純白VS黒濁

さてまず現状の把握しないとな。

1、俺は死んで天使と堕天使に導かれ魔導院学園で生徒になった。
2、そんで今日は学園に着くまで歩き疲れたので寮で休んでもいいと学園長に言われ寮に行く。
3、そして俺は刑部狸で寮母長の麻子さんに寮と部屋を案内されとりあえずベッドに横になっていた。
そして・・・今。

「ZZZzzz」

いつの間にか寝ていた自分の隣に見ず知らずの女性が寝ていた。

「・・・」

しかもがっちりと腕に抱きつかれている。

(ってなんだよこの状況!?いつ入ってきたんだ?寝ている時か?しかも・・・がっちり腕を掴んでるし・・・逃げようにも・・・逃げられない)

恐る恐る隣で寝ている女の子を見る。

「ZZzz・・・むにゃ・・・」

顔は美人で少し耳が尖っていている、最初はエルフだと思ったがよく見ると肌は少し黒い例えるなら堕天使エノンと同じくらいの色さしずめ彼女はダークエルフと言ったところか。

しかし困った事に今自分の腕に意外と大きい胸を押し当てられてる状態であり。
下手に振りほどこうとすると起きる可能性があり硬直状態。

「いい加減にこの状況をどうにかしなきゃな・・・」

意を決して起きあがろうとしたその時部屋の前の扉からノック音がする。

「すーはー・・・すーはー・・・よし、青野響君失礼するよ」

返答する暇もなく入って来る女の子、不意に寝たふりもしてしまう響。

「なんだ寝ているのかな?う〜む・・・困ったな」

幸い起きているわかっていないみたいなので相手がどう動くかを探る。

(ここは起きるところだろうか・・・それともこのまま・・・)

しかし無情にもその考えは打ち破られた。

「うぅぅんダ〜リン・・・」

この言葉が部屋の空気を凍てつく。

「そ・・・その声は・・・エルファ!!」

掛け布団を取るとベッドに響とダークエルフ。

「・・・エ〜ル〜フ〜ァ〜!!」

「・・・何よ・・・ワーズ・・・」

本当に寝ていたのか疑問に残りつつ目を覚ますエルファ。

「貴女何故ここに・・・しかも・・・何抜け駆けしてる!!」

「別にいじゃん減るもんじゃないし」

減る減らないはいいとして起きるべきか否か焦り出す響。

「ワーズ・・・そんな事言ってるといつまでたっても男なんてできないし・・・それに私はダーリンが好きだからこうしてるだけだし」

「ふん・・・そんな事言ってすぐに違う男に靡(なび)くのがダークエルフじゃないか」

「な、なんですって!」

ベッドから降り、がんと向かって睨みつける。

「私がいつ他の男に靡いたのよ!」

「いつもだろうが、お前たちダークエルフは」

「はんそれを言うならあんたたちエルフだっていい男見つけるまでずっと処女じゃない!」

「ふん好きな殿方を見つけるまで処女を守る・・・何がいけないというんだ?」

「そんな考え方はもう古いって言いたいのよこの無計画女!」

「ふんなんとでも言うがいいこの痴女エルフ」

「な・・・なんですって!」

人の部屋で喧嘩が始まり起きるタイミングを逃す響。

(この二人・・・いつまで喧嘩してるんだ)

いい加減起きるかと決めゆっくり目を開けようとする。

「はぁはぁ・・・この陰険娘」

「何を牝痴女娘が・・・」

「・・・おい」

「「!?」」

二人は声がする方を見るといつの間に起きていたのか響を見る。

「喧嘩するのもいいけどさ他でやってくれるか?」

「だ・・・ダーリン起きてたの?」

「まぁ・・・ていうかダーリンって?」

ずっと気になっていた事を聞く響。

「ダーリンは私のここ(胸)を射抜いたから・・・だからダーリン」

「・・・騙されるなよ青野響君、ダークエルフは見境がない上に人間を愛玩動物だとも思ってるからな」

「それ遠い昔の話でしょうが!!そういうエルフだって人間嫌いなんだから出ていきなさいよ!」

「な・・・言ったな痴女娘私は青野響君に用があるから来たんだ出ていくならそっちだろう」

また喧嘩が始まりベッドから立ち上がり気づかれぬように歩き部屋を出ようとすると。

「何処に行くのダーリン?」

すぐにばれてしまった。

「君の部屋で喧嘩してすまないと思ってる」

あ、自覚があったんだと思いつつ声には出さず心の中でとどめる響。

「だが、私は君に用があってきたんだ」

「は・・・はぁ」

「だから聞いて欲しい」

「お・・・おう」

深呼吸をして落ち着かせるワーズ、そして覚悟を決め大きな声で言った。

「・・・わ、私のお・・・夫になってくれ!!」

頭を深く、深く下げるワーズ、すると直ぐにエルファが反応する。

「ちょっとぉぉぉぉぉぉぉ何告白してんのよ!私は認めないから」

「う、うるさい・・・い、今エルフ族は急激に人口が減っているんだ」

すると次は
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