「なんでアタシのが上位互換なのに作品数が少ないのよ!!!!」
「いや…まぁ、落ち着いて…」
「落ち着いてなんかいられないわ…」
それは些細なことの発端だった。
この怒りで赤くなっているのかもともと赤いのか分からないレッドスライムは、クラスメイトのアカネ。
最近仲良くなり、こうしてたまに家に呼んだり呼ばれたりするのだ。
で、本題。
十分前くらいに遡る。
僕は高校生だ。
そう、思春期だ。
そして最近この魔物娘達をモチーフにえっちぃ妄想小説のアップされるサイトを見つけたのだ。
いや、割と皆知ってるんだけど。
僕が時代に取り残されてただけらしいんだけど。
クラスで「なぁなぁ!!こんなサイトあったぜ!?」って自慢したら、「…お前…知らなかったの……?」と本気で心配されたくらいだ。
泣きたい。
そんな事はどうでもいい。
で、今日はパソコンを立ち上げ、某ブルーベリー色をした全裸の巨人のゲームをアカネにやらせてみようと思ったのだ。
しかし僕はダウンロードするのを忘れてしまっていて、アカネが来てからリアルタイムダウンロードすることにしたというわけだ。
ここまで言えば勘の鋭い人はわかると思うが…
そう。予測検索に出てきた、「エロ魔物娘SS投稿所 トップページ」というのをバッチリと見られてしまったのだ。
それを見たアカネはそりゃあもう興奮し、某青鬼そっちのけでそのサイトをクリック。
で、レッドスライムの小説を探し…
「なんで!?スライムより頭もいいし、制御能力もあって体つきも変えられるから完全上位互換じゃない!!」
と、なるわけだ。
「い、いや…スライムだって良いとこあるよ?馬鹿っぽいところが好きな人も居るだろうし…」
「うぅ…そりゃ…それは人の好みだろうけど…なーんか納得できないわ…。」
なーんとか納得させなければならない。
「アカネ?」
「何よ…」
「世の中にはシンプルイズベストという言葉があってね?」
「…パイズリよりパイズリフェラとか、騎乗位よりろくろ回しとか言ってる人に言われたかないわよ…」
「うっ!?」
今のカットで!!性癖が!!性癖がバレるから!!!
「…はぁ…」
「………ってか、なんで知ってるの?」
「えっ、あ、いや、それはその…っ」
「僕ひとに言ってない筈なんだけど。」
「…えーっと………っ」
アカネはさーっと目線を逸らす。
「………監視カメラとかないよね。」
「流石にないわよ!盗聴器くらいしか!」
「……」
「………………あっ」
「ん、盗聴器の場所教えて?」
「えぅぅぅぅ………」
盗聴器解除。
うん、魔物娘を相手にしてるしこのくらいは想定の内だ。
取り乱したりなんかするもんか。
「……で、本題に戻るけど…」
「ん?」
「…皆私の事好きじゃないのかしらね。」
「…えっ」
予想外の話題だった。
「いや…だって小説数を見る限り、一番好きな魔物はレッドスライムです!って人居なさそうじゃない?」
「あっ…あぁ…いや…」
「………」
「…その…」
これは困った。
基本的ナイーブになったりはする事のない彼女なのでこういう時どうすればいいか…
「…いいわ。」
「な、何が?」
「あなたをレッドスライムの虜にします。」
「………は?」
「ちょうどベットもあるし…ほら、さっさと寝なさいよ」
「えっ、いや、何言ってんの!?」
虜!?ベッド!?
待って!?
「…いいじゃない…減るもんじゃないし…」
「いやいやいやいやいや」
「聞き分けの悪い人は嫌いよ?」
「……わ、分かったよ…」
いや、まだ虜って言われただけだ。
もしかしたら耳掻きとかかもしれない。
というか耳掻きだ。
やったぁ!僕耳かき好きなんだよなぁ!
「…寝たよ。」
「ん…やっとこのタイミングが来た……」
そしてカチャカチャとベルトを外す。
耳掻きじゃないなこれ。知ってた。
「…ふふ…宝船とか好きよね…」
「だからなんでそんな体位知って…っ」
「盗聴のたまもの?」
「…うっ…」
宝船、とは、騎乗位の状態で片方の足を抱き抱えられながら責められるという…M男喚起の体位なのだ。
「…ん…っ」
「ぁっ!?」
「私はジェルだからなんとでもなるけど…あんたのは慣らしておかないと、ね。」
そう言ってアカネはそのゼリーのような手で僕のモノを包み込み、ちゅくちゅくと音を立たせながら上下にシゴキはじめた
「あんたの思ってたより小さいわね…」
「う、うるさいなっ、くぅっ」
「…まぁ。好きよ、こーいう小さいのも…可愛くて。」
「やめ…っ…」
「ダメよ、まだガマン汁すら少ししか出てないじゃない。」
「ふぁぁ……」
僕は基本的にオナホールとか使った事がなく、相棒
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