使用人の少年は、目の前の光景にくぎ付けになっていた。
わずかに開けられたドアの隙間。
その先で、想い人が──自慰をしているのだ。
「んっ
#9825; はあっ
#9825; んん……っ
#9825;」
普段はきっちりと着こんでいるメイド服を淫らに気崩し、スイカをふたつぶら下げたような乳房をさらけ出している。汗ばんだ白い双丘の先端、鮮やかな桃色の乳首を指先でギュッと摘み上げると、甘ったるい喘ぎがドアの向こうに響く。快感でぶるりと体が震えると、乳房に負けず劣らず大きな尻肉もぶるんと震える。普段は淑やかな顔は汗ばんで桃色に染まり、グレーの髪がぴっとりと張り付いていた。
いつも清楚で凛とした雰囲気からはまったく想像もつかない淫靡な痴態に、少年の股間はズボン越しでもはっきりと分かるくらい張り詰めていた。たったの一度、夢精を経験したばかりの精通間もない少年の性器が、目の前の『雌』と交尾したいと硬く張り詰める。ましてや、その『雌』が想い人であれば性欲が抑えきれないのも無理はない。
「ああっ
#9825; んんぅっ
#9825; ……っ
#9825;」
甘い声を漏らしながら、彼女は片手を下腹部へと伸ばす。スカートの中へ潜り込ませた手が向かう先は、すでに愛液まみれになった秘部だった。ぐちゅぐちゅという水音とともに、卑猥な音が響き渡る。部屋に響き渡る嬌声は甘く蕩けるようで、その表情もまた快楽で緩みきっていた。女の痴態すら初めて見る少年は目が離せない。普段は優しく暖かな笑みを浮かべている彼女が、こんなにも乱れているなんて──。
#9825;
少年がこの屋敷の使用人になったのは、ひと月ほど前のことだ。
身寄りもない浮浪児としてスラム街を彷徨っていたところを拾われ、とある魔物の屋敷に使用人として住み込みで働くことになったのだ。拾われた当時は右も左もわからない状態だったが、今は仕事にも慣れてきていた。それもすべてはメイド長の教育の賜物であった。彼女は魔物娘のキキーモラという種族で、見た目こそ人間に近いが、体のあちこちから生えた羽や、ふわふわとした尻尾が特徴だ。人間の年齢に換算すると二十代半ばほどの容姿をしている。性格は非常に穏やかであり、誰に対しても優しく、厳しく指導する一方で褒める時は思いきり褒めてくれるため、皆からは慕われている。少年にとっても憧れの存在だった。
そしてもう一つ。彼女は女性として非常に魅力的であった。顔の美しさはもちろんのこと、豊満なバストにキュッとくびれたウエスト、丸みを帯びたヒップライン。そのどれもが規格外の大きさでありながら、決して下品ではなく、むしろ母性的な美を感じさせるものだった。大きなスイカを双つつけたような胸の膨らみも、歩く時にゆさゆさと揺れる巨尻も、むっちりとした太腿も、露出の多い服から覗く肌も、その全身から発せられている女のフェロモンのようなものも、全てが少年を惑わす。
彼女は少年にとって憧れの存在であり、初恋の相手であり──夢に見て精を通じた相手でもあった。自慰という発散方法も知らなかった少年は、キキーモラへの想いをつのらせ、ある日とうとう夢精してしまった。朝起きてすぐ、下着の中が濡れていることに気付いた。何が起きたのか理解できず、とりあえず下着とズボンを変えて軽く流して洗濯籠に押し込んでおいた。
恩人相手にそのような感情を抱くことは決して許されるものではないことはわかっていたが、それでも想いを止めることはできなかった。彼女と一緒にいるだけでドキドキして胸が高鳴り、その姿を見るたびに目が釘付けになった。彼女の大きな胸や尻を見つめてしまうことが多かった。自身の艶めかしい身体付きに無頓着な彼女に毎日のように行動を共にし、時には体を密着させて指導をして来る彼女に、尊敬の念だけでなく好意と性欲を抱いてしまうのは仕方のない事だろう。
──そして、彼は今想い人の自慰を目撃してしまった。くぐもったような辛そうな声がメイド長の部屋から聞こえたので、純粋な心配をする気持ちからの行動だった。閉め忘れたであろう扉のほんのわずか開いた隙間から見えた光景は、あまりにも刺激的だった。
「あっ
#9825; ああんっ
#9825; 新人君っ
#9825; しんじんくんっ
#9825;」
不意に名前を呼ばれて、びくりと肩が跳ね上がる。まさか自分の名前が出てくるとは思わず、心臓が早鐘を打つ。どくんどくんと全身に熱い血液が巡り、股間のモノが激しく脈打つ。どうしよう、どうしたらいいのか。思考がぐるぐる回るうちに彼女は更に高みに向かい、少年を呼びながらビクビクと大きく腰が跳ね上げさせながら膣口から愛液を漏らして床を濡らす。
「はぁんっ
#9825; 新人君
#9825; もっとして
#9
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