2章

時間は少し遡り、とあるビルの部屋に何かを調べている。

「観測結果出ました」

一人の魔物娘がに女性に結果を報告する。

「何処?」

「場所はリュウ山です」

「リュウ山・・・確か・・・カスミの館がある場所ですね・・・」

クスッと笑い椅子から立ち上がり一室を出ようとする。

「まさか、リニッシュ様お一人で行かれるおつもりですか?」

「ええ」

「危険ですリュウの山には確か、化け物猫が出ると聞いた事があります」

「化け物猫・・・それはそれで見てみたいわじゃあ行ってきます」

一室から出て廊下に出てエレベータに乗り、屋上へ向かう。

「楽しみだわ・・・化け物猫に突如発生した空間湾曲・・・」

屋上につき、外に出て背中から翼を広げ闇夜に飛んでいく。

※ ※ ※                         ※ ※ ※

そして時は戻り朝の10時、彩登とアキは街道を歩いていた。

「日常用品ばっかりだけど・・・これだけでいいのか?」

「はい、ちょうど歯ブラシ粉にシャンプー、リンスとかちょうど切らしてたんです」

「あれ、食糧とかは大丈夫なのか?」

「食糧はいつも山で取ってますから」

「・・・え・・・山って後ろにあるあの山?」

「はいそうですよ」

「・・・」

立ち止まり段々顔が青くなっていく。

「えっと・・・毒キノコとか…?入って・・・ル?」

「毒キノコ?そんなの入ってるはずないでしょう?」

「だ、だよな・・・」

ほっとして歩くのを再開する。

「それにあの山には毒キノコなんて生えてませんから大丈夫ですよ」

「そ、そうかよかった・・・」

「あの彩登さん・・・」

「なに?」

「・・・あぅ・・・な、何でもありません・・・」

首をかしげつつ、館に向かう二人であった。

※ ※ ※                         ※ ※ ※

館の少し手前で一人の魔物娘がいた。

「あれ、誰かいますね」

「ほんとだ・・・何かもめてる様に見えるけど・・・?」

彩登は必死に目を凝らしてやっと見える。

「そうですね・・・ちょっと聞いてますね」

「え聞いてみるって・・・どうやって」

彩登がアキを見ると猫耳を立てていた。

「・・・あ、アキさん?」

「あ、すみません少し黙っててください」

「・・・い、イエっさー」

彩登は黙り、アキを見て本当に聞こえているのか?疑いたくなるが。

「あわわ、なんか館には入れなさそうです・・・」

「え・・・?本当に聞こえてるのか・・・?」

「はい、なんかここら辺にいじょう・・・くうかん・・・わんきょく??が発生して、この館を調べさせろって・・・」

「・・・マジか・・・」

色々本当なのかわからないが、とりあえずアキの言う事は正しそうにも見えた。

「じゃあどうする?これじゃあ入る事は難しいと思うけど・・・」

悩み考える彩登、しかし。

「それでしたら私が先に行きます、彩登さんはこの茂みに隠れててください」

「え、アキさん?」

大人のようにビシビシ歩いていくアキ。

「私が行かなくて、誰が行くんですかここは私に任せてください」

「アキさん・・・」

歩く後ろ姿に静かに見守る彩登は不安しかなかった。

※ ※ ※                         ※ ※ ※

館の前では、館の住人、アルプのラズべリアとリニッシュがもめていた。

「ですから先ほどから申し上げてますように家主はまだ帰ってきてません」

「それはつまり?この館には何かある・・・という事ですよね?怪しいですね」

「お言葉ですが怪しいのは貴女の方だと思いますが・・・空間異常調査部なんて聞いたことありませんけど?」

にらみ合う二人、すると。

「あの、館に何か御用ですか?」

「あ、アキさん・・・お帰りなさい」

「ただいま戻りましたラズべリアさん・・・あの館に何か御用ですか?」

アキが話しかけるが、空間異常調査部のリニッシュは固まっていた。

「・・・」

「・・・あの・・・?」

「・・・か・・・」

「・・・か?」

そしてアキに飛びつき抱きしめる。

「可愛いぃィィィィ!!ほっぺもプ二プ二〜猫耳もさらさらしてるぅぅぅ〜お持ち帰りした〜〜〜いぃぃぃぃぃぃ」

「にゃ、にゃあ!!?ちょ・・・ちょっと・・・は、放して・・・放してくださいィィィィィィ(涙)」

抱きついて放そうとしないドタバタして逃げようとするアキ。

「お名前は?お名前はなんていうの??」

「わ、私・・・あ、アキ・・・アキです」

抵抗しつつ、名前をいうしかし一向に放そうとしない。

「アキちゃん・・・いい・・・最高!!もう持って帰るぅぅぅぅ!!」

「いや、持って帰らないでくださいィィィィ・・・ってラズべリア
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