4章

(次は港町・・・イバラ〜イバラ〜24時間バスの旅お疲れ様でした)

アナウンスが終わると直ぐに止りケンタウロスバスから降り、色々な魔物娘が降りて行くと最後にカラステングのリニッシュと彩登が降りる。

「大丈夫彩登君?」

真っ青な顔でバスから降りる彩登。

「大丈夫じゃない・・・あんなに揺れてしかもスピードも早いし・・・もうリバース寸前なんだよ・・・うぷ」

「ってこんな往来でリバースだけはダメですよ!」

「む、無理・・・」

彩登がリバースしようとしたその時。

「おいこれに出せ」

どこの誰か知らない女性に渡された袋にリバースする彩登。

「よほど我慢してたんだな・・・」

「そうみたいですね、あ、ありがとうございます」

「いいって気にすんな困った時はお互い様ってな・・・じゃな」

意気揚々と港の方角に進む女性。

「ああ・・・ちょっとスッキリした」

「そうですか」

「さっきの人は?」

「もう行きましたよ」

「そうか俺もお礼言いたっかたな」

「ひょっとしたら、港に行けば会えるかもしれませんよ?さっきの人港の方へ行きましたし」

「そ、そうか・・・う」

再びリバースする彩登。

「と、とりあえずもう少し落ちついてから行きましょうか」

「ああ・・・そうしてくれ」

適当にベンチを見つけ座り酔いを覚めるまで座るのであった。

※ ※ ※                         ※ ※ ※

酔いも無くなり、港の方へ行くと色々な魔物娘が魚を売ってたり、船に乗る切符を売ってたりしている。

「それで、リニッシュさんの知り合いってどんな人?」

「知り合いというより、私の所属する空間調査部の一員なんですよ」

「へ〜」

「まぁすぐに見つかると思うんですが・・・」

辺りを見渡すとバサバサと飛んで近づいてくる人(?)がいた。

「ららら〜リニッシュさ〜ん見つけま〜し〜た〜♪」

身体は人だが足は鳥の爪、腕は翼の少女がぺこりとお辞儀する。

「ルンドさんごめんなさい遅くなって」

「いえいえお気になさらずに〜♪ちょうど知り合いも船に戻ってきたところなので〜♪・・・こほん駄声で失礼ところでそちらの方は?」

リニッシュのとなりにいた彩登を物珍しそうに見るルンド。

「あ、この人は私の助手なんですよまだ入って間もないので今回同行させました」

「そうですか、初めまして私はルンドですどうぞよろしく」

翼を差し出し、握手を求めるルンド。

「お・・・わ、私は彩登っていいます」

そして彩登も手を出し握手する。

「彩登さんですかなかなか面白い音色が聴こえてきそうです、では付いて来てください知り合いが待ってます」

歩いて道案内をするルンド。

「よかったですね徒歩で」

「ほっといてくれ」

歩いてルンドについて行く彩登とリニッシュだった。

※ ※ ※                         ※ ※ ※

「テ・キーラさ〜ん♪お待たせしました〜」

ルンドに連れられて船着き場に行くと彩登にエチケット袋をくれた女性がいたただし上半身は人間、下半身はタコのスキュラ娘だった。

「ゴクゴク・・・おうルンド遅かったな・・・って何ださっきの」

「あ、貴女はあの時の」

「ああ〜さっきはありがとうございます」

「いいって気にすんなよ、にしても何の因果かね・・・ルンドの知り合いがあんた達とはね・・・さてまずは自己紹介だあたしはこの海賊船の船長スキュラのテ・キーラだよろしく」

「か、海賊!?」

「る、ルンドさん」

肩をたたき耳元で話すリニッシュ。

「知り合いが海賊なんて聞いてませんよ?」

「あ〜それは聞いてこなかったので言わなくてもいいと思いました」

「え〜」

「聞こえてるよ、なんだい海賊じゃ悪いのかい、うん?」

話し声が聞こえ文句を言うリニッシュを睨むテ・キーラ。

「あ、いえそういう訳では・・・ありません」

「まぁ・・・不安になるのはわかる、海賊だしな・・・だがなあんたらはこれから人魚の海に行くんだろう?あそこの海はなただでさえ気象が荒いんだぜ?行くか行かないはあんたたちしだいだ・・・どうする?」

気性が荒いと言われ怖くなるリニッシュ、しかしそれと反対に彩登の目は輝いていた。

「いいな荒い海か・・・冒険だな!」

「おう冒険だそっちは話がわかるな!」

「おお、俺行くぜ」

え!っという顔をするリニッシュ。

「ほほぅいい根性してんなぁ!気にいったぜガレノア杯(さかずき)用の器持ってこい!」

「アイアイサー船長ぉ」

ガレノアと呼ばれた少女は船の中に入る。

「杯?」

「おう、あたしはな気にいった奴とは杯を交わすって決めてんだ」

「おお生で杯を交わすのは私も始めて見ます」

ワクワクする
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