「あっ、ああっ……きもち、いい……っ」
少年の甘く震える声が、古い遺跡跡に小さく聞こえた。
人気のないその場所に、粗末なキャンプがひとつ設置されていた。
口淫の快感に身を震わせる少年の姿が、焚火の光に照らされる。
「ちゅう……じゅぽ、じゅ、ぽ……」
少年の吐息や喘ぎに上塗りするように、ぬめついた淫猥な水音が響く。少年の足首にはズボンが下着ごと降ろされ、上着をたくし上げ晒した自身のモノをしゃぶられる快感に熱く息を荒げた。
「んちゅっ……ん、じゅぽっ……」
「ぅぁっ……はぅ、はぁっ……」
少年の小さなモノを咥え込んでいるのはゴーレムと呼ばれる魔物娘だ。ゴーレムは床に跪き、そそり立った少年のモノへと、かしずくように顔を埋めて口淫を行っている。じっと少年を見上げながらその美しい顔を前後に揺さぶると、さらさらと金色の髪が揺れる。褐色の口元は自身の唾液と少年の先走りで濡れていた。
「じゅぽ、ちゅぷ……ちゅぽ、ちゅっぽ……」
「ああっ、はぁあっ……っ!」
少年が息を吐きながら身を震わせても、ゴーレムは特に反応を返すことなく一定のリズムで口淫を続ける。ぷるりと弾力ある唇はすぼめられ小さな少年のモノをぬるぬると扱き、ぬるついて温かな液体に塗れた口内で少年のモノを包み込む。
「ちゅぷ、くぽ、ちゅぷ……」
「あっ、ああっ、ひぅ……っ」
少年がひときわ切ない声をあげるとゴーレムは一瞬動きを止め、それから顔の動きを速めた。水音がいっそう大きくなり、少年の足は快感でがくがくと震えだし、快感を逃がそうとしてか、たくし上げた服の裾をぎゅっと掴んだ。
「ちゅる、ちゅぷ、ちゅっぽ、ちゅっぽ……」
「うぁっ、はぁっ、あぁあっ……!」
きゅっと結ばれぬるついた柔い唇が、にゅるにゅると竿を扱き、カリ首をくぽくぽと弾く。熱くぬめった舌が亀頭をぬる、ぬる、と一定のリズムで舐めまわし、少年の未発達なそこはびくびくと震えっぱなしになっていた。
あまりの快感に少年の腰が砕けると、ゴーレムはすかさず彼の腰に手を回して支え、更に深く咥え込み、顔の動きを速めた。舌や唇の愛撫が激しくなるのに加え、じゅるじゅると吸引されるような快感に一気に射精感が高まる。
「じゅっ、じゅるぅ、じゅっぷ、ちゅっぽっ、じゅるる……っ」
「うぁあっ、あっ! はぁあっ! は、げしっ! んあっ、ぅぁっ!」
ゴーレムはあくまで無表情のまま、少年のモノを咥えたまま顔を前後に振る。ぷるりとした唇が竿をぬるぬると擦り続け、舌先でカリ首を機械的な動きで何度も何度も舐めまわし、時折頬肉に少年のモノを押し付け、彼女の頬が内側からぷくりと膨れる。
「ぅあっ、出る、出ますっ……あっ、その、まま……――っ!」
「じゅぶっ、じゅろろ、ぢゅぷぅっ……んむっ、んんっ……」
少年の言葉に従い、ゴーレムは彼の射精を口内で受けた。彼女は嫌がる様子も驚く様子もなく、びゅくびゅくと口内に放たれる精を無表情で受け入れていた。口内でびくびくと跳ねる肉竿を唇でゆっくりと扱き、精の溢れる先端を舌の上へと固定する。
どろどろとした白濁で舌の上を満たしながら、ゴーレムはまた一定のリズムで顔を前後に動かす。射精が収まると、少年の腰を支えていた手の片方を離し、彼の竿へと持って行く。色素の薄いぬるついた竿を扱き上げ、尿道に残された精を押し出した。
「んちゅ……ぷあぁ……」
ゴーレムは無表情のまま少年に向けて口を開け、舌の上にできた白溜りを見せた。白濁した液体が彼女の唾液と混ざりふるふると舌の上で揺れている。白濁の生臭い匂いと、どこか甘いような彼女の唾液の匂いが混ざり、立ち昇る。
少年が荒い吐息のままそれを見つめていると、ゴーレムは口を閉じてなんの躊躇もなく少年の精を飲み込んだ。こくん、ごくんと喉を鳴らして飲み込んだゴーレムは再び口を開け、白濁を飲み干したことを少年に伝えた。
「精飲完了、お疲れさまでしたマスター」
色気もなにもない無機質な声でゴーレムは少年に声をかけ、まだ足腰の定まらない少年をそっと座らせた。射精の快感が引いてきた少年は、どこかバツが悪そうに身じろぎして、美しいゴーレムの顔を見た。
「陰部の清掃が必要ですね、湯を用意します」
「あ、あの……!」
「どうかなさいましたか、マスター」
「……いや、なんでも……」
少年が言いよどむと、ゴーレムは「清掃の準備をします」と言って粗末なテントの中へと入って行った。少年は喉まで出かかった言葉を飲み込み、その背中を罪悪感のこもった目で見ていた。
◆
ある日、少年は旅の途中に立ち寄った遺跡跡地でゴーレムを見つけた。土と瓦礫に埋まるようにして彼女は打ち捨てられていた。それをみつけた少年は、その美しさに見惚れた。そして、ある噂を思
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