「はあ、はあっ……」
「駄目だ!なんだその剣さばきは!」
今日もぼくはヴァルキリーと呼ばれる天界の戦士と訓練をしている。
ある日、村の小さな教会でいつものように祈りを捧げていると、ヴァルキリーさんが現れ、ぼくに勇者の資質があると告げた。そんなこととても信じられなかったけど、お父さんもお母さんも村の皆も大喜び。そうしてぼくは皆に進められるままにヴァルキリーさんと修行の旅に出た。
ヴァルキリーさんに選ばれることは光栄な事だし、村の皆も喜んでくれて嬉しかったけど、元々体力のあるほうではないぼくは、毎日の訓練でへとへとだった。でも、ぼくは頑張れる。なぜなら――。
「よし!今日はここまで!」
ヴァルキリーさんが訓練してくれるからだ。彼女は凛々しく、気高く、美しい。罰当たりなことだとは思うけど、一目でぼくはヴァルキリーさんの虜になってしまった。ヴァルキリーさんが稽古をつけてくれるから厳しい訓練でもぼくは頑張れた。
「あ、ありがとうございました!」
「うむ……」
「ど、どうかしましたか?」
「いや、しばらく君を訓練して思ったんだが……君はどうにも自信がないようだな」
「え?」
「訓練を初めてもう何ヵ月にもなる。体力もついてきたし、技術も少しずつだが身に付いている。だが、どこか自信がないように思える」
「す、すみません……」
「ふーむ。自信か……」
ヴァルキリーさんはあごに手をあて少し考えると、ぼくに向き直った。じっと見つめられ、ぼくの中の邪な思いが読み取られている気がして目をそらしてしまった。
「……そう、だな。特別な訓練をしよう」
「と、特別な?」
「ああ、いつも野宿だったが今夜は宿をとろう」
「は、はいっ!」
「それでは街へ行こうか」
ぼくが返事をするとヴァルキリーさんはふっと笑い、真っ直ぐに背を伸ばしたまま街へ向かって歩いて行った。
◆
ぼくとヴァルキリーさんは宿の部屋にいた。憧れの人と同じ部屋に居るという事実に緊張で体が強張る。ヴァルキリーさんはカチカチになっているぼくを見下ろしている。その表情はいつもの凛とした顔だったけど、いつもの鎧姿とは違う、薄手の部屋着姿に心臓の鼓動が早まる。
「さて、これから特別な訓練をしたいと思う」
「は、はいっ!」
「男に自信をつけさせるには……女を抱くのが一番だ」
「はいっ!……はい!?」
「神の声がそう言っている。だから、私を抱いて自信をつけろ」
「え……ええ!?」
「なんだ、私では不満か?」
「そんなわけないじゃないですか!……ってそういうことじゃなくて!」
ぼくは顔を真っ赤にして言った。
ヴァルキリーさんを抱く。そんなことがあっていいはずがない。
「そ、そんなこと……」
「安心しろ、魔物のように下品に搾りとるような事はしない」
「そういう事じゃなくてですね……ッ!!」
「神のお声に逆らうのか?」
「い、いえそういうわけでは!で、でもですね……!」
「まったく……いいからそこに寝ろ。命令だ」
ぐいと服を引っ張られ、そのままベッドに放り投げられてしまう。ばふんと布団の上に倒れると、ヴァルキリーさんの香りがぼくを包んだ。
「だめですっ!こんなの……こん、なの……!」
「大丈夫だ…任せておけ……」
ヴァルキリーさんはぼくのズボンに手をかけ、下着ごとおろしてしまった。その途端、張りつめたぼくのあそこが晒されてしまった。
「なんだ、お前も準備ができてるじゃないか」
「これは、その……」
「欲望を感じながら、理性に従おうとする……いい心がけだ」
好きな人に自分を抱け、なんて言われたらこうなってしまうのは当然だ。ヴァルキリーさんはいつもの凛々しい顔を崩さないまま、自分も衣服を脱いだ。それからぼくのあそこを掴み、覆いかぶさってきた。
信じられないほど近くにヴァルキリーさんの顔が寄せられる。大好きな人の顔がすぐ目の前にあって、もうぼくは荒く息を吐くことしか出来なくなっていた。そんなぼくを見てヴァルキリーさんは小さく笑い、ぼくの耳元に口を寄せて囁いた。
「だが今は良いんだ。自分の要望をさらけ出し、自信をつけろ」
「はっ、はあっ……!」
「入れるぞ……」
ヴァルキリーさんは上体を上げ、ぼくの上に騎乗するような姿勢になった。それから彼女の秘部にぼくの先端が押し当てられる。
「あっ、うあ……っ!」
「よく、見ておくんだぞ……
#9829;」
つぷ、と先端が入り、そのままにゅるりと根元まで挿入されてしまった。味わったことのない、ぬるぬるとした快感に、ぼくは叫びにも似たあえぎを口から出した。
「あっ、ああうっ!」
「どうだ?これでお前も男だ……
#9829;」
ヴァルキリーさんは妖しく笑い、腰を動かし始めた。ぎゅっと締まるぬるぬるの肉壁がぼくのあそ
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