プルルルル・・・プルルルル・・・ガチャッ
「もしもし」
「指名が入りました。
名はフィルト
種族はヴァンパイア
仕様は『 主従関係の逆転 』だそうです。
必要な資料は後ほど届けさせますので、目をお通しの上お願いします。」
「了解」
ーーーーーー暗示催眠開始
俺は彼女の召使い
俺は彼女の全てを知っている
俺は彼女に最も近く最も遠い存在
俺は相手を辱めることに喜びを覚える男
・・・・・・・・・・。
ガチャ・・・
「ここだわ」
金色の髪に紅い瞳、鋭い牙からヴァンパイアと確認。
部屋の中心で跪いている男を発見。
「これが・・・」
「フィルト様、今日はどんなご用ですか?」
男がそう言うと
彼女は少し物足りなさそうな顔をする。
「そうね・・・」
いつも家にいる男と変わらない態度。
自分が求めているのはこんな形じゃない
そんな意志で溢れている。
「楽しいですか?」
「っ?!」
突然
男から核心を突いたような言葉が放たれる
「な、何が言いたいの?」
男は目の前で立ち上がる。
「に、人間のくせに私の前に立つんじゃないわよ!」
そんな声が届いているのか否か
立ち上がるどころか
手を伸ばせば背中に手が回せるほどの距離まで近寄ってくる。
「ちょ・・・と・・・」
背丈はそれほど変わらず
目の高さは同じ。
そんな体勢で
男はヴァンパイヤに対して鋭い目をする。
そんな男の目を見た彼女は
胸の奥が息苦しくなるのを感じながらも
主人としての威厳を保とうと抵抗する。
「な、何よ、その目は」
男の手が彼女のスカートの中に伸びる
それを慌てて手を掴み制止するヴァンパイア。
「私の方が力は強いんだから、あまり出過ぎたことは・・・」
言葉の終わらぬうちに
男の手が更に伸びていく。
「捻り潰すわよ?!」
「・・・出来るんですか?」
「!!」
あくまで挑戦的な男
「この手を制止する事も出来るはず、それでも手を留めないということは」
遂に指先が彼女の秘所に触れる
「あんっ」
「受け入れているってことだろ?」
「く・・・口の利き方に」
「まだそんなことを言っているのか?」
男の指先が陰腺をなぞる
「あんっ・・・やぁっ・・・」
「まだ自分の本当の気持ちを偽るのか?」
なぞり続ける
「んっ、んあっ、ひっ、くっ・・・」
「俺はお前の好きなことを知っている。感じるところを知っている。」
男は彼女の耳元に口を寄せ囁く
「俺にまかせておけ、望みを叶えてやる」
ヴァンパイアは目をぎゅっと瞑りながら
顔を上向かせ、与えられる快楽に浸る。
そう
望んでいたものがすぐそこにある。
そして目の前の男はその望みを知っている。
種族の血に抗うほどの性癖
それを今受け入れてくれる者が目の前に・・・
「あっ、あっ、あっ、い、くっ」
男の指先は熱を帯び
絶頂がすぐそこにあることを知らせる
シュッシュッシュッシュッ・・・
布を擦る音とヴァンパイアの喘ぎのみが空間に広がる。
「やっ、んあっ・・・ああああああああああぁぁぁぁぁ・・・・・・・・」
びくんびくんと彼女の体が震え
二人の足下には水溜まりが出来る。
膝からは力が抜け
ヴァンパイアはその場に座り込んでしまった。
「俺の奴隷になれ・・・フィルト」
「あ・・・」
男に名指しで呼ばれる喜び
そして見下ろされる喜びから
彼女は完全に男の虜と化していた。
すっ・・・と静かに屈み
座り込んでしまっている彼女の目の高さに
鋭い目が合わせられる。
「早速命令だ。俺を、満足させてみせろ」
「は、い・・・、んっ?!」
口元に勢いよく押し付けられる男の唇。
あまりの勢いに彼女は上体を倒され
頭を寝かせながらの口吻となった。
「・・・・・・」
男は全くといっていいほど動かず
全てを彼女に委ねる。
「・・・んっ・・・ちゅ、はむっ」
その意を汲み
ヴァンパイアは自らの唇と舌をもって
長く生きてきた中で
決して許されることの無かった
『 奉仕 』を堪能し始めるのだった。
「ふっ、じゅくっ・・・はぁ、んんっ、ちゅうっ」
二人の口元からは透明な液が漏れだし
目を瞑り、頬を上気させながら懸命に舌を動かす姿は
とても艶やかなものだった。
しかし
男は尚も無表情。
ただただ目の前で奴隷と成り下がった女を視姦するのみ。
その冷徹な瞳にすら快感を感じる彼女は
快感を与える者から
快感を与えられる者として完全なる変貌を遂げた。
「んっ!・・・・んん!んんんんっ・・・・んんー、んんー」
ヴァンパイアの体が跳ね
水溜まりがさらに広がる。
・・・脱ぎたい
実際のところ
彼女としては一刻も早く衣服を脱ぎたかった。
スカートは自らの精液に汚され
下着においては、既にその役
[3]
次へ
[7]
TOP [9]
目次[0]
投票 [*]
感想[#]
メール登録