「あぅ……んぅ……っ!」
「んっ
#9825; んっ
#9825; はぁ……っ
#9825;」
簡素な柵に囲まれた小さな家屋から、艶かしい声が聞こえてくる。
ベッドの上に仰向けに寝転ぶ羊のような姿をした女が、小さく喘ぎ声をあげていた。女の体の上には、全裸の少年がうつ伏せで覆いかぶさっており、ぼんやりとまどろんでいるような顔で豊満な女体に抱き着き、ゆるゆるとした動きで腰を押し付けている。
「んっ、んぅ……はっ、はぁっ……あぅ……っ
#9825;」
「またでちゃいそうなんだ〜
#9825; いいよぉ
#9825; 何回でも私の中に出してぇ
#9825;」
甘い囁きに導かれるように細茎が脈動し、緩やかな腰の動きに合わせるかのようなゆっくりとした射精が行われた。色素の薄い小さな性器の先端から、とぷとぷ……っと熱い精液が漏れ出る。羊娘はそれをうっとりとした表情で受け止めた。
「よくできました〜
#9825; よしよし〜
#9825;」
「あっ、あう……
#9825;」
少年はふわふわとした羊毛の感触と、その奥にある双丘の柔さを感じながら、夢見心地のまま快楽に浸っていた。安堵と快感、睡魔が混ざったような蕩け顔をした少年は、次第に眠りの世界へ誘われていく。うとうと瞼を閉じては開けるを繰り返す彼を見つめながら、呟く。
「ボクくんおねむなんだね
#9825; そのまま寝ちゃっていいからね
#9825;」
「うん……おねえさん……
#9825;」
「お姉さんとぎゅってしながらねんねこしようね
#9825;」
幼い耳元へ甘美な言葉を流し込むように言うと、ぎゅっと抱き寄せて柔らかな胸の中へと顔を埋めさせた。ゆっくりとしたリズムで背中を叩き始めると、すぐに穏やかな寝息が聞こえ始めた。
「すー……すー……」
「おやすみなさい
#9825; ねんねしてる間も、お姉さんがぬきぬきしておくからね〜
#9825;」
羊娘は少年の腰を抑えて下腹部を密着させた。起こしてしまわぬように、膣肉だけを器用に動かして膣内の陰茎を刺激していく。徐々に硬度を取り戻してきたそれを、慈しみを込めて抱きしめるかのように、柔らかい女性器が優しく包み込んだ。眠っていて意識がないにも関わらず、少年の身体はその快感にぴくっと跳ね、それに反応するかのように膣肉の動きは速まり、より深い快楽を与え──。
「ふぅ……
#9825; あっ
#9825; んぅ……ッ
#9825;」
「あっ
#9825; んんっ
#9825; でて、るぅ……っ
#9825;」
再び熱を帯びた精液が子宮に注ぎ込まれ、それに合わせて羊娘も絶頂を迎えた。穏やかな寝息をたてながらもぴくぴくと体を震わせ膣内射精をする姿に、彼女は満足げにため息を漏らす。
「真面目なボクくんのむらむらは、全部お姉ちゃんが受け止めてあげるからね〜……
#9825;」
◆
羊飼いとは、孤独な仕事である。
住みかを離れられない農民たちがより広い放牧地で羊たちを世話するために、羊飼いというものは雇い入れられる。移動放牧に出発する時こそ歓待される。だが、そこから先の仕事は1人きり。そのうえ、閉鎖的な農村の人々は、余所者である羊飼いたちを自分達の村へ定住させることはない。羊飼いたちは常にひとりぼっちで(動物たちはいるが)、誰とも心を通わせることなく過ごす時間は長い。その時間を気楽にとらえてのんびりする者もいれば、少しでも良い仕事に就こうと自己研鑽にあてる者もいる。
今、ここにいる羊飼いは後者。
歳はまだ若く、それなりに整った顔立ちは、少年特有のあどけなさを残し、淡色のくせっ毛もまた、少年らしい柔らかさを残していた。このあたりの羊飼いはのんきな顔立ちが多いのだが、彼は珍しく真面目そうな顔をしていた。
彼は、羊飼いとしての自分の役割を理解していたし、それをまっとうしようと努力してきた。しかし一方で、孤独な自分の仕事に満足してはおらず、何かもっと良い仕事に就こうと読み書きや農業、牧畜の勉強に励んでいた。
そんな彼の願いを聞き届けたかのように、ある町の集会所でひとつの話が少年の耳に入った。遠方の牧場で羊飼いを募集している。なんと、一頭の羊を世話するだけで土地付きの家を貰えるというものだった。話がうますぎると他の羊飼いは相手にしなかったが、少年はその仕事を引き受け、羊飼いとして稼いだ僅かばかりの賃金をはたいて野を越え山越えその牧場へ向かった。
少年はこの仕事に賭けていた。いつまでもふらふらと羊飼いの仕事をするよりも、小さくても土地を貰って腰を据えて勉強すべきと考えた。少年は見知らぬ土地にやってきたという不安と、これからの未来への期待を抱きながら、雇い主の家へと向かっていた。空は彼の心をその
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