では、手始めに、私が最初に集めたこの御仁の話から始めよう。
中立地区、ファルドの森、外縁地区。
一人の青年が、花の世話をしていた。
その青年の名前は、デュオ・ディックソン。
デュオ君は、金髪碧眼で、身長も高く、この辺りで評判のあるイケメンである。村人たちに「デュオ君に彼女がいないのは絶対おかしい」と言われるぐらいだ。
しかし、そんな彼には一つの大きな秘密が隠している。
「デュオ君、おはよう!」
「ああ、レイちゃん!いらっしゃい!」
彼に声をかけたのは、レイ・クリーノス。牛乳牧場の一人娘で、大変たわわな巨乳の持ち主である。
「今日もお花を買うのか?」
「う、うん!いえ、そうでもないけど...」
明らかに目の前の少女の言動がおかしい。なにか大事なことを言いたいような気がする。
もじもじしているレイは、自分のおっぱいを寄せ、緊張で赤面している様子を表している。
その胸は、どうやら毎日牛乳をがぶ飲みしている賜物であろう。小さくてサイズが合わない服からはみ出す、まるでスイカのような大きさと深い谷間、彼女の体香とともに、ものすごい存在感を発している。
デュオ君はもちろんそれを意識し、視覚的な刺激によって少し照れていた様子。
彼女はついに、隣にある薔薇を取って、大声で言い出した。
「わたし、デュオ君のことが好きです!付き合ってください!」
デュオは予想していた。こういう挙動をしていると、もしかして告白が頭の中に浮かんだ。
もちろん、レイと幼なじみであるデュオが、彼女を気に入らないと言うのは嘘だ。
その愛らしい顔、琥珀色の目と栗色で艶のある髪の毛。そしてなによりもそのシャイな性格に反して、自己主張の激しいスタイル。
しかし、彼はなんと、深くお辞儀した。
「ごめん、めっちゃ嬉しいけど、レイちゃんの気持ちは受け入れられないんだ。俺はまだ恋をするつもりはないので。」
もちろん、これは紛れもなく嘘である。先までレイの胸をガン見していた彼には、かわいい・セクシー・優しいの三拍子揃ったレイは、デュオは前から告白するかされるかを想定していた。
レイが悲しげに去って行った後、デュオはすぐ店の奥へ入った。
「やっちまった。レイちゃんの告白を断った!何考えてんだ俺!幼なじみになに怖がるんだ馬鹿野郎!」
デュオは机の上に伏せて、こっそりと涙を零していた。
とうとう、彼は机から起きて、自分の股間にある二つもっこりした部分を触って、黙々とズボンを脱いで、その二つの突起物を解放した。
デュオの陰茎は、なんと二本もある。二つ同時に排尿・勃起も出来れば、二つ同時に射精することが出来る。いかにも正常に作動している一対の陰茎である。
とはいえ、普通の女の子であれば、このようなものを見せたら、大半怖がって逃げ出すものであろう。
「こいつさえなけりゃ…!」
憤りに任せ、隣にある枝切り挟みを取って、片方の陰茎に構え、それを切り落とそうとした。
が、男にとって自ら去勢することなんてできるわけがない。彼は恐怖に打ち負かされ、鋏を落とした。
「自分の体を切れるわけがないな。」
(…このもう一本のちんぽは、俺の余った枝だ。しかし花屋の俺は、自分の体を剪枝することすらできない。)
彼はそう思っていて、そしてなんとなく、レイの胸を想像し始めた。
「レイのおっぱい、もうだいぶ熟れたものだな。一度揉んでみたい…」
欲情に負けて、彼は両手でちんぽを掴んで、扱きはじめた。
「レイ!…好きだよ…レイ!」
二本のちんぽを同時にいじるに多少は慣れているが、二倍の快楽は、彼をすぐ絶頂に導いた。
数分のいじりの末、一対の陰茎から二流れの白濁が同時に噴き出し、体に掛け、服を濡らせた。
「はあ...はあ...終わったな。」
デュオは、汚れた服を脱いで、すぐ風呂場へ向かった。
〜〜
「どうして…?デュオ君、なんで、わたしのことを...」
レイは、涙目で、帰り道を彷徨っていた。
スイカにも匹敵する胸は、彼女の動きと同調し、ぶるんぶるんと揺らしている。
レイは、子供の頃からデュオと知り合っていた。彼女は牧場の一人娘で、デュオは花屋の一人息子。二人の両親すら「このふたりを結婚させよう」と思っている。
しかし、5年前から、デュオの両親が魔法研究で失踪して以来、デュオは花屋を継いで、毎日花のお世話に没頭している。レイはできるだけデュオにお見舞いに来たが、毎日花を買うわけでもできないけど、しかし「デュオくんと会いたい」とは、どうしても言えなかった一言だった。
そして今日、自分の気持ちをはっきりした結果、まさかきっぱり断った。しかも幼なじみに。
「はぁ。」
毎日の労働と牛乳の賜物とはいえ、この体は彼女にとって、その負担は重かった。
レイは、森の道端に坐って、やがて横になった。
「胸、重い…」
彼女は、無意識に自分の胸を揉み始め、ゆっ
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