の秘部に少年の先端をあてがった。ガーゴイルも何時ぶりか分からない男根の熱さに興奮し、彼女の秘部は既に濡れ始めていた。
ガーゴイルが目を閉じ、ゆっくりと腰を落とすと、少年の小さなモノは簡単に根本まで彼女の秘部に飲み込まれた。小さいがしっかりと熱く固いモノの感触を中から感じ、ガーゴイルは目を開けて息を吐いた。
「ふぅっ…ん……
#9829;」
「あっ、うぅ……?」
「どうかしら、私の中……
#9829;」
少年はガーゴイルの言っている意味が分からず彼女の下腹部に目をやった。少年のモノは彼女の付け根部分としっかりと繋がっていた。彼女と繋がっていることを視認した途端、少年は自分のモノを包む柔くぬるつい感触を実感した。
「あっ、なにっ、あぁっ……!」
「もう出ちゃいそう?いいわ、沢山だして?」
「なんか、きちゃ……あああっ
#8212;
#8212;!」
少年が腰を震わせると、ガーゴイルは恍惚の表情を浮かべて熱い精が放たれるのを待った。少年は彼女の体にしがみつき、脳髄からあふれ出るような絶頂の快楽を味わい、それと同時に下腹部に何かが詰まっているような苦しさを感じた。
「あっ、ふあっ、あああっ……」
「……あら?」
彼は射精には至らなかった。彼の小さなモノはガーゴイルの膣内でぴくぴ
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