「はぁい
#9825; 今日もきもちかったね〜
#9825;」
褐色肌の少女がにっこりと微笑みかけたのはベッドに横たわる少年だった。彼女よりも5つほど幼く見える彼の裸体は、男女の愛雫で汚れていた。キスマークだらけの裸体をびくびくと痙攣させながら、半勃ちになった性器の先端から白濁した精液を漏らしていた。褐色の少女もまた、口元や乳房、尻肉や性器すべてが少年の先走りや精液で汚れていた。
「あらら、だいじょぶ〜?」
問いかけられた少年は甘いうめき声を口から漏らすだけで、何も答えられない。びくびくと体が震える度に幼い性器──幼いが、すでに褐色肌の少女の膣肉を人並み以上の回数味わっている性器──も震え、先端から漏れ出た白濁糸がぷつりと途切れる。そんな様子に少女はクスリと笑い、優しく頭を撫でる。
「あ〜
#9825; イキ顔かわいいなあ〜も〜
#9825;」
絶頂に呆けた少年の顔を抱き寄せ、愛おしそうに何度も何度も頬ずりする。少年の方はというと、まだ絶頂の余韻に浸っているのか、虚ろな目つきのままぴくんぴくんと体を震わせているだけだ。褐色の少女は唇を寄せてちゅっと口づけをすると、「それじゃあ、お義母さんとお出かけの約束あるから〜
#9825;」と言い残して金のランプを置いて部屋の外へと消えていった。
一人残された少年は虚ろな瞳でランプを見て、それから自身の下腹部を見下ろした。いまだ射精後の快感にひくつく男性器が徐々に萎んでいくのをぼんやりと眺める。彼はもう、自分が何度彼女に『お願い』を叶えてもらったか覚えていない。そして、何度『対価』を払ったのかも覚えていない。
性感で蕩けた頭で、この『魔法のランプ』を手に入れた日の事を思い出していた。
◇
少年がそのランプを手に入れたのは、いつものように一人で下校している時だった。
道に迷っている女を見つけ、この辺りの道に詳しいからと案内を申し出た。すると、彼女はたぬきのような顔をほころばせ、何度も礼を言って手もみしながらついて来た。目的地だという近所の古い日本家屋に案内すると、案内のお礼にとランプを手渡してきたのだ。
──これは魔法のランプです。これを擦ればどんな願いも叶いますよ。
──ただし……条件がありますけどね
#9825;
そう言い残して女は去っていった。少年は手にした『宝物』に目を輝かせて足早に帰路についた。古い安アパートの階段を駆け上がって家に飛び込み、母親に話した。しかし母親は変なことを言ってはいけないと笑うばかりであった。少年は頬を膨らませて抗議したが、母は「夏休みの宿題はちゃんとしなさいね」と言いおいて仕事に出ていってしまった。少年は憤慨しながら母が作り置いた夕飯を食べ、自室に戻って黄金のランプを眺めた。
よく見ると、思い描いていた『魔法のランプ』とは少し違った。少しとげとげしい装飾や瞳のように見える赤い宝石が、どこか禍々しい雰囲気を感じさせた。とはいえ、それが気にならないくらいには少年はこのランプに惹かれていた。まるで魔法でもかけられたように、ランプ本体の黄金の輝き、赤い瞳のような宝石の光に魅了され、いつまでも飽きずに見続けていた。
日が沈み始めたころ、少年はふと思い出したようにランプに手をあて、ランプの表面を軽くこすってみた──その時だった。
「────っ! うわあっ!!」
突然、ランプの口から紫色の煙が吹き出した。きらきらとした粒子を纏った紫の煙は徐々に形を成していき、一人の少女の姿となった。煙と同じ紫の髪と褐色の肌を持つ異国情緒あふれる美少女である。歳の頃は十代後半かもう少し上だろうか。露出の多い踊り子のような衣装に顔を赤くしてしまう。そんな彼の様子を意にも介さず、にっこりと笑みを浮かべて口を開いた。
「初めまして! 私はジーニー! キミのお願いをなんでも叶えてあげるよ!」
「えっ、あ、えぇ……!?」
いきなり現れた存在が何を言っているのか理解できずに固まってしまう。それを見た少女は楽し気に笑い声を上げた。
「あははっ、びっくりしたかな? ごめんねー急に現れちゃってさ。実はこれ、魔法のランプなんだ。君はこれを手に取って擦ったよね? だからこうして魔人である私が出てきたわけだよ! さあさ少年! 君の願いをなぁんでも叶えてあげましょー!」
彼女の言葉にようやく思考が追いついた少年は興奮気味に身を乗り出して質問をぶつける。「本当に何でもかなえてくれるんですか」そう尋ねれば少女は大きな胸を得意げに張って「もちろんだとも!」と笑うので、少年はさっそく願い事を早口で伝えた。
「ほほう、最新のゲームが欲しいんだ〜。お安いご用! アブラカタブラナンチャラカンチャラホニャホニャニャ〜ン……はい!!」
呪文のような
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